珈琲まめ知識>珈琲店で謎解きが始まるラノベ、珈琲店タレーランの事件簿
コーヒーの話をしていると、「バリスタの女の子が謎解きをするラノベが有るよ」と。今日は岡崎琢磨さん著の「珈琲店タレーランの事件簿」お話です。
どんな?
高校生のバイトらしき女の子、切間美星(きりまみほし)がバリスタの純喫茶タレーランで繰り広げる謎解きのお話。
「アオヤマさんと、とおっしゃるのですね」
気付きませんでした。
私、当喫茶のバリスタを務めております、切間美星と申します
まだ気付きませんでした。
青山をお兄ちゃんと呼ぶ親戚の女の子「小須田リカ」の登場。
やっと気付きました。「コスタリカ」か。巻き戻して、ブルーマウンテンとキリマンジャロか!
藻川又次もクスリとできるネーミングです。
謎が解けたら
先ずはバリスタが静かに状況把握します。ミルでコーヒー豆を「コリコリコリ」と挽きます。
しっくり来ない。
ミルで挽く音が「コリコリコリ」に近い軽い音になる豆はモンスーン。いや、モンスーンだと「コリパリコリ」な感じで、もう少し軽い音。他の珈琲豆はもう少し粘りを感じます。
日本語圏ではコーヒーを挽く擬音語が発達していないのだと。では、コーヒーを挽く音に重要性を感じる人たちが使う言語は?その言語には数種類の、コーヒー豆を挽く擬音語があるかも。
そして、
その謎、たいへんよく挽けました。
と、謎が解けてゆく。
「このミステリーがすごい!」大賞
この作品は、「このミステリーがすごい!」大賞と呼ばれる大賞の応募作だそうです。この大賞は
本大賞創設の意図は、面白い作品・新しい才能を発掘・育成する新しいシステムを構築することにあります。
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