言語化能力を鍛えるために、とにかくアウトプットしてみる
今までの人生で、自分の説明が下手なばかりに、普段の会話から仕事まで、「あ、これ伝わってない」と感じることが多々ありました。それでも周りの人が話をよく聞いてくれる恵まれた環境にいたので、自分の言語化能力の低さから目を背けて生きてきました。
でも今後、人の話を聞いて、その人や会社の目標に向かって伴走支援するような仕事をしたいと思っている身としては、相手に納得してもらえる話をする力を身に付ける必要があると思い、言語化の練習を始めることにしました。
私の場合、物事を考えるときに、ぼんやりとした映像が浮かんでいて、それと一緒に頭の中で自分一人で会話している感じになります。
例えば夜ご飯のメニューを考える時に、カレーとかチャーハンとか野菜スープとかの映像が浮かんで、「カレーにするか。キーマカレーもいいか。でも昨日そぼろ作ったから野菜カレーにするか」と思っています。ただこの思っていることははっきりと言葉になっているわけではなく、自分の中では確かにそう話しているつもりなのですが、イメージのような言葉のような、曖昧な状態のように思えます。だっていざ口にすると形になってこないので。
頭の中に雲があるような感じで、遠くから見ると確かにそこにはあって、自分でも「こういうものだ」と分かっているつもりなのですが、いざ掴もうとすると輪郭がなく掴みきれず、はっきりとした言葉にできないのです。
内向的で人と遊ぶより一人で本を読んだりぼんやりと空想することが多く、周囲とあまりコミュニケーションを取ってこなかったのが一因ではないかと思っています。誰かと話をする時も自分の話をするより相手の話を聞くことが多かったと思います。自分の話をするのが面倒でした。
今振り返ると、話を順序立てて組み立てるのが苦手だったから避けていたんだと思います。そうやって相手に分かりやすく伝えようとしてこなかった、相手に分かりやすく話すという訓練を積んでこなかったので(話が上手な人は「訓練」だとは思ってないでしょうが)、伝え下手なまま大人になってしまったという感じです。
就活の時も、夫と喧嘩した時も、仕事で教えて欲しいことがある時も、頭の中では断片的な言葉や映像があるのですが、それを分かりやすく理路整然と並べることができない。面接官も夫も同僚も、話が分かりにくくてさぞ困っただろうなと申し訳なく思います。
話下手ではありますが、頭の中は空想満載というか、いろんなイメージが浮かんでいて、いろんな話を一人でしています。
自分の考えを相手に分かりやすく伝えることができれば、人生もっと楽しく、スッキリ生きられるだろうなと思うと、そんな人が心底羨ましいですが、意外と私のような人も多いのではないでしょうか。
言語化能力を鍛えるにはアウトプットが大事だと思うので、日頃考えていることをこうして書いていくことにしました。
モーニングノートも私にはとても効果があったので、イメージで考えるタイプの人におすすめです(後々紹介したいと思います)。
こうして頭の中にあることを文章に起こすことで頭の中を整理しつつ、相手に伝える力を身に付けて行けたらいいなと思います。