千葉市美術館 ~地域のオモシロそうなところに行ってみた~
どうも、ナカです。
日々 、オモシロイものを探していると、大学生の時は一日中「信長の野望」をやっていた青年は、アウトドア派になってきました。
少しでもオモシロかったことをシェアしようという試みで、記事にしてみます。
初回はコチラ↓
『千葉市美術館』
2020年7月11日に改装後グランドオープンしたばかりの産みたてホヤホヤ。
千葉市の有形文化財にも指定されている旧川崎銀行千葉支店の趣深い門をくぐる。
その刹那、美人がボクに振り向いた。
次の刹那、ボクは赤面し、思わず顔を隠した。
見返り美人図になれる特設モニターの前で、年甲斐も無くイキり立つ34歳の中年男性。
そんな存在を温かく迎えてくれる、まるでアルカイックスマイルを携えたような千葉市美術館ロビーの一角。
実は先日、家庭教師で教えているセンス満点の中学生から紹介されて、『アクタージュ(原作:マツキタツヤ・漫画:宇佐崎しろ)』(ジャンプコミックス)をちょうど読んでいたところでした。
アクタージュには、こんな描写があります。
「主人公らの演技力で、ただイスに腰掛けているだけなのに、観客それぞれのアタマの中にある、銀河鉄道の夜の列車内の風景が思わずアタマに浮かぶ・・・」
確かに!!
例えばこちらの絵を見て頂きたい。
≪納涼美人図≫ 喜多川歌麿
じっとこの絵を見ていると、
・暑い夏の夜の部屋
・蒸し暑い雨の降る昼下がり
・寂れた遊郭の一室
など、色んな時刻・場面がボクの想像力に合わせていくらでも浮かんできた。
観客の気持ち 、知識、さらには観たいものにあわせて絵を変幻させられるように、敢えて背景・調度品を最小限に抑えて余白を生かした構図、ニクい!!
このような江戸時代のコレクションが他にも多く、浮世絵など、日本的な美しさに溢れています。
単純に、改装したてなので、トイレがキレイというのも、それだけで大プラスポイント!
まだまだ雨がちな初夏の良き日、美術など文化的活動の価値を見出だして、改装予算を付けた誰かの判断を愛でる意味も込めて、
『千葉市美術館』
いかがでしょうか
ー完ー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?