STELLA 前編
2020年 世界は未曾有のウイルスにより、
都市はロックダウン。それにより街明かりも減り
都会でも夜になると星が一層綺麗に、輝いて見えるようになった。
SCENE01.STELLA
2020年12月、大学のテラスでゼミ生達が集まっている。、
玲花:だー!ウイルスのせいでロックダウンとかいいつつ学校はあるのかよー!
通泰:そんなこと言ったってしょうがないじゃん、このエリアではまだ出てないんだし
玲花:たしかにそうだけどさー
萌:あ!でも冬になるとまたウイルスが活性化するらしいよ!
通泰:まじかよー。最悪じゃん。
大我:ココ最近で一気に寒くなったもんな
萌:そういえばさ!聞いた?学校の幽霊の話
大我:いま最近寒くなったって言ったじゃん、そういうのは夏にしてよ。
萌:いやいやほんとだって!夜な夜な学校の屋上に白い服を着た女性がいたのをみたって!
通泰:自殺した霊、みたいな?
大我:あ、あれじゃない?用務員さん。髪の毛長いし、見回りしてたんじゃない?
玲花:確かめに行く?
大我:絶対やだ!!俺行かないからな!!
萌:いいよ、別に
大我:え、いいの?でもそんなに素っ気ない感じ、、
SCENE02.あれはもはや拉致
深夜一時、誰かが戸を叩く。
ドンドンドン、ガチャガチャガチャ!
大我:何?
とドアを開けるとそこにはニヤリと笑う萌が居た。
そしてその日の夜学校の前にみんなで集まっていた
大我:絶対にやだぞ俺は
萌:はいはい、もう来ちゃったんだし諦めな
通泰:もはや拉致だよあれは
大我:まさか家まで来て出会い頭にやられるとは、、
萌:まぁそれはいいとして、早速中に入りますか!
手分けして探す?幽霊?
通泰:いや居る前提なの?幽霊。
大我:俺はここを動かない、何かあっても。
玲花:じゃあ通泰は私と一緒に行こ
通泰:だから行きたくないって、俺も怖いの無理なんだよ
玲花:いいから!!
通泰:おい、ちょっと、、引っ張るなって!やだーーー。
萌:行ってらっしゃ〜い
大我:さてさてあいつらはクリスマスまで進展するのかねぇ
萌:にやにやが止まんないねぇ。
大我:じゃあ俺たちは帰ろうか。
萌:いやいや行くから。
大我:俺らは行かなくてもいいだろうよ〜
SCENE03.暗闇の校舎
そして校内、異様な空気が流れている。
通泰:ねぇ、どこ見たら帰っていいの?
玲花:幽霊見つけるまで!
通泰:いないって!今日帰れないじゃん!
とそこに、
ガタッ!と物音がする。
そちらに目をやると物陰から怪しい影が迫ってきて
通泰・玲花:「「ぎゃぁぁぁぁあああ」」
通泰は脇目も振らず全速力で走った。
途中で玲花が居ないことに気づくもそのまま自分の居場所がわからなくなってしまう
通泰:ここ、どこよ。
通泰: .....
通泰:も、もしかして迷った?
少し歩くと階段が見える。
通泰:階段?
萌(回想):いやいやほんとだって!夜な夜な学校の屋上に白い服を着た女性がいたのをみたって!
通泰:これ、あれじゃん、、、
周りにも人の気配はしない、
通泰:い、行くか、居なかったらそれでいいもんな?居なかったよ!って言えば。な?
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前半はここまででございます。
ここからはこの作品の作者であり、映画監督を努めさせていただいたN.Kとして中の人の小噺をさせて頂きたいと思います。
まずこの作品はかなり成り行きで参加することになった48時間映画祭というコンペのために書き下ろしたものとなります。
48時間映画祭と言うのは48時間で脚本を作り撮影をし、編集をするというかなり鬼ハードでかなり楽しい映画祭です。
もはや合宿ですなあれは。
2020年という一年はかなり停滞の一年でした。
年始の段階であったイベントが全部ボーン!って吹き飛んで言って上半期は無になり下半期に入ったところである方のツテで映画を作る側の人間の世界へ誘われることになります。
その方に勧められこの映画祭で監督をすることに、
プロアマ問わずのイベントで自分自身も強く興味を惹かれたこともあり参加を即決、その日からクルーやキャストを集めて迎えた当日でした。
まさかのお題のジャンルが「ファンタジーorサブカルチャー」。
どっちも難しいのでは???
そしてこの作品にどうにか着手致しました。
集まってくれたキャスト、クルーは僕から見れば寄せ集めなのにアベンジャーズ。
どれをとっても最高な面々でした。
僕のことよく知りもせずに力を貸してくれた方達、ほんとに頭おかしいよみんなww
最高に愛してると言えますね。
そういえばこの作品打ち上げしてないな、、、
そしてやっぱ更新遅れましたね、チガウンスヨ、ウチアワセガ、、