記憶と壁紙 第19回　秋の気配に （2014）

これは、わたくしミヤタジロウの作業用HDDに蓄積された古いイラストファイルを発掘、手直しして4Kサイズの壁紙にリメイクしてゆくという試みです。
記事自体は無料でも全部読めますが、ご購入いただくと今回紹介しているイラストのPC用壁紙（4Kサイズ)をダウンロードできます。

昔からそうですが、この時期になっても「残暑」「真夏日」という言葉がテレビとかラジオの天気予報でワーワー飛び交いがちですが、いくら暑くなっても、真夏はもう終わりなんだって、やっぱなんかお盆を過ぎたら解るんですよね。どんなに強い日差しが降り注ごうが、季節外れの台風が南洋からじっとりとした湿気を運んでこようが。何気なしにぼくらはお日さんの角度の変化からも敏感に季節を感じ取ってるんでしょうね。知らんけど。

そんなどうでもいい話はおいといて、もっとどうでもいい話をしましょうか。

今回のイラストはこれです。作成日は2014年8月1日。なんでしょう、この年は冷夏だったのかなんなのか。いくらぼくでも8月1日に秋の気配を感じてるわけがないので、なんか季節を先取ろうとかいう魂胆でもあったんでしょうか。この絵を描いた経緯は全然思い出せません。

多分なんですけど、2010年に「アルティメイト・ベスト・オブ・ボビー・コールドウェル」というCDのジャケットのお仕事をさせて頂いたんですが、これの雲の感じをもっぺん描き直してみたかったのでは、という推測。

そうなると、上記の絵の元になった↓こいつ↓は元の元の絵ということになるな。ちなみにこれは2007年作ですね。この頃はまだ手描き+Photoshopでもやってました。

ああー。この絵もなんかリメイクしたくなってきました。こうやって考えると、出来はどうかというのはおいといて、ちゃんと描きたい絵がまだまだいっぱいあるな。生きてる間にあと何枚ぐらい仕上げられるんだろう。

ちなみに今回のやつ、ぱっと見大した変化がないように見えますが、実は結構いじりたおしております。端的に言うと無駄でしたね。なんも変わってない。

今年も夏は、いつもと同じように、自動的に雲の向こうへと過ぎ去ってゆきます。

そしてこんなベタナギの中、彼女は何を思い、何を待ち続けているのでしょうか。
波なんてもう来ないというのに。

なんかまあそういうことで。全体像です。

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