皐月賞追い切り全頭評価

追い切りだけ別口で評価残します。
今回の皐月賞、追い切りベスト3は!
1位タスティエーラ
2位フリームファクシ
3位シャザーン
ですっ!!

では、以下コメント📝

ソールオリエンス


一週前直線強めで追って自己ベスト。
上がり11.1とは末恐ろしい。
併せ馬の相手よくこのタイムについてきてるな。この相手に比べると回転数が少なく、それでも先着しているということはトビの大きさでカバーしている。
前走のように勝負所外に出してこそ強さが発揮されると思う。
京成杯から2か月くらい空いているが、休養もしっかり取って、本数もしっかりこなせていて仕上がりとしては申し分ないと思われる。

ワンダイレクト


元々調教がけしやすいタイプだが、贔屓目なしに良い。まずこの子は前走弥生賞が獲らないといけないレースだったのでメイチに仕上げたのは明らか。

そこから中3週。
坂路でまず時計を出す→一週前にcw強めに追って時計を出す→最終cw馬なりで時計を出す
全く同じ過程での出走、そして、前走時は一週前で少しギアが入り、最終でやっとキレが出たような感じだったが、今回は一週前の段階でかなりいい!疲れはなく、むしろ好調を維持、いやそれ以上かもしれない。走り方もダイナミックで、首の上げ下げと四肢のリズム感もとても良く見える。

ハービン×ディープなので初戦から行けないわけではないが、叩いて前走以上のパフォーマンスをしてくれそう。

グリューネグリーン

後ろ脚のくの字具合がかなり急で中山の坂コースにはかなり合いそうだなぁなんて思っていたホープフル前。。。
そこから2戦、随分と不調が目立ちます。
追い切り自体は新馬戦から一貫してウッドのみ。時計は4F52秒前後、動き自体もそこまで悪さは目立ちません。
一つ気になる点は、今回の最終追い、併せ馬先着まではいいんですが、抜き去った後何でもないところで手前替え。この調子だと、最後まで粘りきれないのかなぁと不安がよぎりました。

ショウナンバシット

福永牧場生産馬(新馬〜未勝利を福永騎手騎乗で突破し、レースを教えられた馬)なの期待したい一頭。
1勝クラスを突破してから、一週前CW→坂路に過程変更そこから3戦目になるのでここは問題なし。

前々走のすみれSがこの馬にとっての本命レースでした。これが2着で賞金面の不安から若葉Sも出なければなりませんでした。

さてこれを踏まえて、今回までの過程ですが、すみれS時、一週前の時点で50秒台、最終は坂路で軽め。前走若葉Sは、中一週も考慮し、終い重点で調整程度。また一週挟んで今回の過程が始まります。

軽めのスタートかなぁと思いきや、いきなり4F51.3上がり11.3。一週前もフリームファクシと遜色ないタイムで併せ馬をこなし、最終は坂路強めでほぼ加速ラップ。

ちょっとオーバーワークなのでは?と思ってしまいますが、CWはすべて馬なり。馬の気持ちが臨戦態勢とも取れます。最終の坂路も一歩一歩力強い動きを見せてくれていましたし、疲弊している様子は全くありません。

懸念を挙げるとすれば、若葉Sで勝ったときもムチが入ると左右に大きくブレる様子がありましたが、今回も最後隣の馬の方に寄りながら走っているところが見受けられました。ここら辺のロスはペースが早くなるであろう今回の中山コースでは割引です。

フリームファクシ

まず併せ馬の相手すごすぎる!
プルパレイ→ドルチェモア→ショウナンバシット→ソダシ。一気に仕上げてきたって感じがします。

今までの過程を見てて、馬なりに走らせたとき、CWも坂路も綺麗なラップを踏めたことがなかったのかなと思います。前走1着時も正直、併用なのに二つがいまいち噛み合わず、うーーんと頭を悩ませました。

が、今回はなかなか良いのでは!
CWは毎回4F51秒台でまとめ上がり11秒台。
坂路も最終こそ全体が若干遅いが全てできっちり加速ラップ。その最終もソダシに先着してます。手前を変える直前、若干寄れているところはありますが、過去のレースでほとんどそういった面は見られていませんし、レーンが上手く乗るでしょう。
内容としては申し分ない出来だと思います!

ウインオーディン

誰が見ても前走と比べて良くなった!と感じる内容でしょう!夏ぶりだった前走で一度叩いて今回。圧倒的に馬が変わっています。間違いなく前走以上のパフォーマンスは期待していいと思います。

ただ、やっぱり一歩が大きく出負けするタイプなので直線で良さが出せる、東京やせめて阪神くらい広いコースが向いているのかなぁと思います。

ファントムシーフ

まず感想。非常に素軽い動きだなぁと思いました。

ローテ的には、ホープフル以降、前哨戦を2か月前に勝って、そこから本番と厩舎としては狙い通りの運びができており、追い切りもまさにそんな感じ。

ちなみにここで言う厩舎の狙いとは「ホープフルは気持ちの面で置いてかれてしまった」とコメントにあるように、一週前でレースが近いことを馬にわからせるため強めに追って、最終はその確認という運び。最終追い、馬なりで時計出さずとも併せ馬は先着しているってあたりがまさにこれを体現してるなぁと思います。

加えて冒頭の素軽さ。
フットワーク的な面もありますが、先週でいうモズメイメイのような、坂でもう一回加速できる走法(ピッチとはまた違うかなと思ってます)で、スタスタっと走る感じ。
これ東京だとあまり目立たないんですが、中山は他馬の脚がより鈍りますから強力な武器になると思います。今の所1番人気ですが、上位で狙いたい一頭です。

トップナイフ

この馬難しいですね💦
いつもと同じこと、違うことに分けて見てみましょう。

まず同じこと!
・最終追いで時計が出ない
・横山典弘騎乗

違うこと
・2週前の時計が自己ベスト級に優秀
・2週目終了後の坂路がない

このように整理してあげれば問題なしと見て良いのではないでしょうか?私が思うに、前走はホープフル後の久々で完璧に仕上がりきる前に出走を迎えたという印象。一方今回は、一週前の時点でほぼ完成している。しかも、追い切りの過程を先週を最終と読み換えると完全に今までのものと一致する。つまりこれは意図されたもの!

