駅チカ新聞 国際版: 「中国の急速な電動化で産油国が苦境に、需要増見通しにリスクも」

今回は「中国の急速な電動化で産油国が苦境に、需要増見通しにリスクも」について見ていきましょう。

Reuters:   19/10/2024

「中国の急速な電動化で産油国が苦境に、需要増見通しにリスクも」

「今年の石油市場に影響を及ぼしているファクターの1つが中国の原油需要への過大評価だ。特に石油輸出国機構が過大評価している...こうした中国の石油需要を巡る評価の妥当性は今後数年間も続くテーマのように見える」

EVもあるかも知れませんが、それ以上に経済の低迷の影響が大きいと思います。

「国際エネルギー機関が16日発表した2024年版の「世界エネルギー見通し」によると、輸送手段に使用するエネルギーが化石燃料から電気へと移行が進む「電動モビリティ」は「産油国の足元を危うくしている」」

でも、電気は火力発電所で作っているのでは?

「現行政策をもとにIEAが策定した基本シナリオ「STEP(公表政策シナリオ)」の予測...EVの普及拡大により世界の原油需要は日量約600万バレル減る」

バッテリー問題があるのにですか?

「中国は23年までの10年間、世界の石油需要の伸びの3分の2、天然ガスで3分の1を占めており、OPEC加盟の産油国などは石油需要が長期的に増加するとの見通しを依然掲げている」

凄い量!

「中国が再生可能エネルギーと電動化で突出した国であり続けるのではなく、むしろ中国のような姿がモデルケースとなることだ」

一理あり。

「中国の電力需要は以前、国内総生産(GDP)に応じて増加していたが、IEAによると19年以降、電力需要はGDPを50%近く上回るペースで増えている...これは、中国の1人当たり電力使用量が経済成長や所得増加、電動化促進政策に伴い、30年までに先進国全体の電力消費量を追い抜くことを意味している」

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「WEOは「STEPによると中国では2030年までに、最終エネルギー消費のほぼ3分の1が電力になり、日本を追い越して世界で最も電動化された主要経済国になる」と指摘」

「対照的に、中国の1人当たりの石油需要は先進国の約半分の水準がピークになるとの見通しも示している」

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「中国が電動化を強力に推し進めていることは明らかで、現在では太陽光パネルや蓄電池、EVの生産シェアは圧倒的...中国はこうした優位性を利用し高額な輸入化石燃料への依存を減らしている」

考え方は、優秀。

「中国の急速な電動化で最も大きな影響を受ける可能性が高いのは原油」

「中国全体の石油需要は今後数年でピークに達する見通しだが、国内で必要となる石油精製品の構成も変化する可能性」

どちらにしても、今後電子機器など効率的になる一方、AIを中心とする電力需要は石油を使った火力発電所で賄うんじゃないですか〜

というのもありますね。

結局、需要減としても超じわじわ?

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