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「SANITY」を観て、そして聴いてください。
⚠オタクが「好き」の気持ちを抑えきれなくて書いたものだから、いつもより読みづらいかも。
この曲が世に出てからそこそこの時が流れているけれど、無性に色々書きたくなってきたから書くよ。
書くよ!
皆さん、2023年に放送されていたアニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +って見てました??私はがっつり見ていました。
頻繁にやりとりをしているインターネットフレンズの皆様の中には既にご存知の方も多いと思いますが、私はこのヒプノシスマイクというコンテンツが大好きなんですよ。登場人物の大半(主観です)が勇ましいところとか。
ヒプノシスマイクには色々なチームが出てくるんですけど、その中でも私は、ナゴヤディビジョンのBad Ass Templeを応援しています。マジで大好きなんですね。
(↓Bad Ass Templeのどういうところが好きかは、以前書いたので良かったら読んでください↓↓↓)
アニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +なんですが、ヒプマイのアニメにおいては2期のポジションなんですよ。なので、以下ヒプアニ2期と呼びます。
私の大好きなBad Ass Templeは、原作でも途中で登場したチームなので、ヒプアニ1期では登場していませんでした。アニメでは、劇中RAPという形で新曲が公開されるので、ヒプアニ1期を見ながら「良いな~~~~~~~~~かっこいいな~~~~~~~~~~!!!早く動くBad Ass Templeが見たいし、新曲聴きたいな~~~~~~~!!!!!」と、まだヒプアニ2期があるかどうかも分からない頃から、ずっとわくわくしていた。
で、待ちに待ちに待ったヒプアニ2期の放送が始まり、Bad Ass Templeの皆さんがメインで登場する回が放送され、劇中RAP「SANITY」が公開されたわけなんですが、、、。
見ましたか?聴きましたか?その前提で話を進めます。
まず、映像なんですけど、
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こんな感じで、初っ端から敵キャラの葬式が始まったり、、、
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無敗の最強弁護士である天国獄さんが青いバナナを出したり、、、
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突然、古代エジプト壁画のような絵柄になったり、、、
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なんかこんな感じになったり、、、
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首だけになって、ぐるぐる回ったり、、、
なんなら上で描いたリーダーの空却くんは、この後すぐ目が光るし、、、
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でかいシャチホコが加勢したり、、、
他にも言及したいことは色々あるのだけれど、情報量が多いんですよ。
視覚的な情報量がさ。上の動画の時間見ました?大体1分半。1分半の映像中に何度「!?」って驚いたことか。
これぜ~~~~~んぶ上の動画、つまりアニメで流れてるんですよね。いや、もともとこれまでのヒプアニの映像でも、思わずツッコミを入れたくなるようなシーンは多かったので、ナゴヤのメイン回でも「カッコ良いけど、どこかツッコミを入れたくなるシーン」を期待はしていました。想像以上のがきちゃったね。
こちらのアニメの映像が放送されたとき、少なくとも自分のタイムライン上ではインターネットフレンズ達の「熱出した時に見る夢」「本人達は真面目にやっているのに、なんかじわじわくる」というようなコメントでいっぱいになっていた。
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実際このシーンのとき、私も思わず声を出してしまった。何となく楽曲の持つ雰囲気とは合っている映像だし、彼らもキリッとしていてかっこいいんだけど、なんせ急にこのシーンがくるもんだからさ、、、。インパクトがなんか強くてさ、、、。
SANITYについて、KING RECORDS TODAY(キングレコード株式会社が運営するWEBメディア)(ヒプマイはキングレコードの内部レーベルであるEVIL LINE RECORDSに所属してるよ)内のコラムでは、次のように書かれている。
「SANITY」=「正気」というタイトルどおり、聴く者の正気を試すような独特な空気が感じられるラップになっている。
この「聴く者の正気を試すような独特な空気」というのは、楽曲そのものの話をしているってのは分かるのだけれど、映像もそうだよね!!??と強く言いたい。
今回Bad Ass Templeと対峙することになった敵キャラクターの皆さんの視点に立ったとき、ぐるぐる回る生首や向かってくるバカでかいシャチホコを前にして、果たして正気を保てるのかって聞きたいのよ。いや、それ以外にも正気を保てなさそうなシーンがたくさんあった。
さて、最初は映像のインパクトに完全に気を取られていたのだけど、じっくり観たり聴いたりしていくと、改めて大好きだなコレ、、、という思いが増していった。
映像自体、ここまで絵面のツッコミどころの話をしましたが、映像自体もナゴヤの3人のイキイキとした表情やそれぞれの職業や雰囲気にあったシーンがあるところとか、めちゃくちゃ良いんですよね。あと、最後の上から見下ろす3人→ハサミを切る空却くんの不敵な表情とかも、かっけ〜〜〜〜〜〜〜〜ってなっちゃった。
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あとサムネイルにもなっているこのシーン、最初はお顔アップでかっこいいねぐらいにしか思っていなかった。
でも、よく見たら真ん中の空却くんの手が、両サイドの十四くんと獄さんの指と繋がっているように見える。え、これ、この言い方で伝わるだろうか。あの、3人で1つのハンドサインを作ってるようにも見えることないですか?
