脱北者野球チーム、アメリカへ行く part7
記事を開いてくださりありがとうございます。
7月23日、ワシントン2日目になります。文才が全くないので、面白さは何もなく、本人の備忘録になっているので、大きな期待はせずに読んでもらえると幸いです。part6の前記事はこちらからどうぞ。https://note.com/nkdjp_baseball/n/ncb4416bc21c8
7月23日のスケジュール
朝練
朝早くから元気に野球の練習からスタート。この日は5名ほどかな?来てくれました。と言ってもできるのは少し広めの駐車場での軽い運動です。野球の道具の撮影のために少しだけ?きれいに並べてみました。
キャッチボールと軽い守備練習、素振りのチェックぐらいしかできませんでしたが、野球をしたかった学生たちは、朝6時20分集合してからの練習だったのにも関わらず熱心にやってくれました。
ランチ:Pelicana(페리카나)
今日は少し時間をゆったりな日でした。スケジュール一つ目はラン力です。韓国に行ったことがある方、住まれた方はおなじみのチキン屋さん、ペリカナに行ってきました。
場所はアナンデールにあるショッピングモールの一角にあるところでした。フライドチキン、ヤンニョムチキン、トッポッキに、ポックムパブで正直量は多かったかな?というぐらいでした。監督、コーチ、マネさん、学生一人で計5人と同じテーブルでした。トッポッキは少し水っぽさがなくて粘っこさがありすぎて食べづらかったです。ちなみに残った食べ物はお持ち帰りしました。
さて、ショッピングモールということで、暑い日でもあったこの日は、先に食べ終わった学生がアイスを買っていました。しかも箱形のたくさん入ったアイス!自分はお昼をしっかり食べたので、糖尿病のことも考えて、やさしさに感謝しつつもパスしました。
Longworth House Office Building
お昼を食べた後は、ワシントンに向けて出発です。車で30分ほど走って到着。この日はまず、Michelle park Steelさんとの会合がありました。2023年からカリフォルニア州第45選挙区の米国下院議員を務めている共和党の政治家です。ソウル出身ですが、日本でも生活された経験があるため、日本語も堪能とのことです。1975年にアメリカへ移住されました。
議員さんの部屋での会合ということもあり、かなり狭い空間で、自分は会合している部屋と少し離れた場所にいたので、どんな話をしていたのかはしっかり聞くことはできませんでした。ですが、北朝鮮人権問題の解決について語り合ってくれたのではないかと思っています。
Smithsonian National Museum of Natural History(国立自然史博物館)
その次に向かったのは国立自然史博物館でした。前日は、お隣の国立歴史博物館を訪れました。ガイドさん曰く、本来であれば1~2時間ほど観覧の時間を取りたいが、次のスケジュールまでの合間に入れたため、40分ほどしかなくて申し訳ない。2階にある鉱物の展示品はぜひ見てほしいとのことでした。
中に入ると、まずアフリカゾウの模型がありました。そして右手側を見ると、なにやら化石が見えるぞ?と思い、ガイドさんの話を忘れて向かいます。
無我夢中で一人で写真撮影をしていました。コーチと会った時には、「恐竜いるけど、ティラノはいないのか?」という会話をしたところで、こちらの展示物との接触です。
そして、案内マップを見ていると、FassiLabという文字を見つけます。え、もしかしたら面白いもの見れる??と期待してそちらの方向へと向かいます。
キターーーーーー!おそらく化石をきれいに掘り起ししている作業かなと思います。これだけでも1時間は見ていられそうですが、時間がありません。この時点で20分ほど経過していたと思います。お手洗いにも行きたかったので、残念ですが少しだけ写真撮影して戻ります。
入口に戻り、左手には哺乳類の展示物、奥のほうに行けば海洋生物の展示品があるとのことでした。海洋生物の展示品も気になりましたが、時間がすでになかったので、2階の宝石の展示物を見ることもなく、記念品ショップへ行きました。ただ、今はオンラインでも展示物を見れることもできるらいいですね。
恐竜関係の展示物もあったことから、恐竜関連のグッズを期待して向かったところ、たくさんありました。ぬいぐるみやタンブラー、シャツなど様々なものが売っていました。ほかにも誕生石の宝石を使ったキーホルダーなどもありました。7月23日が誕生日だったため、自分の誕生月のキーホルダーを買おうと思いましたが、売り場になかったのでパスしました。もう少しいろいろと見て買うものを決めたかったのですが、集合時間も迫っていたこともあり、こちらのふたつを自分への誕プレとして買いました。
Thomas P. O'Neill Jr. House Office Building
