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俺は逆に「マジで酒を飲まない」ことで飲み会で目立とうとしている。

漏れは酒が飲めない。いや正確にはある程度は飲めるんだけど、飲み会みたいな会食の場で酒を飲むと、アルコールによる酔いが会食恐怖症の症状による体調不良と混ざり合ってものすごい気分が悪くなる。家で一人で酒を飲むことはできるんだけど、人前で飲むと「このまま気持ち悪くなって倒れたりしちゃうんじゃないか」っていう不安によって本当に気分が悪くなってしまう。不安障害みたいなものなんだと思う。知らんけど。

だから飲み会では毎回ソフトドリンクを頼んでる。
それを両親とかに話すと「上司のいる前で全く飲まないのは失礼だから一杯目くらいは頼んだほうがいい」とかふざけたことを言われる。アルコールを飲まないくらいで嫌われるなら嫌われた方がいいだろ。
もちろんある程度酒が飲めた方が周りと話が弾むし、それによって仕事とか交友関係の機会が広がるってのは理解できる。非常に不本意だけどね。なんだよアルコール代謝経路が強いと気に入られる社会って。代謝経路で人の好感度が決まるんだったら俺クソ痩せてるし体温高いから多分代謝めっちゃいいし俺のことも気に入ってくれよ。そうじゃなきゃ理屈がおかしいやん。ちょっと酒飲める程度でイキってるやつとかもどうせ下腹は出てるんだろ? 俺に土下座して歩けよ。俺の代謝の足元にも及ばないんだから。俺にアルハラするなら体重50kg切ってから来いよ雑魚が。
まあでも世の中お酒を趣味にしてる人は多いから、飲めた方が話も弾むしバーとか居酒屋とか一緒に外出する理由にもなるし、人間関係は円滑になるんだろう。それはまあしょうがない。そういうブームなわけだから。
でも「酒飲まないと失礼になる、場が盛り下がる」はちゃうやろ。盛り下がるかどうかはお前の捉え方次第じゃん。努力しろよ。
俺は努力してるよ。断固として一切飲まないことで逆に目立とうとすると言うキモすぎるライフハックを回してる。

飲めない奴が無理して飲もうとすると逆に気を遣われる。実際最近はアルハラとかに敏感になってきて、「無理して飲まなくていいよ」なんて言われる世の中になってきている。そんな中明らかに無理してとりあえず一杯だけ飲もうとしてるの丸出しの陰キャがいたら逆に盛り下がる。優しい社会になったように見せかけて、実際は「飲まねえ奴がいるとつまんねえ」と「無理して飲ませることもしない」が両立するようになったので、飲まない奴にとってはどう足掻いても詰む世の中になった。つまり俺が飲み会に参加してしまった時点でどうせ何やっても場は白けるので、開き直って飲まないようにしている。みんながそれぞれのアルコールの注文を言い終わった最後に一番変な名前のソフトドリンクとか頼んで逆に目立って覚えてもらおうとかしてる。どうせ飲めないんだったらむしろそれで堂々としてる方が注目を浴びれる気がする。アルハラが無くなったとはいえ、男性で全く酒を頼まない奴はまだまだ少ない。というか俺の周りで見たことがない。だからこそそこにチャンスがある。飲めないのに無理して飲んだって気は使われるし目立つこともないし飲めないんだから後日の交友関係も広がらないし何もいいことがないと思う。
断固として飲まないと逆に覚えてもらえる。大して飲めないのに中途半端に周りに合わせるってのが一番良くないんだと思う。

俺はアルコールを飲ませようとしてくる世の中への反抗としてこれをやってるわけだが、実際にこれで目立とうとすると「アルコールを飲ませようとしてくるやつ」の存在が必須になる。つまり「アルコール頼めよ」に対する返しとして平気でソフトドリンクを頼むから目立てるのであって、酒を飲むべき空気が一切ない空間では意味をなさない。俺の処世術が俺の嫌いなやつのおかげで成り立っていると言うのは不快でもありどこか爽快でもある。

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