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仕事の失敗から学んだ考え方

今日はとても真面目な話。新社会人の頃の失敗から学んで、いつも私はこんなことを自分に言い聞かせている。

○人のせいにしない。全て自己責任。
(自分が関わった仕事は、その先まで自分の責任。
どうなっているか確認。絶対に責任転嫁しない。)

○2度聞かないようにする。理解力を磨く。
(1度教えてもらったことは、全てメモして吸収して自分のものにする。) 

○大丈夫。大丈夫。(全然大丈夫じゃなくても)

○間違えないように、慎重に。

○適当にしない。適当なことは言わない。
誤魔化さない。

○自分から学ぶ。自分から興味持って勉強する。

○自分から動く。受け身にならない。

○効率を考えて、手を早くする。

○一度したミスは繰り返さない。
ミスをしない仕組みを作る。  

○周りの先輩や上司を、無条件で、最初から
信頼して、尊敬する。いいところを見る。

○変なプライドは捨てて、謙虚に
自分が出来ないことを潔く認めて、頼る。


こう言い聞かせるようになったきっかけは
新社会人の頃にいた部署で、失敗したからだ。
(いまは違う部署にいる)

大失敗した。

「1人の上司に嫌われて、居場所が無くなったこと」

これ自体が失敗だ。
しかもこの部署のメインとなる人だった。

他の先輩や上司とは、いい人間関係を築いて
可愛がられていたがその上司とだけはダメだった。

具体的に言うと、理由は2つだ。

1つ目は、新しく他部署からやってきた上司を
毛嫌いして信頼しなかったのだ。若い私の分際で。

畑違いのところからやってきて、横文字ばかり使う、距離の近い、セクハラぎりぎりの上司を私は馬鹿にしてたと言っても過言ではない。
2つ目は、仕事を舐めていた。軽く見ていた。
適当にやっていた。自分から学ぶ気もなかった。

この程度でいいだろう。自分で判断していた。
お金をもらえたらいい。役割はこなしている。
そう思っていた。


今思うと、本当に恥ずかしい、、。


大学を出てすぐに勤めたとはいえ、
社会人としては新人で、20代前半とはいえ、

その考え方、スタンスが、最低だと思うし、
真面目にやっている先輩や上司に失礼なことをしたと思う。

ミスばかりして、自分を正当化して、
責任転嫁していた。しかもミスを繰り返していた。

そんな自分に気付いてもいなかった。

「私はちゃんとやっている。間違っていない。」
そう思っていた。

しかも、その上司に対して
私は、謙虚さもなく、いつも強がっていて、
自分は出来ていると勘違いしていた。

結局、私はその1人の上司に嫌われて
何をしても否定されるようになり、

仕事を任されるどころか、
取り上げられるようになった。

私は、その上司から信頼されなくなり、
一挙一動を否定的な目で監視された。

時には、お前邪魔なんだよ!どけよ!と
乱暴な言葉を言われた。

詰められることが増えた。

私はどんどん萎縮していった。

萎縮して、ミスが増え、その上司に怯えて
報告が遅れ、さらに強く詰められた。

他にも生活環境など、いろんな理由が重なって
異動届を出し、異動することになった。

違う部署に変わってしまう前に、

「お前の考え方や、やり方は間違っている」

と密室で感情的に詰められて耐えられなくて、
ポロポロ泣いてしまった。
いつもは職場では絶対に泣かないのだが。

泣いてしまったのは、

失敗した業務への指摘ではなくて、
その内容は、私の人間性の否定だったから。

でも、そこでやっと気付けた。

気付かせてもらえた。

私が、間違っていた。

私は自分の考え方や、スタンスがズレていたこと。
あまりにも未熟で、甘かったこと。

私は、上司を最初から
無条件で信頼して、尊敬するべきだった。

人は鏡なんだから、私が毛嫌いすれば
相手からも毛嫌いされるのは当たり前だ。

謙虚になるべきだったし、

もっと自分から学んで努力するべきだった。

手を抜かずに、
最後まで自分で責任を負うべきだったし、

ミスをしてしまうなら、もっと真剣に捉えて、
それを改善するにはどうしたらいいか、

根本から自分の在り方を考え直すべきだった。

散々ミスして、迷惑かけておいて
こんなこと言うのも申し訳ないけど

やっぱり人は大きく傷ついたり、
失ったりすることで、やっと気付くことができて、

変わることができて、学ぶのだと思う。

私を嫌って、私を傷つけ、
気付かせてくれた、大っ嫌いなあの上司には

今では本当に感謝している。

「勉強させていただいてありがとうございました。

そして、若くて未熟なくせに
勘違いしてて申し訳ありませんでした。」
そう言いたい。


言ってもらえたことに感謝して、活かす。

そして、新しいところで私は前向きに努力する。
成長していく。

時には、自分で自分を苦しくさせてしまう。

それでも、自分の弱さや至らなさと向き合って、
改善しながら、やっていくしかないのだから。





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