初心者株日記3日目〜頭まっしろ〜
今日は9:00~9:30くらい取引をしようかと思っていたのですが、、加熱してしまって11:30になってようやく取引をやめました。
後場への持ち越しはなし。
収支は-1100円(-11)という感じでした。
収支はマイナスですが、色々と学べた2.5時間でした。
1.5時間くらいは、昨日洗い出した銘柄を「あんまり動かないなー」と思いながらあれこれ触っていました。
その際は、6銘柄くらい買ってみて1つが+10くらいを出し、4銘柄くらいは負けていました。
とはいえ+10が大きかったので、終始的には+5くらい。
その後、売上高が伸びている銘柄を覗いてみたら、がんがん数値が動いているのを見て驚きました。
ちょっとずつ+2とか-1とかをやりとりしていたので、値動きの凄さに圧倒されたのです。
数百円くらいの銘柄なのに、前日比で+50だの+90だのが賑わっていました。
もちろん、マイナスも同じくらいの数値になっているのもあり、売上高急増ランキングは凄いな、と。
前半がまったく値動きがない中じりじりやっていたこともあり、一旦手は出さずにじーっと眺めていました。
特に注視していたのは、前日比で大きなプラスかつ買いが強い板です。
目まぐるしく動く数字を見ながら、取引される口数が多いため、平均値が全然制御されていないようでした。
例えば、780円くらいで約定されているにも関わらず、775円とかの値段ですら買われるのです。
いわゆる、大口でやりとしている人がどかっと株を買ったり売ったりするので、今の平均の値段よりも低い値段で売らなければならないのでしょう。
この分だと平均値よりも安い値段で買って、上向きになるんじゃないか? そう思いました。
やってみないと身にしみた勉強にならないと思い、とりあえず、775円くらいで買いを入れてみました。
すると、当然のように約定して、その数秒後にがんがん株価が上昇するのです。
(事前に、そもそも今日は前日比で大きいプラスであること、かつ買い板の方が強いことを確認していました)
先程まで+2とか-2とかのやりとりをしていた自分には衝撃で、みるみる上ブレしていきます。
+20くらい来たところで、売りが厚くなってきて、これ以上は難しそうだという局面になりました。
800円という切りが良い数字で今までやりとりされていた株数とは桁が違う売りの壁があったのです。
これは、800円を超えるのは無理だなと思ったので、売りの支度をしました。
まず思考スピードが遅いのと、操作に手間取ったこともあって+15くらいで売り抜けることになりました。
800を超えることはないだろうというのは、すぐに判断がついたのでこの辺りは慣れればもうちょっと高値で売れたでしょう。
終始的にかなりプラスになったなと思いつつ、この板は売りが強いので硬直か下がる一方だろうと判断して、別の板を見に行きました。
+60くらいを叩き出している板を見つけて、同様に買いが強いのを確認。
これは行けそうだということで、買ってみました。
するとこちらもみるみる値が上がっていきます。
おまけに、どんどん買われているにも関わらず、売りの上値が出てこなくなりました。
どうやらこれはストップ高というやつじゃないだろうか、そう思いこれ以上は持っていても危なそうだということで、ストップ高より-1の値で買いがあったので売ってみました。
即座に約定。
こちらも数分の間で+16くらいになりました。
良かったよかったと思いながら、何の気なしに先程大きくプラスを出した板に戻ってみました。
すると、まだ800円近くでやりとりがあったのです。
人間は800円とかそういった切りの良い数字が好きなので、この値に大きな売り壁があるのでしょう。
ただ、妙に思いました。
800円の壁があるにも関わらず、ある程度時間がたったのにここにとどまっている訳です。
なんとか買いたいと思ってる人が多いんじゃないか・・?
じっと眺めていると、たしかに800円の壁は厚いのですが、しかし800円でちらほら買っている人がいるのです。
買ってる人としては、何かしら勝つ見込みがあるのでしょう。その確率がどの程度なのか分かりませんが、数万も積まれている売りが少しずつ崩れていきました。
先の通り、人間は切りの良い数字が好きです。
800の壁は厚いものの、801円802円辺りの売りは桁が下がって、すぐに消化されそうな具合でした。
800の壁が崩落したら、これは一気に買いが集まるだろうと僕は予想して、今買い注文を入れている人を応援しました。
さながらスポーツ観戦のように、がんばれ、もう少しだと心の中で祈ります。
どんどん800円の壁が溶けていく中で、なぞの一体感を感じました。
まぁ僕はそこの購入には入っていないのですが。ただの観戦者です。
みんなでこの壁をぶち壊して、その後に来るであろう高騰を待っている。
必死に壁を掘る人がいる中で、急に800円の売り数値ががくんと下がりました。
もう壁が崩れるのは目の前でした。
一気に高騰するだろうと思った僕は、少し高めの802円で指値を入れて、800円で買えずともなんとか滑り込めるように買い注文を入れました。
一瞬後に一気に崩れる800円の壁。
やったぞ! 高騰だ!
