記憶と壁紙　第10回　冬の朝 （2011）

これは、わたくしミヤタジロウの作業用HDDに蓄積された古いイラストファイルを発掘、手直しして4Kサイズの壁紙にリメイクしてゆくという試みです。
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今回の元絵はこちらです。

性懲りも無く、また年賀状がベースとなっております。2011年の年賀状であるにもかかわらず、ファイル作成日は＜2011年1月9日 日曜日 1:28＞となっており、今回もお年賀としてはあんまり間に合っていなかったようです。

この絵ですが、本当はこんな感じで行く予定でした。ヨットハーバーの初日の出的な？しかし賢いですね。ちゃんと季節感を守って。干支？カモメですよ？

ちなみにこれ、近所の大和川で撮ってきたこの写真を元に起こしております。昔からよくやっていたんですが、近隣の見慣れた風景の中、あの坂や土手の向こうに海が広がっている平行世界。そんな妄想を具現化した感じです。

そうして絵は完成したものの、決定的になにか物足りなく感じたので、人物を描き足すことにしました。しかしというか、いつもの事なのですが。人物像や服装などを考えるのが急激に面倒になりはじめ、時間も無いのでとりあえず第9回で紹介した2004年の年賀の女の子の設定を丸々持ってきました。もちろん、7年の月日を経ているのでそれなりに成長した風に。当然あそこに居た犬も持ってきた。ボードも。というのがことの次第です。
あと、手を指までちゃんと描くのが面倒なので、マグカップを持たせています。

そうそう、ついでに思い出したことなんですが↑↑の絵、クリスマスカードでも作ろうかと思ってクリスマスカラーの服を着せたのでした。そうだったそうだった。結局クリスマスどころか正月にも間に合わなかったんですが。※過去記事参照

そんな、ぞんざいな設定を受け継いでたたずむ彼女の目にはどんな景色が映っているのだろうか。そして御来光サーフィンの後の、冷えた体に熱いコーヒー。良いですね。

経験ありますけど、寒さに弱いぼく的にはやっぱもうやっぱ「寒い！」しかなかったですね。ドライスーツなんか持ってないし奥歯ガチガチいいすぎてアゴも痛いし全部の爪紫になってるし感覚もないですしとにかく焚火こそが大正義。
あとバスタオルの異常な暖かさ。襲い来たる激しい眠み。

そんで2020年の今までずっと、この絵を見るたびに思ってたんですよ。育ち盛りの娘がずっと同じ服着てるって何？と。
自分でめんどくさがって同じ服着せといて申し訳ないのですが。
ということで今回、9年越しですね。思い切って衣装替えを敢行。

いうてもやっぱ服装考えるのって面倒なので、シンプルに某有名メーカーのっぽいフリースを着せて無事、事なきを得る。同じ事2回言う。

あと顔も。普段は描かないんですが、4kということで眉毛や睫毛等も描きこんでみたり。それと、今回は人物の立ち位置も変更しました。

犬様はそのまま毛並感だけ若干アップ。

ということで、全景です。

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