作家は自己中ブーメラン
2021.02.21.6:06
作家というものは自分勝手だ
なぜ突然そんなことを言い出したのかというと、ぼーっと考えながらパズルゲームをやっていた時に頭に浮かんできたのだ
わたしが好きな谷崎は、本人がどのつくエムだから、性癖の小説を書いていたわけで、それが特別な人々の心に刺さり、ヒットしたわけである
他の作家も、自分の考え、はたまた想像や妄想を文にして、私たちに訴えている
その訴えが世の人々に刺さるか、刺さらないか、はたまた国語の授業で取り扱われるかどうかは運も関係してくるところであろう
私は文を書くが、他人の文を読むのが苦手、好きではないのはここからきている
何故、他人の思いを押し付けられて、それを読まなければいけないのか
イライラしてきてしまうのである
しかし文を書くものとして、他人の書物を読まないのはご法度みたいな空気がある
沢山ものを読む人間があたかも天才です、頭がいいですという風潮だ
統計的にそうなのかも知れない
私たちの想像力は、文章を伝って大きく広がるものだとも言えるが、決してそれのみと言うことはないだろう
だがやはり、今考えると書物を沢山読んでいる人間の方が読んでいない人間より想像力は豊かで、より物事を知る機会が多いと思いを考え直した
数秒前の自分の意見を変えるのだから、やはり私も自分勝手な人間の1人である