姿勢だけは褒められる
昔?から、姿勢だけは褒められます
私が姿勢を気にするようになったのは中学1年頃。
今も変わらない貧乳でひょろひょろと細い子どもでした。
小学高学年から中学女子はボディーラインが大きく変化する第2次成長期。
小学生の時は何も気にしていなかったのに、さすがに中学生ともなるとバストの成長具合が気になるお年頃。
明らかに回りと比べると女子らしい膨らみには乏しく。なんとなく貧乳が恥ずかしいと感じ姿勢が崩れていたのだと思います。
そこに神現る!
体操部顧問で長い黒髪を襟足でひとつにキュッと結んだ、宝塚にいてもおかしくないカッコいい体育担当女性教師。
もちろん姿勢もスッとして本当にカッコイイ。女子が憧れる先生でした。
彼女が女子に一言
「胸が小さい人ほど胸を張りなさい!」
胸が小さいことを気にして猫背になっているよりも、胸を張ってスッと背筋を伸ばしている方がいい。隠す必要はないよ。
もう感動!
それからというものまっすぐな姿勢を意識するようになりました。
家に帰ってから背中に家庭科で使う50㎝のものさし入れて、まっすぐな姿勢の練習をしたり、頭の上に本を乗せて、、、頭蓋骨の形で乗らなかったけれど、モデルのように歩く練習をしたり。
姿勢が良くなっていたのかはわかりませんが、私の意識のどこかに「いつもいい姿勢」は常にインプットされていたと思います。
姿勢を考えなかった時代
そんな私が姿勢のことをすっかり忘れていたのが会社員時代。
胸なんてなくても下着で盛って寄せれば、巨乳にならずとも誤魔化せるいい時代。
仕事はデスクワークだったので、気づかないうちに徐々に姿勢が崩れていたんです。
座っている時間が学生の頃よりも長くなります。お茶タイムとトイレ以外はウロウロなんてできません。
仕事も忙しくなり日常の活動量も激減しましたが、それが日常になってしまうと姿勢が崩れていくことにも気づかなくなっていきました。
姿勢を取り戻す
会社員を止める前に始めたジムでのトレーニングとエアロビック。
そのエアロビックで基本の姿勢っていうのを毎回確認するんですよ。
・足を肩幅より少し開いて大文字のAのように立ちます
・膝とつま先は少し開いて膝は緩めましょう
・重心は左右の足の真ん中くらい
・足首や股関節も緩めてお腹に軽く力をいれます
・視線はまっすぐ前を見て
・重心の上に尾骨その上に頭の真上が来るように
・耳たぶの付け根・肩・脚の付け根をまっすぐ繋いで
そんなことを一つ一つ確認しながら姿勢を整えます。
最初は姿勢を整えるのが難しかったです。
この時初めていい姿勢を忘れていたなぁ。デスクワークで姿勢が崩れていただなと気づきました。
それから基本の姿勢がキレイに出来るように凄く努力しました。
会社でも坐骨で座ってまっすぐに座ることを意識しました。通勤の電車やバスを待つ間や社内でも姿勢を整えようと意識。
しかし身体が硬くなっていたので、思うようにコントロールできず時間が掛かりました。
姿勢取り戻す
ジムでトレーニングを始めたのは体力低下が気になったからだったのですが、その時の柔軟はトレーニングの前後に行うものだけでした。
真剣に柔軟性に向かい合ったのはエアロビックの競技を始めたのがキッカケ。身体が硬くて演技で必要な技をこなすことが出来ませんでした。
また体幹を整えることも必要だったので、姿勢保持に必要な筋力は競技を始めていなかったら、もっとのんびりとした取り組みになっていたかもしれません。
怪我もありましたが毎日取り組んだおかげで柔軟性が高まって、基本の姿勢が取りやすくなりました。
そう、姿勢保持に腹筋力は必要ですけど、姿勢を整えるためには全身の筋力はそれほど必要ありません。筋力というよりも柔軟性がとっても大切なんです。
その後も怪我したり筋肉落ちたり、関節に制限が掛かったり、柔軟性が部分的に低下したこともあります。
それでも姿勢だけはよーく見ないとバレないww
職業病ですね。人前では根性でいい姿勢を見せてきました。
見られる仕事でよかったのかな。嫌でも見られるから意識します。
そして習慣化されていいことは、座っている時も立っている時も「今姿勢崩れてないかな?」というチェック癖。
不調なところがあっても出来る限り左右均等に動かせるようにしています。
だって姿勢だけは100歳になっても褒められたいから。
そんな気の長い目標をもって今も姿勢だけは褒められます!
でも気を抜いてるときに見られたらちょっと崩れているかもww
コロナ禍で出かける機会が減って、ミーティングもオンライン。
可能な限りいい姿勢でいるように努めていますが、それでもパソコン画面を見る機会が増えて姿勢が崩れやすいです。
ミーティング以外パソコンの前に座るときは、タイマーを掛けて最高でも60分以内で一旦済ませるか、60分に1回は立って5分ほどストレッチを行います。
オリジナルの簡単60秒エクササイズの上半身、下半身バージョンを2セットずつなら4分で終わります。これを椅子に座ったバージョンではなく立ったバージョンを行います。
毎日姿勢を意識して自分で調整できるようになったのは、中学のときのあの先生との出会いがあったからだと思います。
今の仕事に変わったのも、今度は私が誰かに姿勢が大切ということを伝える為だったのかもしれませんね。
まだまだ先の話ですが「姿勢だけは褒められるカッコいい100歳」が目標です。