短い観光時間を終え、次は中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(Congressional-Executive Commission on China (CECC))のPiero A. Tozzi氏とのミーティングがありました。
CECCは、中国における人権と法の支配の発展を監視し、大統領と議会に年次報告書を提出するという立法上の権限をもって、2000 年 10 月に議会によって設立されました。委員会は、上院議員 9 名、下院議員 9 名、および大統領が任命した政府高官 5 名で構成されています(公式ホームページから引用)
ご存知のように脱北者の多くは中国を通り韓国へ入国してきます。その過程において一番恐れているのが、逮捕と北朝鮮への強制送還です。自分の知り合いの脱北者の中にも北朝鮮への強制送還を経験した方はいますし、参加された学生の中でもいたことを聞いています。CECCは、中国内での脱北者の人権侵害問題、強制送還についても関心を寄せて観察されているので、このミーティングは学生たちにもタメになったと思います。
ミーティングは、やはり自己紹介から始まりました。そしてここでも野球好きな方だったので、好きなメジャーリーグの球団の話などでまずは学生たちとの距離を縮めようとされていました。
学生からの質問タイムも用意されていましたが、ここもどちらかといえばHRNKとのミーティングに近い内容の質問が多かったと思います。研究者が参加するような学術セミナーの場ではありませんので、アメリカの人権問題に対して活動する人たちはどんな人がいて、どんなことをしているのかだけでも知ることが大事なのかなと思いました。
Bayside Cantina
最後の日程は、ボルチモアで세종장학재단の方との夕食会でした。お店はメキシコ料理で、ボルチモアということで、店内入口にはボルチモア・オリオールズの野球道具も飾られていました。食事はビュッフェ形式でしたが、そこまでメニューは多いわけではありませんでした。
今回、チャレンジャーズがアメリカ訪問するというニュースを聞き、財団の方がお会いしたいとのことで実現しました(たしか支援もされたと聞いたような?)。といっても堅苦しいような場での会食ではなく、学生は学生たちでおいしく炭酸飲料で乾杯し、大人たちは疲れを癒すためにお酒で乾杯し、楽しく話をしていました。
ある程度食事も楽しみ、1時間ほど経った頃でしょうか。お手洗いに行こうと席を立つと、アメリカ在住の理事さんから「コーチ、どこ行かれるのですか?早く戻ってきてくださいね」との指示が。ああてっきりもう帰るのでお別れの挨拶でもあるのかなと思い、用を足した後にすぐ席に戻りました。
しかし、雰囲気的に解散の感じはしないところ、理事さんからお話が始まります。
理事「今日は、これまでずっと頑張って手伝ってくれた○○(本名)コーチの誕生日です!○○コーチ、前のほうに出てきてください!」
まさかの指名にびっくりしつつも前に出ると、1階からスタッフさんが帽子とテキーラのショットとケーキを持ってきて登場です。帽子を被らさせられ、ハッピーバースデーのソングを歌われながら、テキーラショットのタイムです。久しぶりに飲むテキーラショットはきつかったです(笑)
その後ケーキを渡されると、後ろから監督がやってきて、ケーキのクリームを顔につけてきます。
そしてなにやら学生のほうからも動きがあり、見てみるとまさかの垂れ幕です。人生初めて誕生日プレゼントとして垂れ幕をもらいました。また、スミソニアンと書かれた袋を持った学生がやってきて、どうやら誕生日プレゼントで、開けてみてくださいと言ってきます。開けてみると、スミソニアン自然史博物館の記念品ショップに売っていたパーカーです。開けた瞬間すべてを察しました。
というのも、スミソニアン博物館の記念品ショップで、買い物途中にマネさんと学生が一人訪れてたんですよね。そのとき、自分はタンブラーとシャツを持って、ほかに買いたいものがないか見物中でした。
二人から、これかわいくないですか?とぬいぐるみを聞かれたり、どっちのパーカーはどっちが好み?といろいろと聞かれた結果、誕プレでもらったパーカーを選んでいたというわけです。マネさんからも大変だったんだからね!と言われました。それはそうです。引率者側として自分も列では後ろのほうにいましたし、マネさんともいろいろとよく話して仲良くなっていたので、誕プレも隠しておくのも大変です。
垂れ幕を韓国で準備して持ってきてくれたことにも感謝ですし、誕プレのパーカーも学生たちのカンパで購入したとのことでした。自分のためにここまでしてもらったのは感謝です。
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