猫の特徴
こんにちは、ねこぱんち名古屋です。
今回は猫の身体的特徴についてお話しさせていただきます。
■体型
ワンちゃんは犬種によってかなり差がありますが、猫はワンちゃんに比べて大きな違いはありません。
例えば、チワワとブルドッグ、ゴールデンレトリバー…など想像してみると大分違いますよね。
調べると、最大の猫種はメインクーン、最小の猫種はシンガプーラと言われているようです。
動物好きの方なら想像がつくかと思いますが、それを踏まえてもワンちゃんより差はそんなにないかなと想起していただけるかと思います。
■鼻(嗅覚)
ワンちゃん程ではないのですが、猫の嗅覚も非常に発達しています。
飼い主さんをにおいで判断したり、生後1週間程の仔猫でもお母さんのお乳を嗅ぎ当てたりするほどです。
また、猫の上顎前歯の内側にある鋤鼻器(じょびき)はヤコブソン器官とも呼ばれ、猫がこの器官でにおいを判断しようとする時、口を半分ゆがめて開く「フレーメン」という猫好きの間では有名なしぐさをします。
これは本来オス猫が発情期のメス猫の生殖器を嗅いだ時に性フェロモンを認識して誘発される反応です。
個人的にオス猫が自分のおしっこのにおいを嗅いだ時なんかにもこの「フレーメン」反応は目撃しますね。
■耳(聴覚)
猫の五感の中で最も優れているのは聴覚で、人より高周波(6万5千ヘルツ)の音を聞き取ることが出来ます。
猫の三角のお耳は耳介と言って体温調節の役割を果たしています。
ワンちゃんは暑いと口を開け息をして体温調節していますが、猫が口を開けて呼吸するところってなかなか見ませんよね。それは耳介で体温調節出来ているからなんです。
また、内耳の三半規管の発達により見事なバランスを維持しています。
■眼
ワンちゃんの瞳孔が円形に縮小、散大するのに対して猫の瞳孔は縦長です。
猫の瞳孔は光に敏感で、暗い場所では瞳孔を大きく、明るい場所では細くして光の量を調節しています。
網膜にあるタペタムと言う組織でわずかな光を効率よく利用しています。
猫の眼が暗闇で光るのはこのタペタムが光を反射しているからです。
また、猫は光の3原色のうち青と緑は認識できますが、赤は認識できないと言われています。
■ひげ
猫の重要な感覚器です。決して切るなどしてはいけません。
獲物や障害物を感知しています。
猫のひげは感情表現の道具でもあります。
興奮、緊張状態の時はやや前方、リラックスしている時は下方に向きます。
また、体調が悪い時にもひげが垂れ下がるので注意しましょう。
■歯
乳歯は生後2~3週で生え始め、8週目までに生え揃います。
乳歯の総本数は26本です。
永久歯は3~6か月の間に生え替わり、総本数は30本です。
■脚
前肢の指は5本、後肢の指は4本です。
猫は瞬発力には優れていますが持久力はなく、長距離を走る事はないです。
獲物を押さえ込む時以外は爪は引っ込められています。
肉球には汗腺が分布していて、緊張時には汗をかきます。
■尾
本来、猫のしっぽは長いのですが、猫によって長かったり短かったり、途中で折れ曲がっていたり様々です。
走ったり跳んだりする時のバランスをとるのに役立っています。
また、しっぽも感情表現の重要な役割を担っています。
機嫌の良い時にはピンと立て、怖いと思った時には丸めて体の間にしまったりと言った具合です。
いかがでしたか?
書いていてつくづく感じました。猫は神秘です(=^・^=)。
P.N 有末悠哉