カロリー補給
高カロリー点滴が体質に合わなかったため、1日420キロカロリーの生活を余儀なくされ、主治医はアドバイスをくれた。
「ポカリスエットのようなものは、飲んでいいからね」
「のようなもの」とはいっても、病院の売店にも自販機にも、この手のものはポカリしかない。だから飲むとしたらポカリだけど、過敏症を発症してから飲んでいない。何が入っているんだろう。
ということで、調べた。
ここからの引用がこちら。
栄養成分
ポカリスエット ペットボトル 250ml /300ml/ 500ml / 900ml / 1.5L / 2L 共通
100mlあたりの栄養成分表示エネルギー 25kcal、タンパク質 0g、脂質 0g、炭水化物 6.2g、食塩相当量 0.12g、カリウム 20mg、カルシウム 2mg、マグネシウム 0.6mg電解質濃度陽イオン(mEq/L) Na+ 21/K+ 5/Ca2+ 1/Mg2+ 0.5
陰イオン(mEq/L) Cl- 16.5/citrate3- 10/lactate- 1
原材料名
砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、果汁、食塩/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、塩化Mg、酸化防止剤(ビタミンC)アレルギー物質(28品目中)該当なし
賞味期限250ml:製造日より12ヵ月
300ml/500ml/900ml/1.5L/2L:製造日より13ヵ月
1日に500mlを1本飲むとして、プラス125キロカロリー。全然足りないけど、ないよりいいか。加糖ぶどう糖液糖とか香料とか、気になるものはあるが、入院で過度に体力を落とすと後がツラい。かといって、過敏症が悪化するのもツラい。
悩んだ結果、
・飲む量にノルマを課さない
・調子が悪くなったらすぐにやめる
ということにして、まずは1本目を飲み始めた。
500mlを2日で空けるペースで飲んだが、特段異変は起こらなかった。
ただ、ワタクシは昔からポカリのあの甘さが苦手だ。自販機をよく見てみたら、ポカリのイオンウォーターがあったので、2本目としてそちらを選んだ。
が、何かが違ったらしい。これを飲むと、病院に駆け込んだ右下腹部の痛む場所に、キリキリとした痛みが重なる。
最初は、そもそもの痛みなのかイオンウォーターが原因なのか判別が付かなかったので、ある程度まで飲まざるを得なかったのだが、イオンウォーターには何が入っているんだろう。
同じく以下は引用。
栄養成分
ポカリスエット イオンウォーター ペットボトル 250ml /300ml /500ml / 900ml 共通
100mlあたりの栄養成分表示エネルギー 11kcal、タンパク質 0g、脂質 0g、炭水化物 2.7g、食塩相当量 0.10g、カリウム 20mg、カルシウム 2mg、マグネシウム 0.6mg電解質濃度(規定液量溶解時)陽イオン(mEq/L) Na+ 17.5/K+ 5/Ca2+ 1/Mg2+ 0.5
陰イオン(mEq/L) Cl‐ 13.5/citrate3- 9/lactate- 1
原材料名
果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、果汁、砂糖、食塩、ラカンカエキス/酸味料、香料、塩化K、乳酸Ca、甘味料(ステビア)、塩化Mg、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)アレルギー物質(28品目中)該当なし賞味期限250ml:製造日より12ヵ月
300ml/500ml/900ml:製造日より13ヵ月
大きくは違わないよね、カロリーは低いけど。羅漢果とかステビアに混ぜ物してるのかな。そこは不明。
しかし、飲めば痛みが出るのは事実なので、イオンウォーターはやめて、レギュラーポカリに戻した。
という訳で、絶食期間中のワタクシは、抗生剤と栄養補液とポカリスエットで生きていた。
自分でも不思議なのだが、絶食は意外と平気だった。回復して来るに連れ空腹感は生じてきたが、だからそれでツラいということはなかった。不思議だけど。
なんなら、12日目の回診で「夕食から食べましょう!」と言われたとき、「え~! あと3日くらいヘーキなのに~」と思ったくらい平気だった。
退院したら食べるものリストを脳内で作ったりもしていたが、ワタクシの精神は「食べたいこと」と「絶食していること」は別次元だったらしい。
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