地域のなかの工場を目指して
みなさんの工場は開かれていますか?
弊社がある都留市は小さい町で、地域や市役所、学校、学生が繋がっていると感じます。一方で、企業と地域は分断されていると感じます。少なくとも弊社工場と地域はそうです。
地域のなかの工場
大阪や新潟ではオープンファクトリーが頻繁に行われています。
これには多くの意味があると思います。
弊社工場もオープンにして、かつ子ども向けだけでなく、大人も一緒に学び楽しむことができる場所にできたらいいなあと思っています。
工場がフル稼働している中で開催するとか、中小企業だからできるような形にしたい。
これが実現できたらきっともっと都留が地域として魅力的なところになるだろうし、きっとみんな少し幸せになるんじゃないかと思います。
工作くんプロジェクト
その先駆けにはならないかもしれないけど、地元小学校の”工作くん”という犬のモニュメント(タイムカプセル)をミニチュア復元するプロジェクトを行いました。
工作くんは50年前に、当時の児童と先生が手作りで作り上げました。その中には児童の思い出の品がタイムカプセルとして残されていて、工作くんは50年間、児童の成長を見守ってきた。
小学校創立150周年にあわせて、工作くんの取り壊しが決まり、地域と児童の心に深く根差した工作くんをカタチに残す工作くんプロジェクトを始動ししました。
Miraiプロジェクト
山梨大学内の未来計画研究社さんのプロジェクトでMiraiプロジェクトというものがあります。
Miraiプロジェクトでは、ものづくり人材の草の根的教育やエシカル思考について考える仕組み作りができたらいいなと思っています。
僕が見る未来
中小企業が何を言ってるんだと、遠い世界ばかり見てるんじゃないと言われるけど、ものづくり離れといわれる中、中小企業だからできるやり方で、世界を変える取り組みを続けていきたい。ものづくりは、想像以上に楽しい。
余談だけど、「うちも値上げをしていきたい」と会議の場で言ったら、先代社長が「そんなものできるはずない」と言った。でもきっとこれは日本の縮図です。
ただでやろうとはしてないし、誰かが変わらないと変われないので僕らがやればいいと思います。それこそ下から発信して世界を変えないといけないんだと思います(余談が暑い)。
都留の強みは都留文科大学があって、市民の9人に1人が都留文生です。都留文の学生たちは、先生や公務員を目指し、教育や地方創生に興味が強い子が多いです。
そんな学生と、都留市と一緒になって、いち工場の枠を超えて、教育的な意味、地域連携の意味、地方創生や生きがいも加わっちゃうような仕組みを作れるんじゃないかと思っています。
ちなみに工作くんはふるさと納税でお求めいただけます^^