マジで良い。
そう、このnoteの主旨は、アニメ放送時に映像のインパクトに気を取られていたけど、SANITYという楽曲をじっくり聴いたときにあまりにも良すぎたって話なんですよね。
ここまでで、多分2000字以上書いてるけど、ここからが本題です。私は、SANITYの歌詞のBad Ass Templeのマインドが最高に表れてるところが好きなんですよ。どこが好きか書かせてください。
100年不滅 Ultimate crew
これがBad Ass Temple
上の動画で十四くんが言っているところなんですけど、めっちゃくちゃ良くないですか!!??
チーム名である「Bad Ass Temple」を歌詞に入れてくるナゴヤの楽曲は他にもあるのだけれど、その前に出てくる「Ultimate crew」からの流れがめっちゃ好きなんですよ。Ultimate crew=究極の仲間ってことですよ。自分の所属するチームのこと、究極って呼べるのすごくかっこいいよ。獄さんと空却くんのこと、そうやって思ってるってわけじゃん。Bad Ass Templeって究極だったんだ。
そんで100年不滅ですよ!!??不滅って言われると改めてニコニコしてしまう。私は、Bad Ass Templeの皆さんがチームのこと好きじゃんって感じる歌詞が大好き。ここを聴いて、Bad Ass Temple Funky Soundsで獄さんがBad Ass Templeのことを「鉄の絆」って言ったときと同じ気持ちになっています。
見失うな生き方 リズミカルな導きから
立ち込めてる霧払う 星に続く道がある
アニメ本編で流れた映像を見ると、敵キャラの皆さんにめちゃくちゃ攻撃をしている印象があるんですけど(実際めちゃくちゃ攻撃はしている)、こうやって歌詞を見ていくと、再起不能なまでに叩き潰すというよりも、「今よりさらに良い方へ導く」という部分が強い曲だと感じさせられる。
私、ここの、3人が「見失うな生き方」って言っているところのリズム感超好き、そう思っていた矢先に「リズミカルな導きから」って言ってくるもんだからさ、ちょっとクスっとしてしまった。
繰り返すけど、敵キャラの皆さんのことしっかりこてんぱんにしているんですけど、前提としてしっかり導こうとしているところ、マジで良いですよね。
前述したKING RECORDS TODAYのコラムでは「聴く者の正気を試すような」って書き方がされていたけれども、それに加えて「聴く者を正気に戻す」曲でもあるんですよね。映像内では、その正気に戻す手段がかなりトリッキーではありましたけれども。
阿弥陀のような愛情の拙僧
空却くんのパートより。ここの空却くんの言い方超好き。というか、空却くんのパート全体がちょっとテンション高くて愛おしい。
ちょっと笑いながら、、、みたいなさ、、、。只者ではない、、、というか、強敵感がある。まだ19歳なのに、なんでこんなに貫禄があるんだよ。
っていうか「阿弥陀のような愛情」って!?私はマジの浅学なので違っていたらこそっと教えてほしいのですが、阿弥陀って阿弥陀如来のことじゃないですか。阿弥陀如来って、確か全ての生命を救うことができる如来じゃないですか。
なぁ、「阿弥陀のような」って言うってことはさ、空却くん、マジで全生命を導く気でいるわけじゃないですか。阿弥陀如来がめっちゃすごいってことは何となく分かるんですけど、それを自分に対する比喩に使うところ、めちゃくちゃ空却くんらしさがあるというか、強いというか、自信と覚悟に満ち溢れているというか、なんというか、、、。
好きですね。
手を伸ばしても届かないからこそ積み上げた成功は尊い
逃げ道の先にゴールはない 無敗に妥協はそぐわない
獄さんのパートより。獄さんのパートについては、その言葉の全てが自分に刺さってしまった。SANITYという楽曲において、個人的に獄さんのパートの歌詞が一番大好きかもしれない。全部好きなんだけどさ。
初めの「手を伸ばしても届かないからこそ積み上げた成功は尊い」のところが、特に好きなんだよな。
ここを聴いて頭によぎるのは、公式HPに書かれている獄さんの座右の銘(座右の銘という認識で合ってるんかな)、「月に手を伸ばせ たとえ届かなくても」である。元は、イギリスのロックミュージシャン、ジョー・ストラマ―さんの言葉らしい。
