Run to 2019 !
2018年も終わる。
今年もいろんなことがあったなあ、と思っているんだけど、今年は本当にとにかく動いた一年だったと思う。
さっきスケジュール帳で数えたところ、正確ではないが(がさつさがバレる)
約80泊くらい外泊をしていた。
しかも3分の2以上が道東内。
これたぶん道東外泊オブザイヤーじゃ・・・?だれか褒めて・・・
今年、立ち上げから奮闘したエポックメイキングな出来事を簡単に振り返りたいと思う。
・西洋軒ラーメンブランディング(1月)
・道東誘致大作戦(2月・3月)
・HARUリニューアル創刊(4・5月)
・NORTH TRUNK PLAZA(7・8・9月)
・きたみワッカマツリ 魚食系男子カレー(8月)
・道東コネクト(9・10・11月)
西洋軒ラーメンブランディング
津別町にある つべつ西洋軒 という創業90年の老舗、飲食店の代表メニューラーメンのリブランディングのお手伝いをさせていただいた。
公私ともにお世話になっている津別のアニキ、またの名を津別の四天王こと西洋軒3代目・榎本 聖にーやん。
90年続いている津別一の名店のソウルヌードルを装い新たに「北海道津別ラーメン」というネーミングをつけさせていただきました。
今年一年、お客さんも連れて行きまくったので覚えてくれた人も多いかなあ。
ラーメンがめっちゃ売れるようになったと2代目からもお褒めのお言葉をいただく。やったね!
HARUリニューアル創刊
オホーツクツーリズムマガジンHARU という媒体の編集を担当させていただきました。
こちらは 一般社団法人オホーツク・テロワール という団体で発行している媒体。
2012年に創刊、2015年に休刊してしまった媒体で、一年以上前から復刊したいと旨を相談をされていて、理事も勤めさせていただき準備を進めていました。
オホーツクを訪れる観光客に「本物のオホーツクに出会う旅」というコンセプトを新たに掲げ、5月にリニューアル創刊することができました。
企画から発行までがクソ遠い道のりだったんだけど、地域の名だたる企業や行政機関を巻き込んだ団体と一緒につくらせていただいたことがデカかった。
季刊くらいのペースで発行して、紙媒体でのタッチポイントとWEBでのアーカイブの形を目指しています。
観光客に向けた知ってほしい本物の情報はこの地域に本当に少ない(ないに等しい)ので、目的を果たすための旅から用事ができる旅に変わるきっかけをHARUでつくれるといいなと思っています。
次の発行は来春くらいを目処に動いているのですが、先立つものが・・・
これだけの話じゃないですが、絶対結果残すのでお金と時間マジで投資してください・・・!
NORTH TRUNK PLAZA
NORTH TRUNK PLAZAというキッチンカーとフリーマーケットのイベントを企画しました。
こちらは株式会社まちなか網走からのご依頼で、網走市の中心市街地にある「らるあーと」という広場を活用したイベントを企画した。
アプトフォーという網走の目抜き通りにあり、元々ラルズプラザという商業施設が建っていた跡地で、広大な広場になってしまった場所を利活用したイベントでした。
今年は7〜9月の3ヶ月、月1回・計3回の開催。
昨今、道東にはキッチンカーがものすごい勢いで増えていて、それらをなんとか面で見せれたらなーと考えていたのと、キッチンカーの食だけではなく、一般の人が自家用車の荷台を売り場にフリーマーケットをするというコンテンツを掛け合わせた車にちなんだイベントです。
空き地の利活用といってもなんせ予算はない。
そんな中でハードの投資をせず仕組みでカバーするのは大変でしたが、キッチンカーや一般の人以外にも、普段は店舗を持っている人にもお声がけして出店してもらうことで素敵な空間をつくれたかなと思っています。
今年はとりあえず三回のみのテスト的な開催でしたが、年々頻度を上げ、いずれは毎日お昼にキッチンカーが並んでるみたいな空間にできるといいなと思っています。
こちらも予算だ・・・頼みますよ、本当・・・
着古した、使い倒したものを並べるだけじゃない自由なマーケットをつくろう。
ワッカマツリ・魚食系スパイスカレー
ぼくの住んでいる街・北見市の一大おまつりきたみワッカマツリ。
きたみワッカマツリについてはコチラ
北見LOVEをスピットしたこの記事も全北見知り合い民に読んでほしい・・・
こちらも公私ともに仲良くさせてもらっている 魚食系男子プロジェクト の川口くんとともに魚食系スパイスカレーなるものをつくりました。
北見市常呂町で獲れたオホーツク海のお魚をふんだんに使ったスパイスカレー。
地域のものを活用してどのように拡げていくかということも同時にやっています。
魚食系男子プロジェクトとの共同プロジェクトを今後もどんどんやっていくぞー
その川口くんは今、闘病中のため一回休み。
絶対戻って来てもらわないと困るんで、待ってますよ!!!
