第305回 ユニクロ・GU以外の話②
はじめに
前回はどちらかと言えば成功しているワークマンとアダストリアの話を書きました。ご興味のある方はお読み下さい。今回はどちらかと言えば失敗しているんじゃないかと思っている会社を名前を上げずに書いていきます。
ユニクロ・GUに破れた会社達
私の住んでいる田舎では、あるロードサイドの店舗が昨年撤退しました。そのお店に行きたければショッピングモールに行けばだいたい入っているので、いつでも行けますが、わざわざ行こうとは思いません。そのお店はユニクロが流行る前はお客さんがたくさんいたんですが、いつの頃か駐車場はいつもガラガラでした。
そのお店にも1年に1回ぐらいは見に行ったんですが、いつも買わずに帰りました。何がいけないというわけではなくユニクロでいいよねと思ってしまいますし、なんとなく割高に感じていました。
昔はデニムのパンツはリーバイスとかエドウインとか言う感じだったと思いますが、今はユニクロで半分の値段で買えます。しかもそのデニムの生地は日本のデニム生地のメーカーのカイハラ社です。そういう商品のブランド化が成功すれば、当然やられた会社はあります。
しかも若い子はデニムをはかないそうです。なのに、店舗の奥の棚にはデニムがたくさん並んでいるわけです。スラックスなども置いてありますが半分以下ですね。
当然、そういう会社も自社ブランドを作っていますが、ユニクロみたいに全品自社製品ではありません。そういうところの自社製品ってどうですか?全く同じ白のシャツなら自社製品でも良いですが、なんとなくナショナルブランドの方に手が伸びませんか?その証拠として、いつも割引商品には自社ブランド商品が並んでいました。
大きい声では言えませんが、こういうお店はスーパーマーケットの二階の洋品コーナーと変わらないです。それでも、潰れずにこの会社は頑張って上場はしています。
前回の会社との違い
私はユニクロはアパレルの王者だと思っています。当然、王者の真似や王者が現れる以前の商売をしていても勝てる訳ありません。だからユニクロと違うことをやっている以前お話した2社は良いと思います。ワークマンなら作業服から得た高機能化とユニクロよりも低価格商品。アダストリアなら多ブランド化してコンセプトを増やしてお客様にブランドで選んでもらう。
あと上場はしていませんが、アース ミュージックアンドエコロジーでブランド展開しているストライプインターナショナルは面白い会社ですね。ユニクロの柳井会長との対談話も面白かったです。
まとめ
ユニバレ何ていう言葉が以前あったようにユニクロの洋服を着ているのが恥ずかしい、ユニクロ以外の洋服を着たいと思っている人は多いと思います。その中にはZARAとか海外のブランドもありますが、やっぱり着てみると日本ブランドのサイズがしっくりきます。探してみるとこれから伸びてくるアパレルもあるかもしれませんよ。
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