キーワードは理解・共感・対話【InHouseDesigners#3レポート】
In House Designer 3にnote枠で参加してきました!
今回のテーマはデザイナーから働きかけるチームビルディング。
個人的にずっと興味のあるテーマなので、実践している人たちの声は参考になるし励みにもなります。
今回も、即試せるTipsから、わかりみ100!!なネタもありでとても楽しいLTばかりでした。
チームビルディングとは・・・
「仲間が思いを一つにして、ゴールに向かっていける組織づくり」
引用元:チームビルディングジャパン
レバレジーズ藤本さんと弁護士ドットコム佐伯さんが同じ引用元被りしていました。(笑)
きっと、なんとなくこんなような事をめざしながら日々悶々としているデザイナーさん達があの日あの場所に集まっていたんだろうなと思います。
改めてこう定義されると、うん、その通りだと思う!って感じです。
相互理解と共感
レバレジーズ株式会社の藤本さんの発表では、仲間と思いを一つにするためには「相互理解」が大事だと考え実施した4つのコミュニケーションについて発表されていました。
ドラッカー風エクササイズ以外は基本1on1の腹割り系のコミュニケーションで、メンバーとの距離がグッと縮んだそうです。
この辺は自分も意識しているのですが、やっぱり人間なんでまず「話す」って大事だなって本当に思います。
なので話したいと思うかどうかってのもとても大事で。
この人話してて楽しいなとか、話しやすいなって思ってもらえる空気作りみたいなのは自分もすごく気をつけています。
この中で気になったのがドラッカー風エクササイズ。
これはチームで行う事で、メンバー間でお互いの強みや期待されている成果を認識しあえる点が良さそうだなと思いました。
チームで一つのプロジェクトを動かし、ゴールに向かっていくためには、チームを構成しているメンバーの特性を知る事ってとても重要ですよね。
役割を想像しやすくなるので、能力に合ったアサインがしやすくなってゴールに向かう動力がアップしますよねきっと。
これらを行うことによって相互理解が深まりと共感しやすくなる。
この相互理解と共感の対話がチームビルディングに繋がっているというお話でした。
レバレージズ株式会社 藤本寛二郎さん
いちデザイナーがチームビルディングのために何ができるか?
https://www.slideshare.net/mwmw19/ss-106672932
熱量超大事
弁護士ドットコム株式会社の佐伯さんは今回LTをするのに際して、前回のIn House Designersの資料を読み返したところ、そこに今回にも通じる大事な事がほとんど書いてあった!そうです(笑)
私は前回行けなかったのですが、前回のテーマがデザイナーの成長戦略で、「成長する・できる」には組織のあり方はとても重要なため、チームビルディングにとっても前回のお話はとても参考になるとのことでした。
佐伯さんが所属しているクラウドサインでも、チームのあり方こそが事業成長そのものと考えているそうです。
事業成長を促すチームの取り組みとして行った事は、
・ミッション・ヴィジョン・バリュー
クラウドサインではチーム全員でワークショップをして決めたそうです。
・ユーザー体験の向上
チーム全員でslackにくるお問い合わせの質問を全部見ているそうです。
結構大事な決定やプロセスをチーム全員で取り組んでいるんですね。
これめっちゃ大事ですよね。圧倒的に当事者意識出やすい。
そこで大事になってくるのが、熱量。
熱量は高くなくてもよくて、熱伝導率の高い人になる事が大事とのこと。
組織を走らせるのは人の熱量。せっかくチームでいい取り組みをしていても、そこに熱量がないと意味がないと話されていました。
熱量とか作っているものへの愛とかって本当に大事だと思います。
先日noteに書いた友人の服の購入トラブルの話でも書いたんですけど、作り手のこういう姿勢って結構現れちゃうと思うんですよね。
今ってユーザーの選択の幅が広い時代だからこそ、心のこもったものってとても活きてくると思います。ほんとに。
確かにその友人の購入トラブルのブランド、チームや組織がビルドしてない感を感じました。。。
弁護士ドットコム株式会社 佐伯幸徳さん
チームビルディングとは?
