見出し画像

"バンドマン"って、あまりにも何者でもなさすぎませんか?

唐突で申し訳ないですが、俺は"バンドマン"という名称がかなり嫌いです。だってダサいもん。
なので、普段から俺はバンドをやっている人のことを頑なに"バンドの人"と言っています。これだと嫌味がないので。気に入ったらご自由に使ってもらって構いません。

名乗り遅れました。the purpurinというバンドをやっています。んじと申します。

そうなんすよ。あまりにも何者でもなさすぎると思うんすよ。
そもそも音楽を作ることや楽器を弾くことが生業なのであれば、より立派めな"ミュージシャン"という言葉があるし。

でもそこで敢えて"バンドマン"との境界線を作るならば、"ミュージシャン"は音楽を仕事にして生活ができていることの人のことを言うと思うんですよね。

にも関わらず"バンドマン"は、音楽で生活が出来ていようがいまいが名乗れるし、バンドを組んだだけで名乗れるし、音楽で生活が出来ていなければ、普段は当然バイトをして生計を立てているんですよ。

あまりにも何者でもなさすぎる。おい。俺は何なんだ。

誰かになりたい僕達は

まあ別に、いいんですよ。ミュージシャンと言うには食えてない人をバンドマンって言うのってもう一般的だと思うんで、普通に使う分にはいいと思うんですよ。俺はあんまり使わないってだけで。

ただ、必要以上に連呼しないで欲しい。その行為自体、あまりにも何者でもなくて悲しくなってしまうから……。

俺は意地汚いので、専門用語や、少し難しい言葉を気に入って使う人は「何者かになりたいのだな」と、思ってしまう。
"バンドマン"もそうだし、たとえば"表現"だとか、そういう、わざわざ言わなくても(言い換えなくても)いいようなこと。
「バイトのこと仕事って言うタイプ?笑」みたいな揶揄を一度は聞いたことがあると思うんですけど、あれです。バイトはバイトやしな。

人は難しい言葉を使えば気持ちよくなれるし、何者かになれたような優越感が得られるんだと思うんです。でも、それってあまりにも何者でもなさすぎないですか?どの面下げて、どこに向かうの?

マイヘアに「音楽家になりたくて」(音楽家に"ミュージシャン"とルビが振られている)って曲もありますしね。

まあ、でも

これだけ言いましたが、まあ別になんでもいいんですよ。俺はまだ"ミュージシャン"ではないし、言うなれば"バンドマン"なのだろうけど、別に名乗りたくもないし。
でもまあ分類として便利ではあるので、"大阪の若いバンドマン"とか、"後輩バンドマン"みたいな感じで言ってもらうのは全然嫌じゃないです。それで通じるしな。

これだけ書きましたが、要約するならば「バンドマン最高!俺らの表現はエグい!」みたいには絶対なりたくはないってだけの話です。

バンド頑張りま〜す。んじゃね〜♪

宣伝

【ライブ映像】ああ尊い ああしんどい / the purpurin

新しくバンドのライブ映像が出たので見てください。これもカスみたいなバンドにヘイトを向けつつ、なにかを創ることに対しての姿勢を示しているような曲です。あと俺が編集してますよ♪よろしくね♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?