ということで調教からの不安要素はなく、むしろ最終の素軽いフットワークに2週前の今までにない好時計、見た目に肉体的な完成度も高そうなのでプラスに見て良いと考えています!

ホウオウビスケッツ

いつも通りの南Wオンリー追い切りで高度計連発。
2月から中1か月で使い詰めて、調教過程はいつも通り。これは先週のコナコーストを彷彿とさせる過程です。

タイプとして、前で粘り込みたい子だと思うんですが、
・一週前で5F目から好ラップを踏んでいく
・回転数のいい走り方
が当日のイメージとマッチしていて良いと思います。

前走、重馬場で粘り込みから今回かなり乗り込んで時計も出ているので、疲労が溜まっていなければいいなとだけ思います。

ラスハンメル

前走2着時と同じ併用パターンで、今回中1か月で一杯に追って好時計。

映像見てもかなり走れているので、問題はないと思いますが、最終の併せはうちの馬に対して、騎手がコンタクトする前に抜き去り切っているあたりが若干制御しきれない部分があるんじゃないかと懸念しています。

シャザーン

一週前がCW、最終が坂路といつものパターン。
好時計とまではいきませんが前走以前と比べて非常によく走れています。

また、映像見たとき、何でパワフルに走るんだろうと感じました。時計があまり出ていなくても見た目に速さを感じるって、文字にすると聞こえが悪いですが追い切りに取ってはかなり良いことだと思います。前走から1か月半ほど間が空きますが、その間しっかり乗り込んで状態はかなり上向きと見ていいと思います!

ダノンタッチダウン

朝日杯以来の初戦がここ。
終い重点で本数も乗られていますが、正直にいうとここを勝つこと照準で乗り込んできたという風には読み取れませんでした。

母系のダンシリはペースが緩む距離延長は得意だということで注目していたのですが、この追い切りでは買いません。

グラニット

逃げ馬筆頭なので5Fから持続的にラップを踏んでいるあたりはイメージして乗られているなという印象を受けました。ただやはり前走4着がかなり作り込んでの結果だったので、今回の上積みが見えない状況では難しいと思います。

タスティエーラ

堀厩舎流、馬具ガチャガチャ作戦。
プラスに見るかマイナスに見るか、国際的な問題に発展していますね。

私の見解としては、良い!です。
昨年の安田記念、サリオスが3着したときからケースバイケースのトリッキーにも見える堀先生の調教過程は、「馬のパフォーマンスを最大限引き出すための準備」と読み替えています。

そして今回の馬具は、堀先生の言葉を借りればスパイス!メニュー自体は変えてませんし、求めているのは弥生賞の直線の伸び。ぐんとギアを入れてもう一つ伸びるあの急加速のイメージです。

最終追い、ブリンカーの効果もあって、3頭併せでまず並んで我慢、そこから一瞬追った瞬間ギアがグッと入って凄まじい脚を使っていました。この緩急を覚えて本番で出してくれれば!

ベラジオオペラ

この子も過程は変えずに中1か月で本数は順調に消化。11月デビューからずっと使い詰め、前走重馬場を苦にしないあの勝ち方。やっぱり疲労面を考慮して乗られていると感じました。
元々調教がけしないタイプなので、時計自体はいつも通り、もしくはそれ以上だと思います。しかし、やはり時計を出さない中で好調時に見せる躍動感が感じきれませんでした。併せは先着しているので最低限スタートラインには立っているとは思います。

タッチウッド

最終を見た感想ですが、調教師騎乗もあってか、単走でここまで真っ直ぐに走れるのは素晴らしいなと感じます。

前走あれだけこけてから無理やりポジション取ったのにも関わらず、最後のあの粘り込みですから、相当スタミナはあるが切れ味にかける。あと、気性面で前にいかないと折り合わない不安が大きいといったところが読み取れます。

今回も長めから追って早いラップで終えていますし、4Fのタイムも良い。疲労感などはなさそうです。あとは前走、ノーステッキで抜き去ったファントム相手に、ガチムチの逆上がりで負けているところを考慮するとどうかというところですが、馬券には入れたいところですね。

メタルスピード

間隔を考えれば十分量こなせています。
古馬相手に、最後上がり11.9で先着できていますし、勝ちっぷりも末脚で引き離すというより、一緒に粘り込んで0.1秒差、クビだけ出して勝つという、先行力を生かす、良いイメージで乗れていると思います。
ただ外枠からそこそこ前に行く馬がいる中、位置取から勝つためにうまくいかなければならないピースが少々多いかなと思います。仕上がり自体は良いと思います。

マイネルラウレア

この子は必ず一週前にCWを挟んでいたのに今回は坂路オンリー。調べてみたらやはり脚部不安がヒットしました。状態を見つつ、行けるとこまで負荷をかけてきたという裏事情を想像しながら見てみましょう。

2週前から馬なりできっちり時計を出しつつ、きれいな加速ラップ。最終は併せ馬もほとんど並ばずに先着していて足元の不安は全く感じさせない内容になっています。状態自体は良く、ただいつものCWを一度もやっていないという点で稍割り引いてみたいかなという感想です。

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