自分が合わせれば解決するのか

恋愛には辛いことがつきものといいますが、
この2年間で辛かったのは最初の半年で、
ここ1年半は特に辛いことが思い出せない。

それは彼女に何も求めていなかったのか、
それとも自分が彼女にきちんと全てを合わせることが出来ていたのか、
全部が全部麻痺させていたのかはわからない。

相手に合わせることを習慣させて、そしてそれを相手に伝えていないのは、ただの自己満足なのか。
自分は負担に思っていなくても、相手の負担になっているかもしれないし、実は無意識で自分の負担だったのかもしれないし。

しかし違和感が心の奥底には残っていて、
話し合って解決する道を選ぶことの出来なかった僕には、
この関係は遅かれ早かれ終わっていたのは間違いない。

結婚とは人生のパートナーを見つけることで、
彼女を守ってあげたいとは思っていたけど、
弱さを見せること、共に解決することを選べなかった僕は、あなたを横に並ぶパートナーと見ることは出来ていなかった。

今は幸せな記憶から推測される、幸せな未来像という虚像が自分を攻め立てているけど、
けどあなたと元の関係に戻れるとは露ほども思っていなくて。

それはあなたに振り回されることを選んだ過去の僕への反省で。
あなたの保護者として立ち回ってしまった過去の僕への失望で。

あなたは知らず知らず悩んで、泣いていたのかと考えると胸が痛くて。
じゃあそれを付き合ってる時から伝えてあげろよ、察して自分を変えろよとは思うけど。
遠距離してたら察せないよ、言葉で伝えてよ、なんのために僕らは同じ言語を話して、会話することが出来るんだよ。

自分への反省は多々あれど、
けど、過去に戻っても際限なくあなたは求めて来そうだから、これで良かったんだろうな。

僕は、精一杯だったよ。
歩み寄れば、もうちょっと余裕があったかも。
物理的距離があるなかで、心理的距離を近付けるのはきつかったなあ。
ひとり相撲だったのかなあ。

別れる理由となった、
あなたが新しく選んだ人は、
とても優しい人なんだろうな。
涙が出るよ、どうか元気で。

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