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アイドルを撮りたい〜特典会の撮影技術論(49)色温度変換フィルター

照明の色温度

今使っているフラッシュのMG-Xの色温度は5600K
特典会場の照明の色温度がこの5600K近辺な事はまず無い(キースタジオなど例外はある)
背景が4000Kぐらいならその差は気にならないが3000Kくらいだと背景の色が黄色くなってしまい、アイドルが背景から浮いてしまう。

左 フラッシュ使用
右 フラッシュ未使用、地明かりのみ

色温度変換フィルター

そこで色温度変換フィルターを使う。

濃いオレンジからフルCTO 1/2CTO 1/4CTO 1/8CTO

Amazonの商品詳細によると

フルCTO 5500K → 2900K
1/2CTO 5500K → 3800K
1/4CTO 5500K → 4500K

に変換してくれる。
フィルター自体は40cm x 50cmと大きいので、ハサミで切ってMG-Xの発光部の大きさにする。

カバーガラスの下にセットする。カバーガラスは磁石で固定されている。

撮ってみる

6/4は横浜ランドマークタワーホールで対バンライブ。
ランドマークタワーホールのロビーは広くて特典会がやりやすくて好きだ。ただ照明が電球色なのが唯一残念な箇所。ただ今回のテストにはうってつけだ。

35mm f/8 1/125 ISO200 TTL=-0.3 1/2CTO
ひかりちゃん
隣のアイドルの特典会が終わって広々使えた。

この日の出番はお昼だったので窓向けは色温度が高い。その影響があるのかな?と思って1/2CTOをセットした。

ところが


35mm f/8 1/125 ISO200 TTL=-0.3 1/2CTO
みさみさ

背景を見ると分かりやすい。右側は窓向けなのでおそらく4000Kぐらいだが、窓から離れた左側はかなり色温度が低い。おそらく3000Kもないのではないだろうか。

困ったことに色温度変換フィルターを一度セットしてしまうと交換がかなり面倒だ。
仕方ないのでそのまま撮る事にする。

35mm f/8 1/125 ISO1600 TTL=-0.3 1/2CTO
ハンディスプリットディオプター使用
50mm f/8 1/125 ISO1600 TTL=-0.3 1/2CTO
広い
112mm f/2.8 1/125 ISO400 TTL=-0.3 1/2CTO
88mm f/2.8 1/125 ISO400 TTL=-0.3 1/2CTO
我ながらいい構図

どの写真も可愛い。
やはりフラッシュの色と背景の色を合わせたかった。フルCTOで良かったなと反省。

教訓

色温度を計測してからフィルターを選ぼう!

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