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番外編#1 「2番線にて」について

お世話になっております。the purpurinのんじと申します。

遂にリリースされました。2番線にて
長かった……。って訳でもないんですが、もう全然すぐできちゃったよ♪って訳でもないですね。とにかく、名刺ができて良かったです。
今回のe.p.のコンセプトは「生活」なので、それを頭に入れた上で聴いてくれたら、アルバムの流れとかも分かりやすいと思います。
曲順は勿論、こういう曲があればいいよね、みたいなことも考えて作ったので、色々考えながら聴いてくれたら嬉しいです。頭カラッポで聴いてくれるのも、勿論最高!
そういえば、ループラインのMVの概要欄にも色々書いてます。誰も読まないしいいか♪ってノリで書いたので、よければ。

まあ、やっと一つ動きだせたんですけど、ここから始まっていくのに、もうエンドロールが流れ出すかのように辛気臭くなってしまうのはごめんなので、あくまで前口上として読んでください。

俺が何のためにバンドをやっているか、と言われると、音楽が好き、ロックが好き、あの人に憧れた、ギターが好き、とか、いろんな理由があるんですけど、その中でもかなり強い理由が、「作品を作るため」なんです。
俺はずっと、あの人や、あの人、あの人の音楽、そして、「アルバム」を聴いてきて、そうして俺の人生をこうも狂わせてもらったし、不安や悲しみを抱えて、今もこうやって生きています。
俺には音楽しかなかった。バンドしかなかった。
もしかしたらそんなことはないのかもしれないけど、俺はずっとそう思って生きてきた。

だから、魂を売って、例えば16の俺が忌み嫌うような作品を作るなんて考えられないし、売れるよりも、素晴らしい作品を作ることを優先したい。
ていうか、それが売れるようにバンドするし、それが売れないなら諦めてバンドする。
売れるために音楽をやっているんじゃなくて、素晴らしい作品を作って売れること、これが俺の幸せです。
勿論、あなたの生活に少しでも俺の音楽が関われたなら、そんな幸せなことはないけどね。

俺はいつでも本気だ。
あのとき、授業中の校舎の、誰も居ない個室の中でイヤホンを耳に塞いで悲しみを洗い流していたときだって、部室の倉庫に隠れて何かから逃げていたときだって、ずっと本気だった。
けど、毎回、毎回必ず朝が来てしまったね。生活はいつだって続いていってしまったね。
でも、続いた生活の先がこれなら、どれだけ苦しくてもこれを守りたいと思う。

誰も居ない、広い、広すぎるほどの駅のホームで、誰かと会えてもすぐどこかへ行ってしまうし、ずっと一人で、変わらない生活の中で、ずっとそこで待っていた俺は、歩いて、あたらしい世界を見つけて、人と出会った。そして、ようやく目の前に停まった電車に乗った。
またすぐ戻ってきてしまうかもしれない。また、すぐに耐えられなくなってしまうかもしれない。
けど、生活は続く。
ありがとう。改めて見てみたら案外悪くないような景色を、手を振るように見つめる。2番線にて。

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