![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67450138/rectangle_large_type_2_cb3dc0d67d33efd367f7d5eeb548c791.jpg?width=1200)
やっぱり入院か
1.11月30日9:30~検査開始まで
病院に着いて受付をししばし座っていたら、看護師が問診に来た。あ、化学物質過敏症だと言わなきゃ。で、いつから痛いか、どこが痛いか、熱はあるか…
夜中に散々冷やしたお陰か、家で計ったときは平熱だった。
「昨日、37.1℃出ましたが、今朝は36℃台でした」
と答えるも検温となり、結果、37.5℃。熱感はなかったが。
「37.5℃はヤバい。いろいろヤバい。痛くて発熱もヤバいけど、いまは別のことでヤバい…」
案の定、待合室から追い出され、外から寒風が吹き込むところで待つように言われた。外玄関と内玄関の間の空間。あの、積雪していないとはいえ、ほとんど12月の札幌なんですけど…
そこで保健所へ電話をして、コロナ疑いではないか確認しろと言う。
しました。疑いはありませんでした。
ダーリンがそれを件の看護師に伝えてくれたのだが、そのあとが長い。痛くて時間感覚が麻痺していたが、待たされたのは5分や10分ではなかったと思う。
小さな電気ストーブを置いてくれたが、ひっきりなしに人が通る。衝立で囲われていたけれど、足元が猛烈に寒い。お腹は強烈に痛い。パイプ椅子に座って待っていられない。床にしゃがんでいた。はっきり言って、人生でいちばん痛かった。
保健所の人が「コロナ疑いではなくても診てくれなかったら、病院を紹介します」って言ってたっけ。
かかりつけ医の紹介だけど、仕方がない。
意を決してダーリンに告げた。
「もうムリ。他の病院に行く」
「先生来たよ。診てくれるみたいだよ」
ワタクシの痛みが爆発する寸前に、かかりつけ医の友達である医師がやってきた。ちなみに院長だ。
「コロナではないようだから、診察しますね。痛いのは右の肋骨の下ね。じゃあまずいくつか検査してもらうね」
2.10:45頃検査開始~入院決定まで
こんなに検査するのか、というくらい検査した。CT、心電図、血液、尿。翌日にはX線も。
血液検査の結果、炎症反応が高いことがわかった。白血球数が異様に多く(数値は忘れた)、CRPという値が9.0を超えていた。ちなみに正常値は0.3以下だそう。
CT画像を見せてもらう。
「ここ、白いのわかるかな。こっちもね。これ、憩室って言って大腸にできるポケットなの。ここが炎症してて痛いの…」
(なるほど。盲腸ではなかったか。じゃあ手術もないかな。入院は…)
医師は原因は憩室に細菌や便が溜まることだと説明してくれた。
「治療は、まずは絶食と抗生剤の点滴、栄養補給の点滴ね… あ、二週間くらい入院ね、今日すぐに。これ、ひどくなったら外科処置だから。うちは外科ないから、そのときは転院ね」
(あー… やっぱり入院かー… 初めてなんだよ、入院は…)
かくして、人生初の入院はこのように決まった。
ネットで調べると、結腸憩室炎も軽度なら通院治療らしい。即日入院で手術をちらつかせるとなると、それなりにひどいってことかと反芻。
入院荷物を取りに、一旦家に帰ることにした。
いいなと思ったら応援しよう!
![Rucion](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25427993/profile_82435f4e256e54e449d9779c382018ef.jpg?width=600&crop=1:1,smart)