脱北者野球チーム、アメリカへ行く part5
記事を開いてくださりありがとうございます。
今回は、アメリカ到着後、一つ目の地、ニューヨーク編、3日目になります。この日はニューヨーク前半最後の日で移動日になります。文才が全くないので、面白さは何もなく、本人の備忘録になっているので、大きな期待はせずに読んでもらえると幸いです。part4の前記事はこちらからどうぞ。
7月21日のスケジュール
ホテルにて軽い練習
ワシントンでは野球の予定があったため、少しだけ運動することにしました。幸いホテルの裏側にはバスケットコートがあったので、ちょっとだけランニングやストレッチ、キャッチボールをしました。この日はひとまずニューヨーク最後でワシントンへ移動する日ということで、荷物を全部持って移動です。
Korean Methodist Church and Institue(ニューヨーク韓国人教会)
この日は日曜日ということで教会からスタートです。脱北者と宗教の関係は切っても切り離せないくらい深い関係があります。とういうのも、北朝鮮から脱出し、韓国へ入国するまで人権団体のNGOが手伝いすることもありますが、宗教団体もかなり協力しています。
映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』でも、カレブ宣教会(갈렙선교회)の牧師さんが出演されていました。2019年には、北朝鮮人権情報センターの調査によると、プロテスタント信者が多い結果も出ています。脱北したときから、宗教団体の助けをもらい、自然と触れ合うことからそのまま宗教を信じているとのことです。自分の知り合いでも教会に通う脱北者は多いです。
ちなみに脱北者と宗教に関する本もありますので、気になった研究者さんは電子書籍版もありますのでぜひ。
https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000000719583
脱北者と宗教に関するお話はこれぐらいにしておきます。実家は臨済宗のお寺にお墓があるので、こうして教会に入るのは初めてでした。こちらのニューヨーク韓国人教会は、1921年に独立運動の過程で誕生した教会らしいです。1921年3月1日に祖国の独立を願った移民者たちが教会をたてることを誓い、その後設立されました。そのため独立記念館のコーナーも併設されています。
初めての礼拝体験でしたが、なかなか興味深かったです。歌を歌ったり、牧師の話を聞き、最後にこの日訪れた礼拝客の紹介などをされて終わりました。自分たち以外でも観光途中に訪れた韓国人の方も参加されていましたし、なによりオンライン礼拝としてZOOMで同時に中継していたことです。確かにこれなら何かの事情で家でいないといけない人も可能であるなと感じました。その後はお昼を牧師さんと一緒に軽く食べて最初のスケジュールは終わりです。
Columbia University in the City of New York(コロンビア大学)
牧師さんとお別れをし、そのままコロンビア大学の見学へいきました。というのも、教会と大学を目と鼻の先で歩いて5分ほどです。
こちらは、あくまでも観光として訪問で、誰かにあったり、講義を受けたりするようなことはありませんでした。その後は大学入口近くの建物にある本屋さんで少しだけお土産を買う時間がありました。本屋と併設している形でした。自分は社会科学関係で移民関連の本があるかなと探しましたが、見つからず。ここでも大学の文房具やシャツ、防止、タンブラーなどいろいろとありました。洋書を探すあまり、ほかの記念品を見る時間なかったのはもったいなかったなと思っています。学生たちのなかではこちらでいくつかお土産を買っている子もちらほらいて、大学の記念品グッズの良さを感じました。
Central Park(セントラルパーク)
バスに乗り込み、ニューヨーク最後のスケジュール先であるセントラルパークへと向かいます。バスはいわゆるダコタ・ハウス(The Dakota)前に停まり、公園の中に入っていきます。このアパートは、高級集合住宅で、過去にはジョンレノンも住んでいました。ガイドさんが初日からニューヨークの住宅事情についてもずっと解説をしてくださっていたのですが、ダコタ・ハウスの役員会による入居審査基準は、ニューヨークで最も厳しく、単に資産や収入が多いだけでは入居できないため、過去には超有名な著名人でも入居できなかったという話もあるほどです。
バスを降りると、これまでいろいろな場所で聞いてきた「Water 1dollar!」が、公園入口でもこだましています。公園は広大なこともあり、馬車での移動する人もおられました。しかも思っていたよりも馬車の数が多く、ちょっと道渡ろうとすると馬車の動きをよく見ていないといけません。
ビートルズのジョン レノンを偲んで作られた白黒のモザイクタイルのストロベリーフィールズを過ぎていくと、にぎやかな道路と異なり、少しだけ静寂感があってよかったです。(そのあと再びにぎやかな場所へ行きますが)公園の中は日差しも強く暑かったですが、雨の日に来るよりはいいかとは思い、できるだけ日陰の中を歩きます。
Daniel Webster Monumentを過ぎると、少しだけ開けた場所があります。
こちらはエンパイアステートビルやタイムズスクエアなどがある方面です。自然いっぱいな公園と高層ビルがすぐ横にある構図は個人的に好きです。
短い時間でしたので、公園を楽しむには時間が足りなかったですが、久しぶりに感じる自然に学生たちも少しゆったりできた様子でした。
ワシントンDCへ
今日一日思ったよりも歩き続けた日なので、バスに乗ってからはみんな爆睡です。
ニューヨークに別れを告げます。
ワシントンへの道中、Delaware House Travel Plazaというサービスエリアでトイレ休憩です。ちょっと何か買いたかったけど、我慢です。
バスは、サスケハナ川(Susquehanna River)を渡り、
ボルチモアの中心街へと入っていきます。
晩御飯は、ホテルまでの道中にあるLaurel Plazaと呼ばれるショッピングモールのビュッフェでした。こちらは和洋中すべてそろっていましたが、やはりアメリカ式和食と中華の味付けという感じが否めなかったです。ただ、野菜が多く置かれていたので、アメリカに来て本格的に野菜サラダを食べられたのはすごい良かったです。移動でぐったりと疲れていたので、写真はなしです。
後ろのテーブルには学生たちが座っていましたが、お皿を見ると、お肉の料理がわんさかでした。天空の城ラピュタで、パズーの家にドーラ一家がご飯を食べているシーンがありますが、あんな感じでテーブルがいっぱいです。感想を聞くと、「お肉おいしい!最高!」の声。何回かリピートして取りに行っていました。暑さと移動の中でもがっつり食べる学生の姿を見て、どうやら自分の胃袋は完全におじさんになったんだなと思いつつ、同じテーブルに座った監督、コーチ、マネージャーさんといろいろと話をして、再びバスへと戻りました。
ワシントンのホテル
ワシントンでは、Best Western Fairfaxさんにお世話になりました。ホテル到着は夜でしたが、自分の部屋に行く途中、外をのぞくとプールが!暑い天気、今すぐ入りたい気持ちはありますが、水着は持ってきていません。後々聞いたら、学生たちもプールを見てテンションはあがっていたようで、「何時から何時まで空いてますか?」と、もう一人のコーチに聞いていたようです。なにやら企てがあったやらないやら….ちなみにマネージャーさんは宿泊先の情報とかを持っていたため、「水着持ってきたんだよ~」と自慢されました。学生と一緒に、「うわ、ずるい!!」と反論したのは面白かったです。