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7/12の下落はSQ仕掛けの反動、慌てずに!

7/11 21:30の米CPIは順調に低下、インフレ低下から利下げ期待高まることで無難に通過すると思われました。

が、上昇し過ぎていた半導体が売られ、SP500で-0.85%、ナスダックは-1.95%。さらにSOXは-3.47%と大きく調整しました。
さらにCPIを受けて米金利が低下、ドルが売られたのをきっかけにドル円やクロス円の行き過ぎも巻き戻りました。

これによって日経先物も大きく下落、一気にSQ値バトルは42000円から41500円で1段降下という状況となっています。

しかし、このドタバタは金利、為替、日経平均、そして日本のデリバティブSQという世界の話であって、「日本の株式市場」とは別の世界の話です。なので、今日の一時1000円安は、今週の2000円高の反動です。

それが証拠にボラティリティ(日経VI)はほとんど上がっていません。本来、日本市場が急落したならVIは急騰するはずです。

さらに値上がり銘柄数、値下がり銘柄数の比率を見ると、なんと60%以上が上昇しています。

こういう状況なので、皆さんのポートフォリオも大して損失が増えていないのではないでしょうか?

SQ日を挟んだ2-3日の「日経平均」は、普通の個人投資家には役に立たない大口の遊び場指数になっています。

日経平均が大きく動いた場合、

・TOPIXの変動幅はどうか
・上昇銘柄数と下落銘柄数の比率は?
・日経VIの変動幅は?

を確認しましょう。

特に日経平均VIが+1.0以上の上昇でなければ慌てる必要はありません。
むしろ狙っている銘柄が下がっているなら買い向かうくらいでOKです。

ただし!

週明け2-3日経っても上昇に転じない、ダラダラ下げてきた・・なら、そこから本格的な下落相場に転落することがあります。

上に書いた判断は、SQ日を挟んで3日程度までの判断基準だと覚えておくといいかと思います。


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