「別アカ人生」
私がこのたび一度断った就労希望先。どうも、この先1年間応募できないらしい。そのはなしを聞いた時には「別アカでも(1年待たないと)ダメっすか?」と(冗談だけど)返したくなった。まぁ、真面目なビジネスメールですからジョークはNGなのかもしれませんが。もちろん別アカ人生なんて私なんかが持てるはずがない。SNS(XやFBなど)で複アカを使い分けている人はいるけれど、私はどうもアカウントの使い分けとかが下手くそである。
そもそも、多くのSNSでは可能な「複アカ持ち」ということ自体、私だけに限らず、人類のうち多くが不可能なことだと思われる。もしかすると騙されているのは私だけで、不可能なのは私だけなのかもしれませんが。
要するに、2アカウント以上『人生』を同時に持つことは、少なくとも私にとってはゆるされていない、と。残念だけど、人生はクソゲーだといわれる所以のひとつであろう。もしかするとどんなに「えらい」人でもそれは同じなのかもしれない。しらんけど。
そして、今回の『人生アカ』で失敗したから、別の『人生アカ』を作り直す。それもまず不可能、というか非常に危険な行為かもしれない。「今回の『人生アカ』を削除する」イコール「自死」ということなのだから。
仮にそれがうまくいっても、次の『人生アカ』の始まりには、またもや出生に伴う親ガチャはじめとするさまざまなガチャの引き直し、かつゼロからのスタートである。
まぁ、人生とは何という『クソゲー』であろうか。まるで神を呪いたくさえなってしまうものだが。ヤレヤレである。それでも生きていかなければならない。いやぁ、ほんと人生はクソゲーであるなぁ。しかたないね、生まれてしまったからの責任は果たさなければならないのだ。
『権力者』の『人生アカ』を1分間だけでもジャックして、自分の『人生アカ』を少しは真っ当なもの、というかイージーモードにしてあげたかったりします。まぁ、そんなこともまた不可能ですけど。自己創作としてのSFフィクションのネタとしてなら、なかなかいいアイデアですけどね。