https://www.slideshare.net/YukinoriSAEKI1/inhousedesigners-3
チーム・人・プロダクトを知る
株式会社Speee 五十幡さんもご自身の失敗と成功の体験を通して、理解と共感の大切さを話されていました。
特に前半に話していた失敗談の中で、
デザイナーがいないプロジェクトに入り、お任せしますと委ねられた結果、作り変えることに固執してしまった。
この時に、デザイナーが入ることで、こんなに変わるんだというのを見せなきゃいけない、また、見られているんではないかと考えてしまったと話されていました。
これ、その気持ちわかるわぁと思いました。
会社だと評価もついて回るし、職種関係なくこういう気負ってしまう感じって、少なからずあるんじゃないかなぁと思いました。
そんな五十幡さんは、別のチームにジョインした時には、
・メンバーに積極的にヒアリング
・自分の考えをメンバーに提案する
・メンバーに協力を仰ぐ
ということを実践されていました。
メンバーが作りたいものを理解して、その方法をデザイナーとしてアテンドする事で成功体験に繋がったそうです。
受託にしても事業会社にしても、リニューアルしたいとか、改善したいとかってなった時に、
じゃあなんでそもそもこうしたんだろう?
そしてなんで変えたいってなったんだろう?
って背景を知って思いを理解することってめちゃくちゃ大事で、絶対怠っちゃいけないプロセスだなって改めて再確認しました。
それを知る中でコミュニケーションが生まれ、人とプロダクトを理解することでチームビルディングが進むということも確かにあるなぁと感じました。
株式会社Speee 五十幡梓弓さん
デザイナーがいないプロダクトにジョインした時の失敗と成功から学んだこと
https://note.mu/wooz812/n/n67676a9f3ffe
チームビルディングとは永遠に続ける基礎工事
株式会社クラウドワークスのアタラシさんは、前職ではコピーライターをされていたそうです。
クラウドワークスに入り、2016年10月にデザイン組織(横断)のマネージャーとしてアサインされてから実際やってきたことをチームのフェーズごとに紹介してくださいました。
少人数から最終的には最初の倍以上のチームに拡大して行く中で、どのフェーズでもチームメンバー感の共感や対話を中心とした取り組みをされていたのが印象的でした。
人数の規模によって手法を追加したり変えたりされていましたが、一体感をもつという趣旨はどのフェーズでも共通していたように思いました。
色々やられていた施策
・1on1
・デザインイベントに一緒に行く
・大臣制(デザイン以外の運営実務を楽しんで自律的にやるため)
・座席を近くにする(帰属を高めるため)
などなど
規模関係なく必要な事は続けて、規模に合わせて手法を変えたりしながら、楽しんで取り組めることを模索されているようです。
アタラシさんがフェーズ1でやっていたことの中に、
・お互いの知識量の偏りを減らす
というのがあって、これは自分も今チーム内で目指したいと思っていたので、わかりみがすごかったです。
知識量が同じくらいだと何がいいかって、相談したい事が出てきた時に、今までだと「あの人」って限定されていたのが、チームの人なら誰にでも聞けるとなるわけですよね。
時間の効率にも繋がるし、誰に聞いてもいい状態ってプロダクトの質絶対的に高いですよね。
私のチームは事業部制なので、職種を超えて知識を共有しないといけないのが少しハードル高いんですけど、最近自分でもGAとかSQLとかをメンバーに教えてもらっていて、すごく開けてきた感じがするので、自分も働きかけていきたいです。
株式会社クラウドワークス アタラシタケシさん
デザイン組織立ち上げ時のチームビルディング
https://speakerdeck.com/atarashitakeshi/dezainzu-zhi-li-tishang-geshi-falsetimubirudeingu
まとめ
チームメンバーとの対話を持って、
お互いを共感し認め合い、
理解を深めると、
熱量を持って同じゴールへ向えるチームになる。のではないかと!
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