休日はユニクロ行く予定しかないけどユニクロの服しか持ってないって話
こんばんは。
このタイトル、わかりみが深い〜と思ってくれる方は、少ないんじゃなかろうか。
そして、私ほどユニクロの服しか買ってない女性も珍しいのではなかろうか。
服がユニクロなら、カバンも靴もユニクロで、オール・ユー(?)・ニード・イズ・ユニクロ。
全ての元凶は仕事だと思うのです。
常に仕事のこと考えて疲れているので、服を買うしか楽しみとエネルギーが残ってないのでしょう。
時給で気楽に責任なく働いていたのですが、今や直雇用契約を結んでいます。法律の制限でね。
常にうっすらと張り付く、仕事の不安と心配。
そのストレスが、買う、という行動に噴出してしまいました。
昨年は、服買わないプロジェクトをしていたのですが、その反動か、2024はバカほど買っています。クローゼットに入らないほど。
ユニクロC素敵すぎ問題
ところで見ましたか、今期のユニクロC。
全体的に縦に長いシルエットで、ランウェイ的な女性らしさと、ボーダレスなマニッシュな雰囲気。洗練された大人の美しさを感じますね。
どう考えても、低身長のずんぐりむっくり体型を想定したデザインじゃあないのですよ。
どんな体型でも女性は美しい、を表現してたマメクロゴウチのコラボラインとは、デザインの美学がまるで異なっているように見えます。
言うなれば、エルフのため設計された服をドワーフが着ることに近いです。え?力の指輪ですか?ハマってますよ、シーズン1の時からずっとね。
(これはどちらかの体型をディスっているわけではなく、違っている、というためだけの例です。悪しからず。)
しかしです、私は今回、過去一、ユニクロの限定ラインの服を定価でたくさん買いました。
大好きだったイネスコラボやJW Andersonコラボ以上に買ってます。
当時より家賃が安い家に住んでるからとはいえ、アホほど買った…と反省しています。
Style hintの写真が大いに関係あるでしょう。自分と似た体型の方を探して、どう着こなしているのか、サイズはどれを選べばいいのか?と、TikTokに流れるショート動画を夢中になって追いかけるように、Stylehintにアップされた写真をくるくると追いかけます。まあ、TikTok見たことないんですけどね。
ワンピースとつけフードみたいなのに至っては、カラー違いでふたつ買いました。
似合わないとわかってるのに、試着もせずに注文したりするほど熱中していました。
やっぱり、仕事で疲れた私は見た目もボロボロで、実年齢プラス10歳くらいはくたびれて見えます。
それでも、ユニクロCを着ることによって、素敵な誰かになってひととき現実を忘れられるんじゃないか?と夢想して、夢を託してPayPayしてしまうのです。
服買わない生活の振り返り
服買わないプロジェクトを辞めたあと、かつての私がよくやっていた、「狂ったようにZOZOユーズドで500円の古着を買いまくる」の欲望はなくなっていました。
結局、500円で買った古着は五百円の扱いしかしない自分に気づいたからです。特に冬は、嫌なことが多いので、いつ捨ててもいい服を着て、外で嫌なことがあったら、服や靴ごと捨てて気持ちを立て直すみたいなことをしていました。そしてまた買って捨てるを繰り返す。
コロナの頃は、自分のメンタルを守るためそれでも良かったです。その頃より今はメンタルが復活して、洗濯で大丈夫だ、と思えるようになってきました。
また、500円で買う古着は、重かったり固かったりで着心地が良くないもの、体に合わないものも多分にありました。
結局私はユニクロ一強
結局のところ、素材や縫製がコストパフォーマンスに優れているのがユニクロだという結論に至りました。試着もできるし、不要になった時は回収ボックス使えて罪悪感をうやむやにできる。
また、会員登録してから今の今まで買い続けてきた服のログが残っているのも非常にありがたい。(あまりに昔のものは消えてますが。)
そうやって購入履歴を振り返っていると、これは捨てなければよかったなぁ、と思う服がたくさんありました。という反省が生まれると、一旦着なくなっても、すぐに捨てる、という選択肢が沸きにくくなってしまいました。
似たように見えても、少しずつ素材感やフォルムが変わっていくんですね。なので、「これはもう捨てて、来季に同じ型買おう」、と思っても、全く同じものである可能性は低い。◯年のときの素材感やフォルムが私にとって最高だったのに、と気づいても後の祭りです。
生産体系から、ユニクロはスローファッションだと言われてますが、やっぱりデザイン的な目ではファストファッションでもありそうです。常にアップデートしていて、去年と同じとは限らない。
ファストだからと言って、消費のサイクルが高速で回るかというと、私の場合、ノーで、スローです。着心地が良く、安心できる服は、流行を外れても直してでも着たいと感じます。
だから私は、ユニクロを貯めに貯め続けてしまうのです。
ユニクロで、あるデザイン性の高いブラウスを買うか買うまいか悩んでいた時、一つのレビューを読んで、これでいいんだ、と霧が晴れたことがありました。
この部分は、該当商品の説明ではなく、かつてレビュワーさんが買った別商品の説明です。
彼女の手元で、かつての製品が大切にされ、気候に合わせて着る楽しみをもたらしているんだと伝わってきて、何とも言えず胸いっぱいになる文章でした。
だから自然と、私のクローゼットのメンバーとして残り続けるのは、ユニクロだけになってくるのです。
休日私のしたいことといえば、疲れ切ってて、買い物して憂さ晴らしくらいしかありません。せっかく買ったユニクロも、買い物以外に使われることがないのです。
そしてユニクロを着てユニクロに買いに行くという、マッチポンプ状態になるのです。
それでも、疲れ切った私の心を慰めてくれるのは、ユニクロ、それだけなんです。