2022年振り返り
こんにちは。
今日は日記です。
2022年もう終わりますが、今年の大きな出来事と言えば、会社を辞めました。
ずっと会社員をしながら漫画を描いていましたが、漫画だけで食える見通しがたったので、辞めることにしました。
会社に行かなくなってひと月ほど経ちましたが、ちょうどやっていた漫画の仕事も終わってしまい、企画段階、つまり無職になってしまって、とても焦りました。会社というのは、人とも関わるし、ある程度生きていていいんだなと思わせてくれる場所でもあるので、良かったんだなとも思います。
私は大学は文学部へ行って、仕事は文学に関わるものをと思えるほどには情熱がなく、ほとんど趣味みたいな勉強をしました。
なので就活は文学と全く関係のないところで、その時観劇が大きな生きがいだったので、東京から離れなくてもよいもの、という甘ったるい考えで就職活動をしていました。
当然全滅。ほかの人の入社式の終わるころに、なんとか拾ってもらえたの会社で事務職をしました。
人間関係も自分の頭もおかしくなって周りに迷惑かけまくってからその会社を退職して、同業の他社に転職。
総合職になれば全国転勤で残業してお金を稼ぐ。一般職なら安い給料で誰にでもできる仕事をする。
私は男社会の中でおじさんに酌をしながらセクハラされつつ営業でも「あの子は女だから」と下に見られて働く、というのができなかったので(きっと、もっと仕事のできる人は、そういうことを避けて成績を出せたのだろうけど、私には無理だったと思う。営業してないからどうなったかは分からないけど)転職も事務職を選びました。同じ業種の同じような仕事だと転職しやすかったです。もっとゆっくり考えてもよかったのかなとも思う。
簡単な仕事だったので毎日定時で帰って、家に帰ってからずっと漫画を描いていました。漫画でお金貰えなかったら、わりとしんどい生活だったなと思います。
仕事に慣れると、驕るようにもなりまして、そんな仕事に八時間縛られることが苦しくなりました。
もっと仕事を増やしてもらおうと相談したら、給料は上げないけれど仕事を増やすと言われ、反抗するとうまく扱えない人間認定されてパワハラされたので辞めました。
会社には会社の事情があるし、替えのきく事務職でもあるので、そういうもんだなと思いながら、漫画があってよかったなってほっとしました。
私は、漫画を描くなら一度は社会人経験したほうが良いのではと思う派なので、漫画という想像力の中の世界と全く違う場所で働けたのは、良かったなと思います。あと、安定収入はやっぱり心が落ち着くよね。
ただ、自分がおじさんたちの王国の中に混ぜてもらっていたために、思考がそこに適合するようになっています。(私の働いていた二社とも偉い人はおじいさんしかいないところでした。ほかの所は知らない)
差別思考を、差別と思わず持っているかもしれない。自分が苦しかったことと同じことを、他人に押し付けてしまうんじゃないかというのは怖いです。
女も、男も、しんどいけど、自分の世界の中のしんどさしか知れないのは、人間である以上仕方ないんですけれど、気を遣えるようになりたいし、悪い人になったら怒ってほしいなと思います。
昨年末にやりたいなと思ったことはぜんぜんできませんでした。
漫画も本も映画も舞台も、ぜんぜん見れなかった。勉強もできていない。絵は少しだけうまくなって、描くスピードも少しだけあがりました。
会社を辞めて、睡眠時間と、ストレッチなど体を動かす時間はとれるようになりました。自炊もして、野菜も食べています。えらい。
昔の人の随筆を読んだりして、ほぼブログやん、とも思ったので、私も気軽にここで日記みたいな何かを書いていきたいなと思います。
漫画だけ描いて生きていくというのがどういったものかわからないので、来年はきっと慣れるまでバタバタするかなと思うのですが、少しずつ自分のスタイルを作っていけたらいいなと思います。
みなさま良いお年を。
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