新監督
Hola todos!
スペインバスクでプロサッカー選手を目指しているナカガワカイです。
前回の記事を読んでない方はこちらから読んでいただけると幸いです!
新監督になり変わったことは
前任の監督の作り上げた守備の安定感などの良さは残しつつ、
今まで自分たちのミスから失点していた部分を無くすために
とにかくリスクを避けるサッカーになりました。
具体的に言うと
SBがボールを持った時に相手のプレスを受けてパスコースがないなら相手の背後にボールを蹴ること。
WGはゾーン1.2では中にドリブルをしない。
足元でボールを受けない。
(とにかく背後へランニングする)
ゾーン3ではとにかくクロスorシュートで終わる。
ゾーン3でのスローインはペナルティエリアに放り込む。
一旦エリアに入ったらそこから出ない。
(PK獲得の可能性がある)
ゾーン1.2のスローインはサイドライン沿いに投げる。
(中央に向けてスローインを入れない)
などをとにかく言われます。
正直サッカーの内容としてはプレーする側はものすごく制限され、
面白さはないです。
ただ、自分の所属するリーグではそういうチームの方が上位にいる。というのが監督の考え方で
実際に監督が変わってから16位にいたチームが8位まで上がりました。
普段トップレベルの試合を観てそれを参考にしていると、どうしてもつまらないサッカーだと思ってしまいますが
現実はそういうサッカーは全員のレベルが高いからこそ成り立つものであって、
アマチュアカテゴリーではパスサッカーと呼ばれるものは勝つための最善の策とは言い難いものがあります。
新監督になり、チームが勝てるようになって感じることは
カテゴリーやグラウンドのサイズ、芝生の質、天候など様々な条件の中でサッカーというスポーツは行われ、
それによって勝つ方法は変わるということ。
自分のnoteで何回か書いたことがありますが
スペインサッカーは決して綺麗なパスワークが全てではないです。
下部リーグではむしろダイレクトなサッカーをするチームが多く
自分のいるバスク地方は雨が多くピッチコンディションが悪いことがよくあるため
歴史的背景からもよりダイレクトなサッカーをする地域です。
普段ラ・リーガを観ている方はスペインの華麗なパスサッカーに魅力を感じている方も多いとは思いますが
実際にスペインサッカーを経験して思う
スペインサッカーの凄さは
戦術の幅です。
繋ぐだけが戦術ではなく、ダイレクトなサッカーにも狙いや徹底することがあり、
チームによってはゴールキックにも戦術を持つチームがいたりします。
そんなスペインサッカーに日々揉まれながら
選手としての幅をもっと広げていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。