メルボルンからドライブしてみたよ
仕事でオーストラリアのメルボルンに行く機会があり、土日を挟むことになったのでこれは異国の休日をエンジョイしなければなと思いました。で、オーストラリアは日本と同じ左側通行じゃないですか。国際運転免許があればドライブができるわけですよ!そういうわけでしてきました。
国際運転免許証
国際運転免許作るのは簡単です。日本にいるうちに免許センターとかに行って国内の免許証とパスポートと、あと写真を使って錬成します。当日中にできる。
メルボルンに行く
行きます。
レンタカーを借りる
借ります。
グレート・オーシャン・ロード!
グレート・オーシャン・ロードはオーストラリア南岸にある海岸沿いのチョー景色が綺麗な道です。綺麗なので車のCMとかに使われたりもするらしい。メルボルンから近そうだしここ行こうということにしました。
でも待ってくださいよ、どれくらいの長さなんだってことなんですが…
これがオーストラリア全体から見た今回の旅路です。すぐそこに見えますね
これがズームしたところです。
で、これが同縮尺の日本ですね…
荻窪から浜名湖くらいですかね!オーストラリアでかいわ!そういうわけで日帰りはきつそうなので、ポート・キャンベルという町に泊まって翌日メルボルンに戻ることにしました。
始点からイースタン・ビューのあたり
グレート・オーシャン・ロードの始点はメルボルンからジーロングを通ってトーキーという町のあたりです。看板もあるのですが、写真を撮ってる人がいっぱいいたのでスルーしました。
曇りだからいまいちですけど、カーブのたびに車を停めたいくらい綺麗な海岸が続きます。
イースタン・ビューのビーチ。無限に綺麗
この海岸線を時速60km〜100kmくらいの制限速度で走るんですよ!気持ちいいったらないね!信号なんかないよ!時々穴は空いてるけど!
アポロ・ベイ
アポロ・ベイはご覧の通りグリーンの海が見えるビーチが綺麗に弓状になってて、ここも観光地ですね。
グレート・オトウェイ国立公園
ここから一旦道は内陸側に入って、グレート・オトウェイ国立公園の中を通ります。綺麗な丘陵と森!
原生林内を歩けるポイントがあり、巨大なシダ植物がジュラシックパークしています。コアラもその辺にいるらしいのですが、見ていない…
めっちゃ綺麗な湿地みたいなとこも通りました。なんだこれは。綺麗すぎるな
ロック・アード・ゴージ
このあたりからポート・キャンベル国立公園という、海岸の崖が綺麗なとこになります。ロック・アード・ゴージはその中の入江の一つ。
海側から見るとこんなかんじ。赤い飛行艇で来たいとこですね
浜に降りることができます。観光地なので人も多い
ポート・キャンベルの町
ロック・アード・ゴージから程近いところにポート・キャンベルの町はあります。入江の小さな港町、人口は600人くらい。
これがほぼ全景ですね。地元の人の住宅以外は内陸側にホテルが何軒か、海側にレストランが何軒か、あとガソリンスタンドが一個、みたいな町です。でも観光客で賑わっています。
上の全景が見られる場所には第一次大戦時にポート・キャンベルから出征した人たちの記念碑があります。オーストラリアの国旗とともに町を見守っています。
泊まったところはこういう感じのコテージでした。うわーっ!あと一週間くらいここでのんびり過ごしてえ!
フィッシュ・アンド・チップスみたいなやつです、たぶん
十二使徒
十二使徒(トゥエルブ・アポストルズ)は先のロック・アード・ゴージから程近いところにある奇岩群です。
ここらへんの崖はやわらかい石灰岩なので、波でガンガン削られてこういう奇岩になったりいい形の入江になったりするんですね。
さて帰りましょうか!
内陸側のロードサイド
内陸側といってもこの辺は砂漠みたいなところではなく、ずっと誰かの牧場です。オージービーフとか馬とか羊とかが草を食んでいる、ゆるやかな丘陵地帯が延々と続きます。
牧場の人の家とかもロードサイドにあるわけですが、基本制限速度はハイウェイと同じ100km/hです。この道は歩くための道ではなく、車で延々と走るための道です。ときどき上のようなホテル兼レストランがあるような小さな町があり、そういうところは60km/h制限になるのでわかります。
踏切の標識を見つけた私はたまたまあった路肩に車を停めました。見てわかるように歩道とかないです。
地平線の果てまで線路が延びていました。この踏切から車に戻る途中、でかいトラックで通りかかった老夫婦に車が壊れた遭難者ではないかと心配されます。そりゃそうですよね、こんなところで車が壊れたら最寄りの家まで歩いているうちに死にます。
線路沿いにはジーロングまで続くハイウェイがあり、そこを走りました。やっぱり延々と続く牧場を過ぎていくと、こういう小さな町があって…RPGみたいですよね、町に一軒のホテル。
オーストラリア運転Tips
さて、同じ左側通行でも日本とちょっと違うところがいろいろあったので書いておきます。
・速度制限が厳密
日本の高速道路で100km/h制限の時、追越車線ではもっと出してますよね?オーストラリアのハイウェイはちょっと厳しいらしくて、追越車線の車も100km/hギリギリでゆーっくり抜かしていきます。ちょくちょく取締用カメラがあるので、みんな気を付けてるんですね。
ハイウェイではないグレート・オーシャン・ロードとかも最高100km/hなんですが、カーブが多い区間では80km/hとか60km/hとか、曲がるのにちょうどいいくらいの速度制限があります。牧場のあたりの田舎道は普通100km/hで、町が近づくと60km/hくらいになりますが、田舎はカメラがないので地元の人はぶっ飛ばします。
・ラウンドアバウト
田舎の交差点はほとんどラウンドアバウトです。慣れると楽です。
・右折信号
メルボルンのような都市は信号も多く、日本と同じように右折信号があったりするんですが、日本だと「右折していい」ときに青い右矢印が出ますね。オーストラリアでも「右折していい」ときは青矢印ですが、「右折車は止まってね」の赤矢印があります。
・トラム(路面電車)
メルボルン市街にはトラムが走り回っています。トラムが走っている交差点、これが怖い。右折レーンが軌道の上だったり、交差点によっては車も二段階右折だったりするからです。
おわり
メルボルン市街は複雑でしたけど、よかったですねグレート・オーシャン・ロード!メルボルンに行く人は何日か車を借りて行ってみるといいですよ!バスツアーもあります。