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2024年11月26日|帰省とコミュ圧お姉さん

昨日の気持ち悪さを引きずっての一日がスタートした。
実際のところ朝起きたときは全快していたのだが、朝食にサーターアンダギーをチョイスしたのが間違いだった。「もう気持ち悪くないしだいじょぶっしょっ!」と判断した朝の自分に喝を入れたい。

今日は仕事を休みにして帰省する。
祖父の具合が悪いらしく、お見舞いを兼ねて一泊二日で実家に帰ることにした。

駅まではパートナーが車で送ってくれた。
他人にはほぼ関心をもたない彼だが、こと身近な人間、私に対しては本当に優しい。彼と出会ってから、私の心や生活は本当に穏やかになった。出会わせてくれたベトナムにあらためて感謝感謝。

東京駅から新幹線に乗り、地方都市のハブ駅に着いた。ここからローカル線へ乗り換える。ローカル線あるあるで次の電車まで40分ほど時間があったためスタバに立ち寄る。

出発前に「スタバでストロベリーが始まったみたいだよ」と甘党のパートナーが教えてくれたのを思い出したが、未だグロッキーがチラつく身体なのですっきりしたくてカモミールティーを注文。「コーヒーより紅茶派なんですか?」とめちゃ元気に店員さんに話しかけられて「あっ…えっ。いや、今日はたまたま…」とモゴモゴしてしまった。私はスタバ店員さんの中に一定数いる『無理やりコミュニケーションをとってくるタイプ』がとても苦手だ。たいしてこちらに興味もないだろうに話かけられたり質問されたりすると「うっ…」となる。『私お客さんと積極的にコミュニケーションとってますよ圧』がつらい。矢印が私でなく自身に向かっている人との会話ほどしんどいものはない。興味があるかないかって意外と感じ取れるよね。もちろん、自然に心地よく会話できる店員さんもたくさんいる。

コミュニケーション圧お姉さんから逃れ席に着く。ティーバッグを取り出した後、蓋をしっかり閉め忘れ、いざ一口飲もうと思ったら豪快に熱々のティーを膝の上にぶちまける。熱い。恥ずかしい。幸い誰にも見られていないっぽい…たぶん…。ハズカシイッ…!!かなりの偏見だが、コミュニケーション圧お姉さんに気づかれたら絶対すごい圧で心配してくるだろうなと思ったので、こそこそとこぼれたお茶を拭き取り何も無かったような顔をして過ごした。

***

ローカル線独特ののんびりした空気に包まれながら40分ほどで地元の駅に着いた。帰省するたびに廃れていくまちの姿を見ると寂しくなるが、仕方のないことだとも思う。地元のことをなんとかしようとする余裕は今の自分にはないから、外野からなんやかんや言える立場にもない。

地元の駅まで親に迎えにきてもらい、そこからまた車で移動しなければ辿り着けない辺鄙なところに実家はある。たまに帰るとよくこんなに何もないところで育ったなぁと思う。私がすぐ海外に出たがるのは、この小さな世界から飛び出したいという欲求が影響しているのかもしれない。

飛び出したくて仕方なかった世界とはいえ、生まれ育った家に着けばホッとはする。3日位までの滞在なら心地よい。それ以上留まるとまたもやもやしてくる。我ながら厄介な性分だなぁ。

夕方になると学童から甥っ子が帰ってきた。小学校一年生になった甥っ子はゲームとYouTubeに夢中で私のことは構ってくれなくなった。ちょっと寂しい。

こたつは暖かい。掘りごたつって最高。
こうして今日も一日が終わる。

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