るろうに剣心 The Final
私は大学生の頃から映画の感想を
TwitterやInstagramなどでよく投稿していました。
しかし、大学を卒業してからは自分の夢が映画などの監督ということを考え
また、仕事で映像に関わる人と実際に知り合い
一緒に仕事をしていく中で
色々考えて投稿をずっとやめていました。
ただ
今回『るろうに剣心 The Final』を鑑賞したことで再び映画に対する思いや感想等を自分の感じたままに
書きたいと思い、本日より再開しようと思いました。
ただの1個人の映画に対する投稿ですが
以前、私の投稿を見て「あの映画観に行くことにした!」と言ってくださる方々がいたことを思い出し、1人でも良いから映画を好きになる人が増えてくれたらと思い、また楽しくやってみます。
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邦画史上最高峰の実写アクション映画
私はまず、この映画を見終えてそう思いました。
大友町監督の作品はいつも大好きでたくさん
見ていますが、その中でも圧倒的な作品でした。
そう思う理由は以下のようなことからです。
・共闘
・迫力
・構図
・音楽
・繋がり
〈共闘〉
ネタバレをしたくないので
現時点では名前は書きませんが
この映画を観たい人々なら全員が沸くであろう
共闘が突然訪れます。
この映画内での関係性
プライベートでの2人の関係性
他の映画での2人の関係性
これら3つの関係性から共闘するシーンを
ファンが求めていることを理解しているような演出。
このシーンになった瞬間
劇場内では「うっっわ、、マジか」
「熱すぎる!!」「いや、えぐいわこの2人」と
日本の映画館では珍しく
観客が思わず普通に話してしまう程
観客の求める最高のシーンとなっていました。
〈迫力〉
私は迫力と言えばアメリカ。
特に世界で大ヒットした
MARVEL映画などのアクションはとても迫力があり
これぞ映画館で見なければいけない映画と人に
オススメしていました。
しかし
この映画のアクションはMARVEL以上なのでは…
と感動しました。
剣術の動きだけでなく、
役者さん達の身のこなしや
スピード感、武器の重量感までもが
伝わってきました。
言い方を変えると戦闘シーンは、
まるでアニメを見てるような感覚でした。
実写であり、アニメ以上の戦闘シーンは
この映画の最も魅力的な場面でした。
佐藤健さんの手が腫れていることに
気づいた方もいると思いますが、
その腫れが実際に佐藤さんが
稽古や撮影でそうなったのか
演出でそうしているのかはわかりません。
どちらにしてもそれ程までに細部にこだわって
作り上げた作品なんだということがわかります。
〈構図〉
私はこの映画の見応えをグッと上げている
要素の1つが構図だと思っています。
要はどのシーンも構図が綺麗で
そのシーンの意味をセリフや音だけでなく、
写真や絵画のように視覚から伝わってくる
シーンが多いと感じました。
もし、皆さんがこの映画を
いつかDVDやネットで購入して見る時には
ぜひ、ランダムにどこかで一時停止してみて下さい。
そのシーンを写真として見たとしても
おそらくとても良い構図になっていると思います。
〈音楽〉
私はいつも好きな映画の共通点として
邦画、洋画関係なく
サウンドトラックや主題歌がその映画の内容に
どれだけ合っているかという所を意識してしまう
傾向にあります。
皆さんも時々映画やドラマを見ていて
「なんであのシーンにあんな曲をかけたんだろ?」
「あのドラマ主題歌が合ってないよね…」
と違和感を感じたことはありませんか?
私はこの音と映像の不一致が気になってしまう
ところがあり、あまりにも不一致の時は
見るのをやめてしまいます。
しかし
この映画のサウンドトラックや主題歌には
違和感が全くなく、むしろ統一感があり
物語の情景を壮大に表現しているので大好きです。
主題歌を歌うアーティストが
シリーズで一度も変わらないという点が
最高だと思いませんか?
シリーズものではよくある
主題歌のアーティスト変更。
私も映像業界にいるので、色々な事情から
変更があるのは理解していますが
それが無いのがこの映画の気持ち良さや
また観たいと思わせる戦略の上手さだと思います。
ONE OK ROCKのるろうに剣心シリーズの曲を
どこかで聞いた時
皆さんはどんなことを感じますか?
「うわ、懐かしい!!」
「めっちゃるろ剣見たくなる!」
と言っている人が身近にいたことはありませんか?
いますよね?笑
あとはその曲を聴くとあのシーンが思い浮かぶ…
ということがありませんか?
〔るろうに剣心×ONE OK ROCK〕の関係性は
すでにこの領域にあり
曲を聴けば映像が頭に流れ
映像を見れば脳内で曲が再生される。
これがるろうに剣心シリーズを制覇している人々の
1つの特徴だと思います。
〈繋がり〉
シリーズ完結編となるThe Final では
これまでのキャラクターと剣心との繋がりが
きっかけとなり様々な場面転換が起こります。
繋がりがあるからこそ起こる問題
繋がりがあるからこそ解決できる問題
そういう観点で鑑賞するととても深い内容であり
実写アクションというジャンルではなく
ヒューマンドラマとしても濃い内容になっています。
これら5つのことから
私はこの映画によって改めて自分の夢に対して
これからどのように戦っていくか
自分の作品などに対しての
責任感と求めるクオリティー、伝えたいことを
さらに明確にしていこうと思いました。
いつか大友監督やこの映画の関係者の方々に
会う機会があったら
偉そうに感想や感じたことを書いていることを
謝罪すると共に、素晴らしい作品を
世の中に生み出して下さったことに感謝したいと
思います。
私も早く人に衝撃と感動を与えられるような作品が
作れるようにこれからもがんばりたいと思います。