なぁ!!!!!!この歌詞聞いたらさ!!!座右の銘がよぎるよな!!!!!!!!???????Bad Ass Templeの最年長がさ、チームの10代2人や今まで仕事で関わってきた子供達に向けているような芯の強さと優しさを感じるよな!?「積み上げた成功は尊い」の部分の話をしています。彼らに対して、元気づけているようにも聞こえるような歌詞。最高です。そして、私もこの歌詞に元気をもらっている。
「無敗に妥協はそぐわない」←こことっっっってもかっこ良すぎるな。天国獄っていう大人が、最強の弁護士たる所以は手を抜かないところなんですよ。いつだって全力。
獄さん、なんかこう内面を見るまではクールな大人っぽさが前面に出ているキャラだという印象を持っていたんですけど、彼のことを知れば知るほど、泥臭い努力を積み重ねてきた人なのだと思い知らされるな!!この歌詞もそうなんですけど。獄さんのポリシーを感じる。そういうところで、10代2人からも信頼されているんだろうな。
ねえ、獄さんパート、全部好きだ。書き出したらキリが無いので、これだけは言わせてほしい。全体的にうっすらそんな感じなんですけど、上の歌詞の後に出てくる「攻撃されたら跳ね返せ」の部分のがなりが超かっこいい。痺れる。他の楽曲でもそうなんですけど、獄さんのがなりが、マジで好き。
過去のトラウマ襲う脳裏 マイク掴み戻す正気
十四くんのパートより。ヴィジュアル系ミュージシャンとしての生き様を見せてくれているような(ちょうどこの回の敵キャラもミュージシャンだったしね)言葉選びが続いていたところ、この歌詞が最後に来たので、ドキッとしてしまった。
こちらのnoteを読んでくれている方の中には、ヒプマイをそんなにご存知なわけでは無いという方も少なくはないと思う。十四くんなんですけど、いじめ(という一言で片づけたくないぐらい酷い暴力)を受けた過去を持つキャラクターなんですね。だから、過去のトラウマと聞いたときに、これがよぎったよね、、、。
十四くん、ソロ曲「月光陰 -Moonlight Shadow-」中にも「マイク掴めば誰だって誰かのヒーロー」という最高の歌詞があるんですよ。こうやって考えると、十四くんがマイクを掴むときの想いの強さを感じるよね。彼がマイクを掴むとき、それは自分や誰かを支えるときなんですよね。十四くんて、最高のヒーローだから、、、。
っていうか「戻す正気」って言ってるね!?前述したように、私はこの曲のこと「聴く者を正気に戻す」曲だと思っているんですけど、ここ聴いたからそう感じたのかな。
SANITYという楽曲について、まだまだ言いたいことはたくさんある。好きなところが多すぎて、Bad Ass Templeの皆さんはもちろん、作詞の輪入道さん、作曲・編曲のA.G.Oさんには足向けて寝られないよ私は。
初めの方でも書いたけれど、この曲がアニメで初公開された時は映像の情報量の多さに完全に気を取られていた。でも、繰り返し楽曲を聴いているうちに、めちゃくちゃ良い曲じゃん、、、って思ってしまい、気づいたらこのnoteを書いていた。
映像も、楽曲の怪しげな雰囲気と合うんだよな。ホラーっぽい雰囲気というかなんというか。敵対してはいけない相手を、敵にしてしまった時のような感じあるじゃん。これは個人的なイメージで話をしていますが、この楽曲におけるBad Ass Templeは物理技より特殊技が厄介そう。(Bad Ass Temple Funky SoundsのBad Ass Templeは物理技の方が強そう)
でもその厄介な強敵感の中に、それまでの楽曲の中でも見られたそれぞれのキャラクターらしさ、信念、熱さが感じられるところが、もう最高に好きですね。私は、改めて皆さんにSANITYを聴いてもらいたいと思っています。
ヒプノシスマイク、2月には初の映画(しかもインタラクティブ映画)(インタラクティブ映画!?)も公開されるので、めちゃくちゃ熱いコンテンツなので、このnoteをたまたま読んでくれた方が少し興味を持ってくれたらすごく嬉しい。音楽原作キャラクターラッププロジェクトだけど、なんか色々な曲があるから何かしらの曲には刺さると思います、マジで。