メディア創刊、第一号記事として掲載してくれたGyoppy!の川口くんの記事もぜひ読んでみてください。
道東コネクト
こちらも津別町のお仕事で現在津別町内にコワーキングスペースとゲストハウスをつくるという道東エリアリノベーションというプロジェクトの広報業務。
広報業務のディレクションや1988での記事広告、津別町の広報業務として東京でおこなわれた北海道民のイベント EZO SHOW や札幌でおこなわれた 北海道移住ドラフト会議2018 参加をコーディネートしました。
道東のリノベ文脈や津別にできるコワーキングスペース・ゲストハウスをどう認知・活用してもらうのか。
こちらももっともっとできるし、時間はかかるけど、コツコツやっていくことでしか結果は現れないし、それが次第にものすごい強みになる。
これも予算と時間が・・・必要なのだよ・・・
道東誘致大作戦
そして3月に開催したこのイベント関連のことが一年を通してずっと続いていた2018年。
今年の今頃、このイベントをやるためにクラウドファンディングの準備をしていたのが懐かしい。
まだ一年経っていないのが信じられないです、本当。
2月 クラウドファンディング スタート
3月 道東誘致大作戦@オホーツク
4月 道東誘致大作戦反省会@札幌 UNTAPPED HOSTEL
5月 森、道、市場@愛知(中西・須藤・蝦夷丸)
7月 森ジャム出店@下川町
8月 脳天直撃学校祭@十勝・更別村
9月 北の合宿2018秋@オホーツク・遠軽町白滝
10月 週に3回通える本屋ができるまで@釧路
11月 魔法をかける編集・道東ツアー第1弾@釧路・帯広
11月 道東誘致大作戦秋田へ行く@秋田各地
12月 魔法をかける編集・道東ツアー第2弾@津別・根室
(遊び& かずきゅん合宿なども入れ込んじゃいました)
ほぼ毎月なんかやっとるやないかい・・・
道東誘致大作戦でなにが起こったか
これだけの濃度で一年に渡って続いたこのイベント。
「そんなイベントやってどうするの?」とか「有名な人呼んでどうなるの?」と揶揄されることもありましたが、一年近くを終えた今、この一部始終を見たり・体験してくれた方には何かが起こっていることを少しは感じてもらえているのではないでしょうか。
小さな声を届けるウェブマガジン「BAMP」でも記事にしていただけました。(BAMP編集長・徳谷柿次郎さんの2018年の特選記事3本にも選んでいただきました。愛・・・)
全国あちこちを取材して感じるのは、目立った結果を残している土地ほど「小さな声」を原動力にして、自らも「圧倒的に動いている」ことです。特に20代のローカルプレイヤーたちは独学のクリエイティブゾーンに飛び込んで、なんでもやります精神で地元の仕事を受託しています。ただ、評価基準のジャッジは甘くなりがちで、良いも悪いもなく、ただこなすだけの数年間が続く……。
私が北海道北見市で3年前に出会った中西拓郎くんもその一人。「悶々とした日々のなかで北海道・道東エリアのために新たなチャレンジをしたい」。行政区分ではない「道東エリア」で補助金に頼らず、CAMPFIREのクラウドファンディングで資金を集める姿勢は素晴らしいと思います。
プレイヤーたちを大きく巻き込んだ(いや、巻き込まれた…?)「道東誘致大作戦」は、最初の導火線に過ぎず、北海道全体のプレイヤーを可視化し、大きなうねりとなって新たな価値を作り続けている。どれだけ機会や企画を提供しても、実行できるのは1%ぐらいではないでしょうか。
彼らの動きや考え方は、全国の「小さな声」を「自ら圧倒的に動かす」モデルとして参考になるはずです。この記事が2019年以降のヒントになれば、「道東誘致大作戦」後にハードすぎてうんこを漏らしてしまった参加メンバーの二人も報われると思います。結局、ただ取材するだけじゃなく、自らも飛び込んだ世界がおもしろく転がっていくのは嬉しいですね。
3月の道東誘致大作戦をきっかけとして、北海道内・道東内のプレイヤーやそれぞれの地域の人が繋がっていく感触があった。
もちろんこんな状況を最初から思い描いていたわけではないし、多くの方から叱咤激励をいただき、信じられないようなミラクルの連続で今があります。
彼らの“強制関係人口”はいずれ、“共生関係人口”として全国の地方へと伝播していく。
(藤本さんがこの辺を言語化してくれたありがたいや・・・愛・・・)
各地でイベントをしたし、何かあれば協力してくれた方たちの元に利他的に駆けつける。ひたすらギブ&ギブ&ギブの精神。
マジで一銭も儲けてないどころか、いつも自分たちの経費は持ち出しだし、イベントの度に仕事が完全ストップだから、その分を稼ぐ&スケジュール調整は自分含め、本当にみんな大変だったと思う 。(道東誘致大作戦の収支も公開しています)
だけど実際に自分で動いて、一緒にコトを動かすことでしか本当の信頼はうまれない。
「今度何か一緒にやりましょう」とか「もっと連携していきましょう」とか良く聞くし、よく言われるけど、会って会って会って、その先で繋がった人たちと一緒にコトを企てることでしかきっと前には進まない。
時間も手間もお金もかかるけど、そうやって少しずつ育んでいくことをひたすら続けていくだけだ。
会うだけ・知り合うだけじゃない、本当のコミュニケーションを道東のたくさんの方々と築けた一年だったように思う。
2019年は今年の成果をちゃんと見える形にしていきます。
まだ発表できないけど(と言うか年明けの新年会で意見を聞こうと思っている独断だけど 笑)、2019年は今年を踏まえて、さらにぶち上げられるようことをしたいと思っています。
ただイベントをやりたかったわけでも、有名な人に来てもらいたいだけでもない。
しっかりとこの先に繋がることをぼくらはやっていくぞ。
2019年もどうぞお楽しみに!
*
道東誘致大作戦の流れも1988としての仕事も、2019年はまたアタマからフルスロットルの様相です。
いつも手を替え品を替え、本当に目の前のことは大変なことや苦しいことばかりなんですけど、振り返ると一昨年より去年、去年より今年と、牛歩の歩みでも少しずつ進んでいると思えることは幸せなのかなと思います。
マジで気合いしかねえ・・・やるぜ!
今年もここに書ききれないほど、たくさんの人にお世話になりました。
また来年以降も引き続き寿命を前借りしながらぶっ飛ばしていきますので、よろしくお願いします!
良いお年をお迎えくださいませ〜!
(photo by 鶴と亀 小林くん)
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