見出し画像

2024年11月25日|カレーと消化不良とふわふわタクシー運転手

オフィスの近くにキッチンカーが来ていた。
前から気になっていた&美味しそうなメニューだったので同僚と一緒に本日のランチはカレーにした。

2種盛りが選べたので、辛さゼロのバターチキンカレーと唐辛子マークが2つついたポークカレーをチョイス。辛いものが特別得意というわけではないが、寒い時は体を温める意味でも積極的に食べる。末端冷え性ってどうやったら改善されるんだろうか。

キッチンカーには『マイバックの利用にご協力ください』的な案内が貼ってあった。もちのロンだぜ。と、出来上がったカレーと調子に乗って追加購入したホットチャイを受け取る。その流れで目の前に置いてあったプラスチックスプーンとおしぼりを手に取りオフィスへ。『オフィスに食器もカトラリーもあるんだからスプーンもおしぼりも要らなかったね』と気付き、同僚と反省する。エコって難しい。

2種盛りのカレーはどちらの味もとっても美味しかった。ただ、唐辛子マークがついたポークカレーはまったく辛くなかった。近くの麻辣春雨の店で知らないうちに鍛えられたのかな…?美味しいからよし。でもやっぱり辛さを欲していた今日においてはちょっぴり物足りない。そんな日もあるよね。

午後は現在進めているプロジェクト関連で地域のメディアさんにご挨拶へ。
予定通り出発したが、乗り換えの駅についたタイミングで運転見合わせとなる。最悪だ。しばらく再開の見通しもたたないそうなので、現地集合予定のディレクターに遅刻する旨を伝え、仕方なく改札を出て目の前に停まっていたタクシーを捕まえた。

タクシーの運転手さんはタクシーの運転手っぽい見た目のおじさんだった。ただ、ずっと何かを小さな声で話していて、もしかして見えない誰かと話してますか…?と不安にさせてくるタイプだった。たまに私にも話しかけてくるのだが、『今日は海外のお客さんを乗せたんだよ、すごいよねぇ』などと何がどうすごかったのかわからない話を急に振られたり、終始コミュニケーションがうまく取れなかった。

そして、乗車してから20分ほど経った頃、ふわふわとした会話と運転によって私の三半規管が死亡した。

吐く。これはもうダメだ、窓を開けてもらって一瞬持ち直したけど限界だ…。

先方に渡す予定の企画書を入れた紙袋にぶちまける覚悟を決めた。もちろん企画書は袋の中から避難させる。万が一企画書がダメになったら画面で見せながら説明すれば良い、データは後で送れば良い…そうだ、そうだ、おっおっ…おぇぇぇぇえ

お昼に食べたあの美味しいカレーを全部リバースすることになるんだなぁと思ったけれど、結局何も出なかった。私のダイナミックなえずきを聴いて、ふわふわ運転手さんが「大丈夫ですか?」と言ったような気がした。が、記憶が曖昧ではっきり覚えていない。気づいたら目的地に着いていた。

結局約束の時間より30分も遅れての到着だった。打ち合わせは予定通り先に着いていたディレクターが進めていてくれたので本当に助かった。大波は乗り越えたものの、打ち合わせ中もいつまたカレーの波が押し寄せてくるかもしれないと気が気でなかった。大したコメントも提案もできず、私はただ資料を届けるだけの運び屋で終わった1日だった。

色んな意味で消化不良。
そんな日もあるよね。

いいなと思ったら応援しよう!