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サッカー日本代表 ワールドカップ予選11月シリーズを振り返る

思えば、サッカー日本代表を真剣にみていたのって、トルシエからジーコが監督していたときがピークであとはワールドカップ本番だったり、アジアカップくらいしか見なくなってしまったのですよね。
当時だと、親善試合を含めて、民放が熱心に放送していて、ジョンカビラ実況、セルジオ越後松木安太郎の解説、コートサイドは名波やあの世代の選手たちがピッチサイドからの報告を楽しみにしてました。1998年~2006年くらいとの比較もしつつ、時代は確実に進んだなと思った次第です。

当時との比較① アウェー戦の中継がDAZNのみ

一人一台スマホで4Gが行き渡った現在だと、配信でもテレビ中継と同じ品質を担保できる。民放各社の購買力と比べると、グローバルプレーヤーであるDAZNの購買力は桁違い。なので、DAZNが全試合中継できるのは止む無し。あと、DAZNであればリアルタイムでなくても後から試合観ることできるし。ただ、Jリーグ中継だと前半が終わった時点で、シュート数やボールポゼッション率のほかに、各選手のプレーゾーンの分析、左右のプレー比率の割合、選手の走行距離ランキング、パス成功率も出してくれてるのが、ワールドカップ予選だとないのは残念。ACLも同じように、ないですが。

当時との比較② 今はほとんど海外組

オマーン戦に先発出場した選手で、Jリーグ所属の選手って、権田修一(清水エスパルス)、山根視来(川崎フロンターレ)、長友佑都(FC東京)、大迫勇也(ヴィッセル神戸)の4人。
翻って、トルシエ、ジーコ時代だと、中田英、中村俊、高原、小野、稲本が海外に所属していたくらいで、せいぜい2,3人くらいしか試合出てなかったのですよね。
逆に、海外リーグへの移籍の仕方も変わってきて、いきなり5大リーグいかずに、ベルギーやポルトガルを経由したり、あるいは、ドイツ2部からキャリアをスタートさせたり。

当時との比較③ やっぱりもの足りないサイドアタック

トルシエサッカーの5-3-2もジーコ時代の5-3-2、または、4-2-2-2もサイドアタッカーらしい選手は5または4の両翼に置かず、厳密にいうと、三都主だけを置き、中央から攻めるスタイルでした。両サイドの選手はひたすらサイドを駆け上がりつつ、守備も課されるというつらい立場になってましたね。
今回の森保ジャパンだと、4-3-3の4と3がサイドアタックの駒として期待されるわけですが、左サイドが機能不全に。これは、3の左に置かれている南野の適性が中央であることと4の左にいる長友が往年のような超人的な運動量でなくなったことが主な原因だと思いますが、今の選手層だったらサイドからの崩しもっとできそうなのですよね。

当時との比較④ フリーキック職人がいない

日本代表といえば、フリーキック職人の宝庫。思いつくだけでも、名波、三浦、中村、遠藤、三都主に小野に小笠原とキッカーに困らなかったような印象ですが、田中碧にしろ柴崎にしろ、ゴールの予感がまったくしないキックというのはエンタメとしてどうなのか。

総評

15年前~20年前と比べると、選手の能力は高いと思います。が、ゆえに勝っても文句言われる森保監督も大変ですね。次は年明け2月らしいので、その時にチームがどれくらい進化しているかが楽しみです。


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