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不法滞在した外国人はどうなるか②
携帯電話に知らない番号から着信がありました
それはある男性からの電話でした
「夫婦を知っているか」
「夫婦は現在警察に捕まり◯◯署に勾留されている」
「自分は弁護士の通訳をしている」
「夫婦に頼れる人がいるか聞いたところあなたの名前を言ったので連絡した」
マドモアゼル愛先生が男性だと知った時と同じほどの驚きが私を打ちのめしました
しばらく連絡が来ていなかったけれどまさかこんなことになっていたなんて
◯◯署に電話をすると
「電話でお答えすることはできません」
翌日◯◯署を訪れると
「確かにその2人は今朝までここにいましたが移送されて今はいません」
連絡をくれた通訳の男性に電話すると
「今は△△署にいます」
とのこと
この件は2年以上前の出来事なので私の記憶が曖昧な部分もあり、どういう風に誰から言われたのか覚えていないのですが、私は一度A夫婦の自宅マンションへ、二人が着替えるための衣類を取りに行きました。この時B氏の妻と二人でA夫婦の衣類を選び、紙袋に詰めました。
実はA夫婦が警察に捕まってしまった日の翌日に、B氏は母国へ帰っており、2組の夫婦4人で暮らしていたマンションの一室にはB氏の妻だけがひとり残されていました。B氏が帰国することは以前から決まっており、A夫婦のこの出来事とは関係がないそうです。A夫婦は大変なことになってしまったけれど、それを理由にB氏に元々あった帰国の予定を変更することはなかったとのこと
B氏の妻は
「私の夫のせいでA夫婦がこんなことになってしまったのか」
「A夫婦に悪いことをしてしまったのではないか」
「A夫婦が自分たちのことを悪く思うのではないか」
とオロオロするばかり・・・
私はA夫婦の衣類を持って△△署へ急ぎました。途中、靴下を入れて来るのを忘れたことに気づきました。寒い時期なので靴下は必要です。しまむ〇に寄って男性用と女性用の特に暖かそうな靴下を選んで購入し他の衣類と一緒に紙袋の中に入れました
△△署に到着しました
つづく