僕は802円で購入できていました。もっと早く判断すれば良かったなと多少後悔をしながらも、それでも買えて良かった。間に合ったと安堵しました。
806円まで急激に株価があがり・・そして、なぜかガクンと値が下がり始めました。
ん、なんだこれ。
せっかく壁が壊れて805円まで行ったのに、急激に株価が下がり始めたのです。
最初に僕が+15くらいを儲けた時よりも下がりのスピードが早かったです。
とはいえ、急落したら急騰するのじゃないか? そもそも、800円で買った人が大量にいるはずなので、買いの勢いは強い。
売る側だってそのことが分かってるはずだから、どんどん売りが来るんじゃないんか?
あれこれ考えるうちにも株価がどんどん下がります。
いや、今は考える時じゃなくて損切りをしないと。とはいえ、微妙な下心が出てしまって、どうせ損するにも関わらず、現在の値よりちょっと高い値で入れてしまいました。
下がり過ぎて微妙に買いが強くなったので、多少盛り返すだろうと欲が出てしまったのです。
しかし、それは失敗でした(そもそも、冷静に考えれば仮にこの価格で売れたとしても良い判断とは言えません。こういう取引をしていると仮に今回助かったとしても、良くない癖がつくでしょう)。
買いが厚かったとしても、損切りしなければならない人が多すぎて株価はじりじり下がりました。
あれこれ書いていますが、ぼんやりと上記のようなことを考えていながら、ほぼ頭が真っ白な状況でした。
目の前でなぜこんなことが起きているのか理解できなかったのです(ここまで株価が一気に落ちることがあるなんて思ってませんでした)。
単純な取引ならまだしも800円のとんでもなく厚かった壁を超えたという事実がさらに頭を鈍らせていたと思います。
そんなはずがない。高騰するはずなんだということや、自分にとって都合の良いシナリオが真っ白な頭にぱっと浮かんでは消えていきました。
暴落した際は頭が真っ白になるので、損切りは徹底しないといけないということをYouTubeで解説している投資家の方々がおっしゃっていました。
それはそうだろうとか、損切りは○%割ったら機械的にすべき、みたいに考えていたはずなのに、あまりの速さに頭がついていけなかったのです。
そもそも、今まで僕はかなり時間軸の長い中でじりじり上がったり下がったりをしているのを見ているだけでした。
いきなり出来高急増株の板に来たのだから、試しに取引するのは良いものの(なんだってやってみないと慣れないですから)、もっと考えをまとめてから取引に向かうべきでした。
少なくとも操作すら不慣れな僕には、逆指値を入れる余裕はありませんでした。
指値はきちんと入れられればもしかしたら間に合ったかもしれません。
しかし、この板はまだ間に合うレベルの板だったからというだけで、もっととんでもなく動きの早い板であれば、どうにも対処できなかったでしょう。
なので、下がり始めたのが見えたら、つまり自分の予想が外れたことを確認した瞬間に成行で売りをするべきでした。
どんどん下がる株価。
自分がいわゆる「頭真っ白」な状態に気づいた僕は、板を眺めてる場合じゃないし、さっさと売らないとまずい。
戻るのを期待して、戻る可能性だってあるが、予想が外れたんだからそんな下心はしまって自分の予想を一貫させなきゃならない。
この時には成行売りを思いつかず、既に板に出ていた指値買いの今の状況よりもいくらか下のところに値を突っ込んで販売しました。
売れたことによってほっと一息をついて、値を確認すると-40くらいの値になっていました。
今日プラスにした分が全部溶けたどころか、マイナスに転落しました。
その後、頭真っ白になって動けなくなることって実際にあるんだな、と思いながら、せっかく時間があるので他の板も見始めました。
ストップ高になっていた板が-20ほどになっており、えーこんなことがあるんだ、とか。
ここで買ったらさらに上がるかな? と思いつつ、さっき痛い目を見たばかりなので見送り。
その後、良さそうな板があったので買いを入れつつ、予想が外れたので損切り。
一度痛い目を見たので、-1くらいで損切ることができました。
良かった、凄い痛い目を見たけど、おかしくならずに冷静に対処すれば良いんだ、と多少の安堵。
いわゆる、一回勝った後にマイナスに転落という状況でしたが、「取り返そう」みたいな気持ちは浮かびませんでした。
僕のプラスだのマイナスだのは市場にはまったく関係ない。
その辺り自体は冷静だったので、下手をしたけれども、まだ何とかなりそうな心持ちだな、と思いました。
暴落後に2回くらい取引をしつつ、結果は先の述べた通り-11。つまり-1100円くらいです。
11:30を超えたあとでストップ高→下落した銘柄を見たら、ストップ高でした。
下がった時に買っていたらプラスだったなぁと思いつつ、たらればにはまったく意味がないよね、と即座に判断。
あの時買っていてさらに暴落する可能性だってあった訳ですから。
初めて前場に張り付いてみた結果としては、こんな感じでした。
色々学ぶことが多かったです。
この学びをきちんと活かして行けるようにしたい所ですね。
そういえば、本日の約定代金を見ていたら240万円くらいでした。
あー、200万円を超えたので手数料が発生しますね。
本日は合計2400円くらいのマイナスになりそうです。