連覇するつもり

今年10勝を挙げ、MVPに新人賞を取った阪神・村上頌樹投手と今季8勝の才木浩人投手は平成10年生まれの同学年、村上は才木を「かまっちょ(かまって欲しいタイプの意味)」と言い、才木は才木で村上を「普通の同級生。何も無いっすけどね。同じピッチャー同士の同級生という感じ」こちらもとらえようのない返事だが、V旅行中、初日から一緒にランチを食べたり、ホテル内外の散歩もいつも一緒だ。

 そんな二人が先日ホテルでやりあっていた。黒いTシャツの村上にアロハシャツの才木「ハワイ感が無いな」これに村上「昨日ハワイの格好してゴルフに行ってきた。汗だくになったんや。日差し強いね。焼けて痛い」。

 このやり取り「今季3番勝負」と命名の正月放映のテレビの特番録画。3番勝負1は今季公式戦での送りバントの数。才木「バントの成功率やったら、たぶん張るで(いい勝負になる)」。村上「だって才木は外野にヒット飛んでへんやろ。今季の安打は3塁線のボッテボテのやろ」。

 村上のいうのは道理で今季の成績、村上は6安打3犠打、才木は1安打3犠打。ヒットの数では村上が上。ただ犠打はともに3で5分。

 続いて本職の防御率。村上は今季1.75で最優秀防御率のタイトルを獲得した。才木も規定投球数回未満ながら1.82。村上「来年もまた1点台を目指します」才木「自分も今年以上の数字が残せるよう頑張りたい」。

 ハイレベルの戦いは必至だが最後は若き右腕の将来を支えてもらう奥さんの話。「結婚は間違いなく無理や。出来る気がしないです」と才木はギブアップ。村上も苦笑いするだけで勝負にならなかった。

 というわけで犠打と防御率の2番勝負になり「勝った方がワイキキビーチで一発ギャグ。二人とも来季も優勝してハワイに来るつもりだ。

令和5年12月19日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?