IMPACT SHIFT 登壇してきました
これはすごいイベント。
スタッフのほとんどが若手のプロボノ活動という、それだけでムーブメントの前夜を感じさせる体制で実施された、日本最大級のインパクト・カンファレンスです。
私自身、インパクト評価まわりでいえば、SIB(Social Impact Bond:民間資金の先行投資により社会課題を解決に取り組み、成果に応じて費用償還する公民連携手法)のパイロット事業を担当していた7〜8年前から馴染みがあり、業界動向もウォッチしていました。
手段への着眼から徐々に理念や目指す世界観が広がり、満を持して今回のイベントにつながったように感じています。
会場の熱気はすごくて、来場者も650人超とのこと。
私は、「ガバメント×インパクト」というセッションにて登壇してきました。
ここで、メンバー紹介。
伊藤大貴さんは、官民共創系スタートアップを創業し代表を務めていらっしゃる。過去、私が自治体職員だったときに議員という立場で官民共創に取り組まれていて、お互い違う立場ですがよく連携してお仕事させてもらっています。
伊藤和真さんは、PoliPoliという政策形成支援のプラットフォームを運営するスタートアップの代表です。以前から気になっていたので、お会いできてよかった。
大津愛さんは、Compassという、ワーキングプア層への就業支援を行うスタートアップの代表です。まさに社会課題にビジネスで立ち向かう活動をされており、リスペクトの念をお送りしています。
まさにセッションでした。あー楽しかった。業界内の内輪話ではなく、リアリティを持って、ここでしか出会わない方々と時間を共有できたいい機会でした。
官民共創は「まわり道×雪だるま方式」だと思っています。立場の違う人たちの共感を得ながら取り組みが大きくなることで、インパクトが生まれるという原理なのではないかと。
さて、時を同じく、ローカルゼブラ企業の手引きなる資料が中小企業庁からリリースされました。
社会という生態系が変化を求めているようにも思えます。その時には、マルチステークホルダーで「せーのっ」でチェンジボタンを押して変革させるのが大事だし、そういうのが個人的に好きなので、注視していきたいと思います。
【参考】中小企業庁『「地域課題解決事業推進に向けた基本指針」を策定しました
~地域の社会課題を成長のエンジンに転換していくローカル・ゼブラ企業の創出へ~』
※埋め込みできないのでURLを記載
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki_kigyou_kyousei/2024/20240301.html
それではごきげんよう。
追記:セッションのレポート公開
inquireさんのほうで、大変詳細かつ要点を押さえた記事を書いていただきました。(2024.4.12更新)