アイドルを撮りたい〜特典会の撮影技術論(57)レフ板とcarlzeiss
特典会の撮影技術論とは
アイドルによっては特典会で写真を撮ることができる。
暗い地下のライブハウス
狭い特典会場
選べないシチュエーション
写メ券1枚1シャッター
そんな制限された状況でも、推しの究極の一枚を撮るべく撮影技術を模索する。失敗してもへこたれない。特典会の撮影技術論を構築するのだ。
前回の続き
前回はレフ板のみで薄暗い地下ライブハウスで撮影してみた。結果、地明かりのみではレフ板使っても暗い事が分かった。
ということで今回はフラッシュを炊いた上でレフ板を使って見ることにする。
carlzeiss
と今回はもう一つ検証する事ができた。レンズの検証だ。
レフ板を使ってみると、同時にMFのフォーカシングは辛くなってきた。そこでAFレンズを購入することにした。
悩みに悩んで候補が2つに絞られた。
Sony Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
銘玉CONTAX Planar T* 50mm/F1.4の名前を冠するレンズ
ZEISS Batis 2/40 CF
40mmという絶妙な焦点距離と最短撮影距離24cmの取り回しの良さが魅力のレンズ
この2つをレンタルして試してみようと思う。
2つも検証する事が重なって我ながらややこしい😅
撮ってみる
8/6ゑんらの定期公演があった。場所はいつもの四谷honey burst。
ライブ終了後のステージ上で特典会だ。
まずはbatis40mm
絞りはいつも使うF2.8とレンズの開放の2つを試すことにする。
フラッシュの構成はMG-Xとディフュージョンドーム。下側からレフ板の銀面を差し入れてレフ板の反射が顔に当たるように調整。
batis 40mm f/2
f/2 なのにシャープ。
レフ板も瞳にしっかりキャッチが入ってアイドル感マシマシで良い。
客席向けで撮ってみる
顔にレフ板の反射を当てようとしたが暗くて分からず、適当に下から差し出してみたが、小さいながら瞳にキャッチが入っている。
顔に当たらなくてもレフ板入れる価値はありそうだ。
batis 40mm f/2.8
なぜかピンボケ。おそらく暗いせいでピントが合わなかったのだろう。サードパーティ製のレンズは合焦が遅かったりするので注意が必要だ。
もしフラッシュにガイドライトが付いていれば、ガイドライトをオンにしよう。ピント合わせの助けになる筈。
Planar T* 50mm f/1.4
次はPlanar。
f/1.4 という事でピントが目以外合っていない。顔ですら合っていない。
ボケは大きく、もっと背景を入れ込めば煌びやかな写真になるかも。
Planer T* 50mm f/2.8
f/2.8のボケも魅力的で良い。f/1.4であった目以外ピントが合わない事もない。
この時はレフ板効かないと思って構えていなかったが、構えておけば良かったと後悔。
レフ板の結論
フラッシュ+レフ板は効果あり。ただ暗い時はレフ板の反射が顔に当たっているか分からない。それでも下から構えておけばフラッシュの光を拾って目に映る。
暗くても構えるだけ構えておこう。
レンズの結論
Planarのボケは魅力的。ただメインで使っているズミクロンと焦点距離が被るのが難点。
batisは描写も良いし、なにより40mmで最短撮影距離24cmという使いやすさが良い。
あと軽いのも良い。
ちょっとbatisに傾きかけているが、batisの周辺減光が気になるところ。
ここまで目に見える減光だと悩んでしまう。