アイドルを撮りたい〜特典会の撮影技術論(56)六本木BIGHOUSE
特典会の撮影技術論とは
アイドルによっては特典会で写真を撮ることができる。
暗い地下のライブハウス
狭い特典会場選べないシチュエーション
写メ券1枚1シャッター
そんな制限された状況でも、推しの究極の一枚を撮るべく撮影技術を模索する。失敗してもへこたれない。特典会の撮影技術論を構築するのだ。
レフ板
前回の続き。アイドル撮影テクニックガイドに載っていた、レフ板のテクニックが有効なのが分かった。
問題は薄暗い地下ライブハウスでは有効かどうかだ。
今回の現場
7/30ゑんらさんは水曜日ちる生誕祭にゲスト出演。ライブ終わりに特典会があった。
場所は六本木BIGHOUSE。キャパ150人の小さな箱だ。今回の検証にはお誂え向きの地下ライブハウスといえる。
特典会はステージ上で行われた。黒い壁に蛍光灯。地下ライブハウスとしては標準的な明るさだ。
客席側にもライトがありそちらの方が照明の数が多く明るい印象だ。なので普通に客席側から撮ると順光になる。
撮ってみる
今回はライブハウスの地明かりをレフ板で集めることがテーマなのでフラッシュは使わない。
レフ板は前回と同じ30cmの銀面を使用。
まずはひかりちゃん。
暗い😭
ひかりちゃんの場所は奥まった場所で三人の中で一番暗い場所だった。並んでいる時に明るさを合わせたが、撮影の立ち位置では全然露出が足りなかった。これが特典券1枚1シャッターの厳しさだ。
フラッシュを使わないときはISO AUTOの方が良いかも。
とは言え現像で明るくすると、ばっちり目にレフ板が写り込んでいるのが分かる。
その反省を生かしてみさみさ。露出を+1した。
現像で上げているので分かりづらいが、まだ光が足りない。
しかしキャッチライトはばっちり入った。
そして更に露出を+1
キャッチは入ったけど、全体的に光量が足りない。
レフ板は頭上やや後ろにある蛍光灯の光を反射している。これだけでは顔の影を弱めるには足らない。
レフ板が小さいからカバーできないのかもしれない。
客席向けで撮る
次は客席側を背に撮ってみた。
まずはズミクロン50mmF2
可愛く撮れたけど、キャッチが弱い。レフ板の光が届いていないようだ。
愛用のズミクロンは最小撮影距離が1mと遠い。そこまで離れてしまうとレフ板が届かず、光も当たらない。こうなると大きいレフ板を使うしかなさそうだ。
結論
やはり地下ライブハウスではレフ板のみでは照明が足りないようだ。
しかし、レフ板の大きいキャッチは魅力的。
次回はフラッシュ+レフ板を試してみようと思う。