第306回 海洋資源の話

はじめに

 ニュースを見ていると何年かに1回ぐらいに海洋資源のニュースが出ます。レアメタルがあった、天然ガスがあったなんて話を聞きます。そうすると海洋掘削のできる銘柄の選定が始まり買われます。そのあたりの話をしていきたいと思います。

あるにはあるが・・・

 海洋資源は四国沖とか沖ノ鳥島辺りとかいろいろなところにあると言われています。あると言われていますが、実際は採掘していません。なぜ、採掘していないかと言えば採掘しても採算が取れないからです。
 採算が取れないものを掘っても仕方ありません。買ってくれる先があってこそ掘る価値があります。

 一つ例を上げれば、今回の原油が上がったときではなく、以前に原油が上がった時にカナダのサンドオイルからオイルを産出しました。確か1バレル=100ドルを超えてくれば採掘の準備をしてもっと上がると採掘したと思います。それはその価格で売っても採算が取れるからです。ただ、下がってきた時には停止しました、掘れば掘るだけ赤字になるわけですから。

 あと掘らない理由があります。それは近隣諸国に配慮しています。太平洋側なら関係ないと思いますが、近隣諸国がうるさいのか?勝手に日本政府側が忖度しているんでしょうね。
 テレビで言っていましたが、実は秋田県沖にも天然ガスがあるそうです。潜ってみるとぷくぷくガスが出ているそうです。この場所は採掘が簡単らしいのですが、地中の埋蔵量などがどうなっているかわからないので掘らないそうです。

 だから、相場もすぐに沈静化します。あることを確認しただけで採掘するとは言ってません。これが採掘を始めるとなったら大ニュースです。

あることが大事

 では、なぜこういう調査が行われるのかと言えば、将来へのためと他国への牽制でしょうね。ない国に売るときに足元を見られます。だから、日本にも実はありますよとアピールしておくのが大事です。

まとめ

 海洋資源の話は投資の話としては面白いネタです。ただ、瞬発力と継続性がありません。でも、投資を始めたばかりの人にはそういうことはわかりません。対象銘柄を買ってもいいと思いますが、それも経験の一つです。
 この文章が誰かの役に立つと嬉しいです。

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