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なぜ今シェアリング”コミュニティ”なのか
シェアカー、シェアオフィス、シェアハウス。
ニュースやビジネス紙でよく見かけるようになった『シェア〇〇』という言葉。
実はひと昔前には、意外と当たり前だったシェア文化。映画「となりのトトロ」でサツキちゃんがおばあちゃんから電話を借りていたように、江戸の長屋で井戸やトイレ、生活必需品なども共有されていたように。
その後、経済と科学技術の発展とともに、誰もがモノを持てるようになり、それ自体がステータスにもなり、結果として、社会に個別化が進んだ昭和と平成。
そんな中で、なぜ今、改めてその価値が見直されているのか、そして、なぜ今、リノベのまち門前(以下「R門前」)はシェアリング”コミュ二ティ”なのか。
という話をしてみたいと思います。
どうも、
R門前にある雑貨屋 星に願いをみんなに愛を にてレジ係を行いつつ、まちのあれこれについて発信しているひろきです。個人的にも書いているので、覗いてもらえたら嬉しいです!
1.シェアリング〇〇の価値
いわゆる、シェアリングサービス(シェアリングエコノミー)には、次のようなメリットがあります。
低コストで利用できる
新品を購入するよりも安価に欲しいものを手に入れられる
必要な時に必要な分だけ利用できるため、長期的にモノを保管するスペースも必要ない
環境に配慮できる
モノを無尽蔵に消費するのではなく、複数の個人で共有する
一台の車で複数の人が移動することで、道路の車両数を減らし、CO2排出量を削減できる
初期費用が抑えられる
提供者はすでに所有している資産を貸し出すだけなので、設備投資などの初期費用がほとんどかからない
プラットフォームがシステムを提供するサービスを利用すれば、自分でシステムを構築する必要がなく、アカウントを作成するだけですぐに始められる
以上は今話題のopen AIに質問してみた結果になります。
共通してわかるのはコスト面では、お財布的にも地球環境的にも非常にメリットがあるということなのではないでしょうか。
2.なぜ今、シェアリングコミュニティなのか。
そんな中、ここ、リノベのまち門前では、住う地域を極めて近距離にしつつ、さらに、仕事の場もその中につくりだすことで、人生における多くのことをシェアすることに挑戦しています。
そこには、金銭や資源のコストカットという視点に加え、一つの共同体として生活していくことで、互いの人生の質の向上に協力し、生き生きと暮らすことのできる場を作り出していくという目的が存在しています。
これまで、ながらくここ日本では、血族的な意味でのつながり(いわゆる家族)が”コミュニティ”の最小単位であり、同時に最も大切にすべき繋がりとして重要視されてきました。し、その価値観は現代においてもそれほど変わったものでもありません。
しかし、実は人には、血の繋がった家族と同様かそれ以上に縁の深い相手というものが存在しています。
3.”どこにいくか、何をするか”よりも大事な”誰といるか”。
それが、仲間です。
友達でも、家族でも、ご近所さんでも上司でも部下でもない”仲間”という存在。
定義の難しいところではありますが、ここでは、同じ目的に向かって、協力しあう相手としています。
血縁、親族だから。
住んでいる地域が同じだから。
通っている会社が同じだから。
といういわゆる社会的な責任や繋がりにおいて協力するということが一般的であったこれまでの価値観も、もちろん大切な一つの縁ですが、そこに囚われすぎる必要がないことも事実。
多様性が重視されるようになってきたこの令和、そこからもう一歩バージョンアップし、個人の”意欲”や”生き方”を基準につながり合う時代へと移行していってよいのではないのでしょうか。
この門前まちには、様々な背景をもった人が集まっています。
そこに共通していることの一つが、”より自分らしく生きたい”と強く思い、また、それを実践するに至った人たちです。
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4.リノベのまち門前の”内面”をシェアする文化
これは、最も難しく、そして、同時に、強い結びつきを生むものであると考えています。
冒頭からあったように、カーシェア、ルームシェア、オフィスのシェア、畑仕事のシェア、その他仕事や暮らしにおけるたくさんのシェアがこのまちのいたる所で散見されますが、中でも特異な文化と言えるのが、”内面のシェア”ではないかと考えています。
個人の”意欲”や”生き方”というものをもとにしてつながり合うために、欠かせないもの、それがお互いの内面を伝え合うということです。ここ門前町では、お互いに生き生きと暮らすための場を作るために、「思考、状況、気持ち」の三つに分類された、各々が考え、把握し、感じていることをその都度伝え合い、聞き合うという文化を作っています。
”自分らしく生きる”という言葉、とても聞き心地のよいものですが、その実はとても地道なことの中にあります。何かが起こった時、その事柄に対して自分はどんな意見があるのか、どんな感情が湧いているのかを逐次感じ取り、表現することから始まります。
”自分らしくある”それは唯一のこのまちにあるルールとも言えるかもしれません。
この取り組みは、まちづくりを運営する会社の一角であるひとのことの研修メニュー『ひとのことアカデミー』をもとに講座の時間と日常の両面で実践しています。学んだことを日常で活かすことで、自分や仲間たちの変化を感じながら、生き生きと過ごす環境が生まれています。
学びの始まりはここから↓↓
まずはこの門前まちを運営しているメンバーの中で、この文化を根付かせていくのが当面の目標となっています。
※上記の講座は誰でも受講することができます。興味のある方は、リンク先の記事からぜひ問合せてみてください。
5.まとめ
コミュニティの運営において、1番の醍醐味であり、同時に最も頭を悩ませる種となるのが”人間関係”である場合が多いです。
しかし、そのコミュニケーションが円滑に行われていった先には、非常に清々しく、居心地のよい場が出来上がっていくこのもまた事実です。
仕組みや建物を作ることはできても、人間関係ばかりは今のところAIにさえもどうこうできるものではありません。
お互いがお互いのことに気を配るだけでなく、自分が自分のことを理解し、伝え合うことが基盤となるまちづくりが、このR門前での様々な活動を支えています。
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リノベのまち門前
福岡県直方市直方359−2
MAIL:info@rtown-mz.com
TEL:09054598490 (やまだ)
さぁ、人生をリノベしよう!