今の選手は不思議やなぁ

阪神打線が一向に目を覚まさない。12日のDeNA戦、勝ったが2安打で1点、才木の頑張りに負うところ大だった。先日岡田監督がこんな事をもらした。「今の選手は不思議やな。何打席がヒットが無かっても『調子は良いです』って言うんや」。

 選手の側に立つと不振を引きずらないよう前向きに考えるようにしているのが岡田監督をして「不思議や」と言わせる事になるらしいが、その事を監督は「嘘言うたらあかんわな。そんなん言うてたら信用出来んようになってくるやん。何で『調子が悪い』と言えへんのやろ」と首をかししげる。

 「1年間通じて好調なんてあらへん。そら調子の悪い時あるよ。だから俺らもわかった方がええし、調子がええなら『ほっといたらええんちゃう』ってなるやん」。

 そんな選手の最たるのが佐藤輝だ。4年目の今季、13日現在打率2割、3本塁打、17打点、セリーグワーストの45三振が示すようにボール球を振る姿が目立っている。岡田監督は浮上のきっかけを探っているが本人からの申告ははたから見て正確に思えず12日のDeNA戦、4日の巨人戦以来6試合ぶりのベンチもそれが関係した。

 チームはDeNAに勝った12日、巨人がヤクルトに敗れ、1位に戻ったが6位ヤクルトまで3.5ゲーム。「混戦というよりつぶし合いやろ。どこも3連勝出来ひんからな。やっぱりつぶし合いやで」と岡田監督。つぶし合いから抜け出す要因は「どんだけ点が取れるかやろ」。

 そのために岡田監督は打者からの正確な現状報告が欲しい。

令和6年5月14日

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