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手を動かし、リアルな「もの」を作っていく過程に癒されるのではないかと思った話その1

0.ちょっと長いまえがき

だいぶ回復してきましたよ。

体調を崩したことをきっかけに、10か月ぶりくらいに、土日に休む生活に切り替えてみました。
それまでのこの一年は、平日の仕事プラス日曜や祝日にアルバイト、という働き方をし、個人でいただいた仕事をするなどして、毎日働いたりしていました。

平日働いて、休みが二日もあるという環境は、とてもほっとすることに気づきました。

公務員の時も、なんだかんだいって、フルで土日休める日が少なかった。(労働組合、休日出勤、日直、市のイベントの人手、職員組織のイベント、選挙もろもろ)

そんな環境を抜けても、詰めて追い込むクセがあったみたいです。
働きスイッチが入ってるときは、「たそがれ」するような時間の余裕を持つことに、強い罪悪感を感じるみたいなんです。


それに加えて、「お金がない」に追い立てられ、「この仕事を辞めたら、もう働き口がないかもしれない」と焦り、無理と無茶を重ねたのかも。

ぐうたらしまくるときは、呆れられる程にとことんぐうたらなのにねえ。なんなんでしょう。不思議ねえ。これも人間の多面体のなせる業よねえ。

明日は月曜日です。
電車に乗るのが少し怖いけど、できるところまでやってみよう。

苦しい時はどうしても、「今まであたりまえにできていたことができない」としか考えられないのです。
しかし、ここまで元気になってきたら、「今日はここまでできた」と自分を甘やかしてあげることができるようになりました。

一歩進んで二歩下がることも、時にはあるのだから、それも込みで、少し、明日を待ってみようと思います。

1.わたしの働き方改革

私は、住む街も家も仕事も周りの人も、突然何もかも嫌になって、時々すごく変えたくなります。(ネガティブな理由ですね。ふふふ。)
そうなった時に、すぐ動けるような経済力と仕事獲得力が欲しいなあと思っているのです。

現時点では、好きな時に好きな場所で働くようになるには、フリーランスしかないんじゃないかな、と考えています。(ほかにも方法はあるよ、というのがあったらぜひシェアしていただきたいです!)

前職を辞めてから数か月、コーディングやデザインを勉強しました。それこそパソコン一台あれば働けるお仕事です。

しかし、業務委託を受けるにも、パートナーとして契約していただくにも、数年の実務経験が必要だと考えました。(いかにも学校教育的な順序主義のわたし。)まずは、どのような雇用形態でもいいので、働くことにしました。

今は、通勤に2時間をかけて、都会に働きに出ている派遣です。
しかし、やはり、通勤2時間はきつい。仕事は楽しくてもつらい。

我が一番遠いんじゃないかぐらいに思っていたのですが、両隣の方は、もっと遠くから通っていた。
そういう場面で、「やっぱり自分は普通と違って弱っちいし、ダメな奴だなあ」と思ってしまいがちなのです。
長距離通勤の適性がない、という性質だと考えればいいのかな。

OLファッションでパンプス履いて、ビルの食堂でお昼を食べ、隣のオフィスビルのレストランでランチ、ビルの連なる夜景に胸がいっぱいになったりする。
自分の人生に一生現れないと思っていたこれらを体験した時は、「これが自分の求めていた幸せかもしれない」と感じたりもしましたが、体調崩してしまってからは、「どうやら違うようだ」とハッとしてしまいました。

そしてクローゼットを仰ぎ見るのですよ。

年が明けてすぐの頃、春に向けて、化繊のシフォンブラウスとセンターパートのパンツをたくさん買い込んだのです。
街の中において、「辛いことがあっても淡々とはたらく、普通のいち企業人」として見られたかったんです。
見られたかったというか、もはや、誰の目にもとまらぬようなありふれた普通になりたかった。

私の「普通」談義は、これはこれでまた一つのトピックスになってしまいそうなので、この辺にしておきますが、
要すると、
綿のTシャツと綿のパンツ、ウールのセーター、ビルケンシュトックのチューリッヒが心地よかった…
夏は綿麻などのワンピース一枚で過ごしたかったんだなあ…
そういう、自分の体に楽な服を着て、好きな場所で好きな時間に好きなだけ働きたいのに、今の自分が選んだ働き方って、近づいてるのかな?

と、もの食えぬ体で考えていたのです。

2.「やわらかなものづくり」をしたい

前職を辞してから、ほぼパソコンでしか仕事をしていません。
パソコンやガジェットが好きなので、とても楽しい1年でした。
なにより、「パソコン1つで、好きな時に好きなところで仕事をする」の夢に近づいたことが、何よりうれしかったように思います。

しかし、今回の不調では、職場でコードを打ってページを作っていても、
自宅等で液晶画面で絵を描いて(副業)いても、「うっ」と感じてしまったのです。
楽しいはずなのに、好きなはずなのに、パソコンで作業をしていられなかったのです。

パソコン1つ、のリスクって意外とあるな、と思い始めたのです。
状態によって、電子機器を触り、右脳(デザインや絵)左脳(コード)をバチバチに使う作業をすることがとても苦痛になる場合があると知りました。

生きて働いていくには、心を、そして体を癒さねばならない。
それには、時間もお金も必要だという、当たり前のことに気づくのです。

そんな辛い折、大学時代からの友人のnoteを読み、「手仕事」という言葉に出会いました。ピンとくるものがありました。
(いや、今までもなんどか出会ってたはずなのですよ、この言葉に。
でも、やってみようという気さえ起らなかった。その時はまだ。)

パソコンのように固い物、電子的なもので「制作」はできる。絵も文もブラウザページもデザインも全部そうしてきた。

でも、今回初めて、やわらかい触り心地の、実際にかたちのあるものを「ものづくり」したいと思いました。

絵具や色鉛筆、ペンを使って、誰に納品するわけでもない絵を描いてみたい。

フェルト、糸、布、毛糸、綿、そういった、手にやわらかなものを扱い、くりかえし、集中して、つくる作業がしたいのです。

なんだか体が作りたがっているのです。

3.つづき

一旦、今回の記事はここまでにしておきます。

結論から言うと、私はAmazonで刺繍セットを購入しました。
まだ届いていません。

ほんとはフェリシモの刺繍手習いキット6か月コースを購入したかったのですが、届くまで少なくとも1か月はかかるので、とても待ちきれませんでした。

続きは、刺繍セットが届き、手を動かしてみての感想もかければいいなと思います。

では、また後日。

明日もまた、記事を書こう。

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