台湾の旅 1
今年の正月休みに2泊3日で台湾へ一人旅をしてきた話です。
正月は友人と会う予定だったのですが、急遽キャンセルになり丸々3日間空きができたので、前々から行きたかった台湾に行くことにしました。
出発の5日前に航空券を予約したのですが、LCCで往復2.5万円くらいで取ることができました。
台湾の1月はしっかり冬だと聞いてましたが、僕が訪れたときの気温は20℃超で、3日とも晴天に恵まれたこともあり半袖Tシャツ1枚で過ごせました。
台北の桃園空港に着くとまずATMでキャッシングし、交通系ICカードと中華電信のSIMカードを購入します。
中華電信のSIMは5日間ネット使い放題でNT$300(約1,000円)という安さなので、短期滞在の人にはおすすめです。
こいつのおかげで長時間の電車とバス移動の間も退屈せずに済みました。
最初の目的地である日月潭(リーユエタン)という湖に向かいます。
空港からMRT(メトロ)で高鐵桃園駅、そこから新幹線で台中まで1時間、さらにバスに乗り換えて1時間半。
ラジオを聞きながら車窓を眺めているとあっという間に到着しました。
夕刻の日月潭が綺麗だと聞いて楽しみにしていましたが、到着したのは夜7時で既に日が暮れていました。
ホテルにチェックインし、次の日に備えて眠りにつこうとしましたが、初めての土地に来た興奮でなかなか寝付けませんでした。
翌朝、目を覚ますとすぐにベットから抜け出して湖を囲む遊歩道を散歩しました。
日月潭は台湾最大の湖で、避暑地として人気の場所です。
湖の北側が太陽の形、南側が月の形をしていることが名前の由来だそうです。
朝靄に包まれた山と湖がとても幻想的でした。
朝食後、日月老廠(Antique Assam Tea Farm)へ向かいます。
日月潭からバスで一駅のところにある、工場が併設された紅茶農園です。
風通しを良くして室内が蒸れないように大きな窓がたくさん付けられています。
タイミングが悪かったのか、工場での作業の様子は見られませんでした。
お土産に紅玉という品種のティーパックを買って帰りました。
茶葉の風味が力強くてとても美味しかったです。
湖に戻るためにバス停で待っていると、乗る予定だったバスにスルーされ、自分が今海外にいることを思い出しました。
次のバスが来るまで40分待ちましたが、穏やかな天気と綺麗な景色のおかげで不思議なくらい腹が立ちませんでした。
日月潭に戻ると、自転車をレンタルして湖の周りを走りました。
湖の周りにはサイクリングロードが整備されています。
クロスバイクを借りることができたので、ママチャリで走る他の観光客をどんどん抜かすことができてとても気持ちよかったです。
きれいな湖を眺めながら自転車を漕いでいるとき、僕はこのために生きているんじゃないか?と思うくらい幸せでした。あの感覚をもう一度味わいたいです。
晴天の元、自転車で汗をかいた後にカフェで飲んだカルピスが今回の旅行で一番美味しかったです。
後ろ髪を引かれる思いで、再び台北へと向かいました。
つづく。