田舎の弱小中学陸上部が市内一位を取った話 ー①導入編ー
どうも、ナカです。
書きたい話題は結構ありつつも、なかなか筆をとり始めるまでに時間が掛かる自分の怠け心を認め、一計を案じることにしました。
本報から連載形式をテスト的・チャレンジ的にやってみたいと思います。
同時に自分の人生の軌跡を振り返りつつ、「ナカってこんな人生を送ってたのね」と、また笑い者にして頂けるとイイな、と思います。
ちなみにこれからの話は、私の中学時代の実話です。
では、いってみましょう!!
『田舎の弱小中学陸上部が市内一位を取った話 ~①導入編~』
ボクが住む町は、瀬戸内海に程近い、小さな、空気の澄んだ、景色の美しいところだ。
カバー写真をご参照頂けるとありがたいが、あそこが町の中心部。渋谷ならセンター街、東京駅なら丸の内仲通り、平城京なら朱雀大路周辺だ。
人口はおよそ4000人。
中学校の1学年は40人いくかいかないかで、ボクが小さい頃は町内に小学校が3つ有ったが、今では2つが廃校になった、という典型的な少子高齢化に悩む田舎町だ。
以下、S町と呼んでいきたいと思う。
ボクが高校生の時に、初めて町にセブンイレブンが出来たが、中心地ではなく、唯一の国道が通る町外れで、想定顧客はS町住民ではなく、大型トラックなど町を通過する人々だった。
それでも開店直後、町民は長蛇の列をなし、
「コンビニなんか行き慣れてるんザマスけどね」
とセレブ顔だった。
我が姉はテンションが上がってバイトに応募し、なんと見事採用され、後に大量の恵方巻きを家族に食べさせる存在になるワケだが、本題とズレるため、ここでは省略する。
S町は、一応、新幹線も停まる地方都市(以下、M市と呼ぶ)の構成要素ではあったのだが、M市中心部からは山を二つくらい越えた辺り、かつ、隣のT市との境でもあったため、
M市の人に聞けば、
「S町?あれってT市でしょ?」
と言われ、
T市の人に聞けば、
「S町?そんな町無いわよ。」
と言われる存在感だ。
そんなのどかなS町に当然一つしかない公立中学校に元気に入学したナカ少年は 、野球部・バレー部・陸上部という3つの選択肢の中から「陸上部」を選び、喜怒哀楽・悲喜こもごも、青春を謳歌していくこととなる・・・。
②背景編(近日公開)へ続く。
ー完ー
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