漢字の字形を眺めて「もともとの意味」を妄想して「漢字の成り立ち」を語ってはならない
こんにちは、みなさん。
前回、漢字の成り立ちについて述べたところ、多くの反響をいただきました。見返してみると、別に漢字の成り立ちにかかわらず学術として当たり前のことを言っているだけで、温めた牛乳に張った膜だけを提供したような、表層部分だけのごく薄い話でしたが、皆様ありがとうございます。
本日は、より具体的で細かい話、私達が漢字の成り立ちを語る上で或いはもっと広く古文字学(古代の漢字を研究する学問のことです)上で気をつけているポイント、つまり誤りやすいポイントであり、それは裏