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集団塾の講師からスクールマネージャーへ!塾業界の経験者ならではの苦悩とは

株式会社日本教育協会は、一都三県を中心に代々木個別指導学院という塾を運営しています。今回は、2018年中途入社の戸部さんにインタビュー。集団授業の講師時代に感じた苦悩や、数々の社内表彰実績がある戸部さんの「仕事のこだわり」についてお伺いしました。

人物紹介|戸部翔太
2018年9月中途入社。埼玉県志木校でスクールマネージャーを務める。休日はゴルフ、読書、温泉、ドライブ、YouTubeや資格勉強など幅広い趣味を楽しんでいる。


生徒と向き合う時間が少なく、もどかしさを感じた塾講師時代

ー自己紹介をお願いします

埼玉県志木校のスクールマネージャーを務めている戸部です。出身も埼玉県で、中高時代は卓球部、大学では陸上ホッケー部に所属していました。休日はゴルフや温泉、ドライブなど多趣味ですが、自分も勉強の感覚を忘れないように資格勉強をすることもあります。今までに英検、漢検、FPや簿記の勉強をしました。また、大学時代に教員免許を取得しており、1社目も日本教育協会と同じ塾業界で働いていました。

ー前職の仕事内容や働き方について教えていただけますか?

1社目の塾では集団授業の講師として、小学4年生から中学3年生を対象に数学の授業を担当していました。その塾は東海エリアに校舎を多く構えていたため、地元の埼玉を離れて静岡県に引っ越し、一人暮らしをしていました。

授業は1コマあたり小一時間の長さで、1日に5~6コマの授業を行いました。幅広い年代の子どもの授業を担当するため、昼頃に出社をしてから夜22時過ぎまでは、ひたすら授業の連続。授業の前後で授業準備や事務作業に追われる忙しい日々を過ごしました。

複数の校舎をまわって授業を行うため、週に1、2回しかまわれない校舎もありました。担当する生徒数も多く、一人ひとりにゆっくり向き合いたくても物理的に時間を確保しづらい点が大変でしたね。

ーお忙しく過ごされる中で、何が転職のきっかけになりましたか?

教員免許を取得して、希望通り教育業界で働くことができたので、「教育に関わりたい」という気持ちは間違いありませんでした。でも、担当授業が多いと働き方がハードになりますし、身体に負担をかけて何年も働けるかなと不安を感じました。

塾業界は土日に休むことが難しく、前職では週に1回程度しか休みがとれませんでした。自分が休みの日に会社から連絡が来てしまうと、精神的に休まった気がしませんでしたね。

でも、もちろん平日休みのメリットはあります。前職ではゴルフをする人が多かったので、僕も休みの日はゴルフ場で身体を動かしてリフレッシュしていました。平日だと空いているので、ゴルフ以外にも近場の温泉を楽しんだり、出かけたりできたのは良かった点です。

塾の仕事はもちろん好きでしたが、働き方の不安や、授業のスケジュールが過密すぎて生徒とじっくり向き合う時間がとれないもどかしさが転職のきっかけになりました。


同じ塾業界なのに感じた「ギャップ」とは

ー日本教育協会の第一印象を覚えていますか?

はい。最初に求人を見たときは、同じ塾業界なのに土日休みなんてあるの?と驚いたことを覚えています。日本教育協会を知るまで一度も土日休みの塾を見たことがありませんでしたし、今でも珍しいと思います。

転職活動をしていた頃は、教育業界以外の業種も検討しましたし、教育関連で講師以外のポジションで内定もいただきました。でも、塾の仕事が嫌いで辞めるわけではなかったため、まずは興味本位で日本教育協会の会社説明会にエントリーをしました。

ーどのタイミングで志望意欲が高まりましたか?

会社説明会に参加したとき、社員の雰囲気や言葉から「人を大切にしている」姿勢が伝わってきて、志望意欲が高まりました。塾業界の中には、進学塾として生徒の成績アップに徹底的にこだわるタイプや、独自の教育メソッドで厳しく指導するタイプもいると思います。
日本教育協会は、勉強をサポートすることはもちろんですが、目の前の生徒、ご父母、そして社員にもしっかり向き合える塾だと感じたんです。

ー具体的に、どのような点から「人を大切にしている」と感じたのでしょうか。

前職では授業を担当しながら事務作業も行い、生徒指導とご父母の対応も並行して行っていました。しかし日本教育協会のスクールマネージャーは、授業を担当せずに生徒・ご父母とだけ向き合うことができます。

また、塾業界では珍しい土日休みを取り入れていることや、無理な残業を行わない方針、長期休暇をとれることなど働き方にも「社員を大切にする」姿勢が表れていると思います。

決して前職を否定するわけではありませんが、同じ塾業界でも、この会社ならもう1度教育の仕事で頑張れそうだと感じて入社を決めました。

ー入社後、どのように感情や働き方が変化しましたか?

入社前に聞いていたとおりですが、土日休みの生活になり生徒としっかり向き合う時間がとれるようになると、こんなにも生活が変わるのかと驚きました。毎週しっかりと休息がとれるからこそ平日に頑張れますし、土日に行われる知人の結婚式やイベントごとに行けるようになったのも嬉しかったです。

また、今は1つの校舎を専任で担当できるようになったので、「今日はこの子にもう少し時間をかけよう」とか「明日は〇〇さんの様子を見てみよう」など、一人ひとりの生徒とじっくり向き合える時間を作りやすくなりました。
毎日同じ校舎を見られるため、生徒たちの小さな変化にも気付きやすくなったと思います。生徒から見ても、忙しそうでなかなか捕まらない先生よりも、いつでも話しかけられるスクールマネージャーがいたほうが安心につながると思います。

ー日本教育協会の上司や同僚と関わるなかで、感じている「社風」について教えてください

日本教育協会の社員は、相手の良いところに気付いたらすぐに声をかけてくれるのが魅力です。例えば、社内で表彰をされたり、良い取り組みが評価されたりしたときに、「戸部さん良かったね」と皆さんが話しかけてくれます。週に数回、ギャザーという地区ごとの会議があるのですが、週に数回しか顔を合わせていなくてもお互いに声を掛け合って、励ましあい、助けあう社風があると思います。

以前は、とにかく授業や事務対応に追われていて、同僚とゆっくり話す時間がなかなかとれませんでした。でも、日本教育協会は社員同士でコミュニケーションをとる「余白」があるので、安心して働くことができます。この社風は、塾業界の経験者にとっても、未経験者にとっても安心材料になるのではないでしょうか。

他にも、社員教育に力を入れていることも、社風の一つかもしれません。当社では経験者・未経験者問わず、入社後は半年間かけて研修を行います。研修には、副社長から直接ノウハウを学べる座学研修と実践形式のロープレを交えた研修、校舎現地でOJT形式で行われる研修があり、1から丁寧に教えていただけます。自分一人で勉強してスキルアップするというより、周囲と協力しながら高めあい、学びあえる社風は魅力だと思います。

日々の当たり前をコツコツとやれば結果がついてくる

ー戸部さんは何度も社内表彰をされていると思いますが、仕事で何を大切にしていますか?

塾に来るということは、何かしら困りごとがあるはずですよね。困りごとの解決法がわからなかったり、そもそも困っている原因がわからなかったりして、代々木個別指導学院に相談に来てくださいます。
僕たちの役割は、その困りごとに気付いてあげて、何かしら解決策を伝えて、相手にとって「プラス」になるようにサポートすることだと思います。そして、生徒の変化を後押しすることで、ご父母に喜んでもらうのが仕事です。目の前の一人ひとりに対して、ベストなことは何かと突き詰めて考えて、行動することを大切にしています。

例えば、周囲に勉強するように言われすぎて嫌な気持ちになっている生徒がいれば、「勉強しようよ」ではなくて「ぶっちゃけ、勉強しなくても困らないよね」などと声をかけた方がベストな場合もあります。もちろん、最終的には勉強してもらえるようサポートをしますが、生徒が必要としている言葉を考えて、寄り添う姿勢が1番大切です。

なお、日本教育協会では、生徒へ寄り添うことを「めんどうみ」と呼んでいて、全スクールマネージャーが大切にしています。めんどうみを意識することで、生徒が僕たちを信頼してくれるようになり、「成績アップできた」「学校の授業がわかるようになった」という嬉しい報告や生徒数増にもつながっていきます。

ーご父母と関わるときのこだわりはありますか?

前提として、生徒と1番長い時間をともにしているのは、その子のご父母です。お話を聞かせていただくときは、尊敬の気持ちを持ってご父母と接しています。尊敬の念があるからこそ、丁寧に、そして真剣に伝えるべきことはしっかりと伝えることを心がけています。

ご父母からいただく相談は、成績が上がらない、勉強に向き合えるようにしてほしい、受験について教えてほしいなど内容はさまざまです。生徒に1番近い立場のご父母だからこそ、本人に言いづらいこともあるので、僕たちが代わりに伝えることもあります。

もちろん今まで、「言い過ぎちゃったかな…」「あれ、もう少し伝えたほうが良かったかな?」などと反省したことは何度もあります。失敗したとしても、日々経験をコツコツと積み重ねて、先輩たちの姿を見て学びながら身につけていけば必ず成長できる環境がここにあると思います。

ーこれまでのこだわりが、どのような成果・実績につながりましたか?

2024年の表彰式で、MVPを受賞することができました。志木校舎を一緒に運営している後輩の原さんはMVAを受賞できて、とても感慨深かったです。とりわけ目立つ取り組みをしたわけではありませんが、「こういう校舎を作ろう」と掲げた目標に対して、一つひとつの小さな目標を地道に達成し、原さんと協力して積み上げていったことが受賞要因だと思います。
会社からも、仕事に関する気付きやアドバイスを色々と与えていただいたので、アドバイスを愚直に試しながら、小さな「プラス」を積み上げた結果だと受け止めています。

ー今後に向けて、意気込みやコメントをいただけますでしょうか

現在、日本教育協会は急成長のフェーズに差し掛かっています。校舎数が増えるにつれて、新入社員もどんどん入社してきました。今担当している校舎をより良くするのはもちろんですが、今後は急成長していく会社や後輩社員の力になっていきたいです。

また、僕と同じように塾や教育業界を続けたいけれど、ワークライフバランスに不安があったり、生徒と関わる時間がとりづらかったりして悩んでいる方もいると思います。今悩んでいる方はぜひ一度、日本教育協会の会社説明会に参加してみてください。
教育業界ならではの楽しさ、やりがいを感じながら、一緒に働ける日を楽しみにしています。

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